恋愛の悩み-別れるかどうか悩んだら

恋愛の悩み-別れるかどうか悩んだら

によって書かれた Alejandro Rodríguez

最後の更新: 22 12月, 2022

誰でも人生で一度は恋愛で悩んだことはあるでしょう。恋愛は時に繊細さや注意深さ、忍耐力が求められることもあります。「このままこの人とずっと付き合っていてもいいのだろうか」と自問自答してしまう局面があるのも、仕方ないのかもしれませんね。

恋愛に関する悩みは決して珍しくはありませんが、いざ当事者