心を動かすトルテカの知恵の5つの言葉

心を動かすトルテカの知恵の5つの言葉
Valeria Sabater

によって書かれ、確認されています。 心理学者 Valeria Sabater.

最後の更新: 21 12月, 2022

トルテカの知恵は文明の魔法のような輝きをもたらします。そのビジョン、神話、伝説が、ナワトル族とその秘密へと私達の興味をそそるのです。また、近年になって「四つの約束(The Four Agreement、未翻訳)」などの本も多数出版されています。これらの本が、知識に溢れていた過去へと私達を近づけてくれます。

面白いタイトルの「ケツァルコアトルとメソアメリカの創造神話(Quetzalcoatl and the creation myths of Mesoamerica)」では、トルテカが作り出した高度に洗練された文化について書かれています。階層的軍事システムに従い、人は戦士になりましたが、人類学的、神話的で文化的な印がメソアメリカには残っています。

 

「選択は一度しかない。戦士になるか、普通の人であるか。二度目のチャンスは存在しない。少なくともこの地球上には。」

-トルテカの道-

 

トルテカ人はトルテカヨートルの最高域まで達したと言われています。これは、世代から世代へと口頭伝承されてきた「ウェウェトラトリ(Huehuetlatolli)」という決まりごとにのっとり、調和のとれた生き方という立派なアートを指しています。

旧世界にはヒンドゥー教と仏教がありましたが、古代メキシコでは、トルテカの知恵を伝えるトルテカヨートルの哲学、知恵の産物、宗教がありました。その結果、素晴らしい言葉の数々が残っているのです。

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トルテカの知恵の言葉

ミゲル・ルイスの「四つの約束」などの本に小さな知恵の数々が載っています。人類学の歴史の一部となっている文化の広大な視点を持つために、興味の幅を広げ、様々な本を読んでみましょう。

これは同時に分かっていない部分も多く、もっと情報が必要な遺産でもあります。

 

1.真の責任

この言葉が有名なのは「四つの約束」にあるためです。これは、とてつもなく大きく、有用なものです。少し考えてみましょう:あなたは何事にも100%本気で取り組んでいますか?

いつもではないでしょう。また、120%の力を注ぐこともあります。これはポジティブではなく、無駄な疲れを感じることになります。自分の力を調整し、理解し、自分のもつベストを発揮することが大切です。それ以上でもそれ以下でもありません。

 

「状況がどうであれ、ベストを尽くそう。それ以上でもそれ以下でもなく」

-四つの約束-

 

2.恐怖が障害になる

トルテカ族は勇敢で力の強い勢力の一つで、最終的には、現在のサカテカスからユカタン半島の南東まで支配しました。アステカ族はトルテカ族を憎んでいたと言われていますが、トルテカ族には、トルテカヨートルにならう2つの大原則がありました:憎まないこと、そして、恐れないことです

憎しみと恐れが人の目を覆い、耳を塞いできました。何かを達成することはできず、人の能力と強さを縮小させたのです。

 

「勇気をもって進もう。恐怖が真実に対して耳をふさがせると頭に入れて。」

-生と死のトルテカのアート-

 

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3.言葉のもつ力

「正しい方法で言葉を使おう。愛を伝えるために言葉を使おう。まず、自分から白魔術を使おう。言葉に無実でいよう」

-四つの約束-

トルテカの知恵でよく知られたものの一つで、言葉の力を思いださせてくれます。言葉は創造的で、物事を結び付け、育み、絆を結び、知識を伝えるものです。誤った言葉や目の前の人へつい言ってしまった言葉が人に与えるダメージは大きいことを忘れてはいけません。

私達を人間にするものを正しく使いましょう。それが言葉です。脳や心のフィルターを通らずに出てきてしまうことがあります口から出す際には十分気をつけましょう。

 

4.内なる知識と自由

「人の可能性はあまりに大きく不思議であり、理解できるはずがないことを分かっていて、魔法使いはそれについて考えるより実際に探求することを選んだ。」

-トルテカの道-

自由とは、実際には自分に忠実であろうとすることです。とくに目的地もなく戦士のように振舞うことに自分を制限してしまうことがよくあります。自らの本質や自分を囲むものの性質を理解できずに、流されてしまうことがあります。

芸術家のような生活スタイルを取り入れることも必要です:自分の内なる世界や、素材、自分を囲んでいる要素を知ろうとするスタイルです。その結果、この2つを組み合わせた時、最も美しいアートを創造することができるのです。

 

5. 何事も個人的に受け取らない

「それが良くとも悪くとも、人の意見には影響されないほうが良い。」

-四つの約束-

 

言葉や態度、状況を私達は何らかの形で個人的に受け取ってしまったことがあるでしょう。その結果、自分が苦しんだり、また、人の獲物になり、操作や遊びに踊らされてしまったこともあるかもしれません。この苦しみの力学にはまることに、何か良いことがあるでしょうか?

明らかに何もありません。上にも述べたように、トルテカは自由の原則を高く評価し、逆に人の言動に注意を払うと自分を抑圧してしまうと言います。自己愛をもって、人と個人の世界の切り離し方を学び、自分の責任は自分で持つよう心がけましょう。

最後に、これらのトルテカの知恵の言葉は古くも、おかしくもありません。その反対です。トルテカヨートルの哲学の原則は、今日にも役立ち、刺激になるものです。心にとめ、自分のものにしましょう。

 

「この戦いはここ、地球にある。私達は人間である。何が待っているか、どんな力を秘めているか、誰にもわからない。」

-トルテカの道-


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