ネガティブ思考を止める7つのストラテジー

ネガティブ思考を止める7つのストラテジー
Gema Sánchez Cuevas

によってレビューと承認されています。 心理学者 Gema Sánchez Cuevas.

によって書かれた Eva Maria Rodríguez

最後の更新: 21 12月, 2022

ネガティブ思考を止めるのは簡単なことではありません。そしてネガティブになってしまうのも簡単です。特に、そういったネガティブな考えは溜めこみやすく、やがて情報を処理するフィルターに影響を及ぼしてしまう足枷となるのです。またネガティブな考えは、まるで雪玉が転がって大きくなるようにくっつき合います。そうすると、小さく無害な考えだったものは、気づくことなく、無意識に、感情や行動そして他の思考を汚染する巨人へと変化してしまうのです。

雪玉が転がり大きく速くなるように、ネガティブ思考もエネルギーや強さを奪っていきます。ネガティブになればなるほど、その思考は強力なものになり、一旦転がり始め、大きくなった雪玉を止めるのが困難なように、動き出したネガティブ思考を止めるのも難しくなるのです。

「転がりだした雪玉を止める為に、時間内に行動するのは良い戦略です。そうすると、後で目標を達成する為の余計な努力が少なくて済むのです。」

私達は何をすべきか

人生に挑戦はつきものです。それは多くの場合、考える暇もなく始まったり、絶え間なく続くことがあります。そう考えると、ネガティブや負け組的な考えの出現は至って一般的です。しかし、それに固執することで、生活の質を下げたり、自分自身の過小評価へと繋がってしまいます。このようにわざわざ自尊心を傷つける必要はありません

「あなたの中にあるネガティブ思考、それは、あなたが自分の為に作った檻から来るものです。自分自身を檻から解放する事で、あなたの考え方を変えてみましょう。」

うつむく男性の肖像

時に、ネガティブな思考はあなたを傷つけ、あなたの行動を形成します。そうすると、あなたはやがて絶望的な行動しかとれなくなります。また、可能性があっても、物事を諦める癖がついてしまったり、最終的には私達の決断や決意を悪い方向に変えてしまう傾向があるのです。

では、なぜ傷つけてくるのにもかかわらず、私達はネガティブ思考を止められないのでしょう?問題は、初めてネガティブ思考を持った時、適切な処置をしなかったからです。例えば、誰かがネガティブ思考や不安に対処する時、「電源を切る」とします。それは、さらに大きなネガティブな思考を生み出し紛らわすという一つの戦略ですが、良い対処とは言えません。

また、このような思考を持つと、別の奇妙な現象も起こります。ネガティブ思考を止めなければいけないと分かっていても、それを実際に行うのは難しいです。考えれば考えるほど、それは姿を現すのです。そうして、あなたはそこに固執してしまい、気分が落ち込み、精神衛生に深刻な危険を及ぼす可能性があるのです。

ネガティブ思考を止める方法

では、この考えを止めるにはどうすればいいのでしょうか。正直に言うと、完全に防ぐことは出来ません。ネガティブ思考は、脳の中ではじけるひらめきのように、時々現れることもあるのです。大事なのは、いつ自分がネガティブ思考をしているか認識し、いつそれが現れるのかに気づくことです。

「ネガティブ思考に気づくことが、ネガティブ思考を止めることへ繋がる。」

これから記載する7つのストラテジーを実践し、ネガティブ思考を止め、ポジティブ思考になれるよう役立ててみてください。

1.あなたの思考を観察する: ネガティブ思考は基本的に、認識の歪みや、不合理な思考パターンから生み出されるものです。これらを第三者の目線で観察してみてください。それらの考えがあなたの心に住みつかなければ、やがて見えなくなり、消え去っていきます。ネガティブ思考を一旦受け入れて、解放してあげるのです。

止まらないネガティブ思考

2.心配な疑問についてもう一度整理してみる深く心配することは、強迫観念の一つです。人は心配がある時、よく考える事が物事を解決することに繋がると思ってしまいます。しかし、それは無意味なことです。解決方法を見つける前に、自分の頭の中に作り出してしまった思考を取り除く必要があります。それらを取り除いた後に、さらに問題に過敏にならないことが大事です。

3.思考にとらわれず体を動かしたり行動を起こす: 思考の罠に引っかかってしまったと思ったら、行動を起こしましょう。あなたの心が苦しんでいる時、ポジティブ思考を目覚めさせることは簡単な事ではありません。そういう時は、散歩やランニング、ダンス、またはヨガなどを行ってみましょう。その際、考えることを無理に止めなくても大丈夫です。体を動かして、あなたの心に新たな場所を設けてあげてください。

4.ネガティブ思考を引き起こす要素を避ける: 歌や絵、活字、テレビ、特定の人物など、何かがあなたのネガティブ思考を引き起こしていると感じたら、それを避けてみてください。その代りにあなたに喜びを与えてくれる要素を周囲に置いてみましょう。あなたを犠牲にする必要はないのです。

5.ポジティブ思考をもたらしてくれる人や経験に囲まれる: あなたが見るものや聞くもの、読むものがポジティブだったり、周りの人がポジティブだとネガティブ思考に距離を置くのが簡単になります。楽観的なものに囲まれることで、ネガティブ思考を除去するのです。

お祝いする若者たち

6. ネガティブに考えていた物事や状況に対し、ポジティブな思いや言葉を繰り返す: ネガティブ思考は癖になる傾向があります。そういった思考に侵略される代わりに、ポジティブな癖を作ってみましょう。楽しい事や嬉しい事を思い出すことで、ポジティブを保つことができます。紙や服、パソコンや携帯電話の待ち受け画面にそういった言葉を残すのも良いこです。

7.誰も完璧でないことを忘れず前進する失敗にとらわれるのは簡単です。しかし、あなたが出来るのは、その失敗から学び、前進することです。どれだけ心配しても何も変わる事はありません。もし、あなたの短所が、あなたにネガティブ思考をもたらすのであれば、長所に注目してみましょう。変化が感じられなければ、自分が何を持っているかはっきりさせることが大切です。

思考は永遠には生きられない

ネガティブ思考は、繰り返し生み出さなければ、一時的であったり、短期的なものです。この思考には本当の力は存在しません。私達が力を与えなければ、傷つけてくることもないのです。ネガティブなスイッチをオンにしてしまうと、それらの思考はあなたにとって困難と変わってしまうのです。そして、それは考えではなく、癖となるのです。

自分の持つ思考や考え方は全て自分の責任です。その思考がどこから来たのかは関係ありません。大切なのは、嫌なものには見向きもせず、嫌な考えが消えるまで良い環境を持つことです。ネガティブ思考が大きくなりあなたを侵略する前に、しっかりそれを検知して対処するよう心がけましょう。


引用された全ての情報源は、品質、信頼性、時代性、および妥当性を確保するために、私たちのチームによって綿密に審査されました。この記事の参考文献は、学術的または科学的に正確で信頼性があると考えられています。


  • Bailey 2nd, J. A. (2003). The foundation of self-esteem. Journal of the National Medical Association95(5), 388.
  • Barrett, L. F., Mesquita, B., Ochsner, K. N., & Gross, J. J. (2007). The experience of emotion. Annual review of psychology58, 373.
  • David, S. (2020). Agilidad emocional: Rompe tus bloqueos, abraza el cambio y triunfa en el trabajo y en la vida. EDITORIAL SIRIO SA.
  • Hayes, S. C. (2020). Una mente liberada: la guía esencial de la terapia de aceptación y compromiso (ACT). Ediciones Paidós.
  • O´Connell, M. (2018). Una vida valiosa: los procesos de la terapia de aceptación y compromiso. Ediciones B.

このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。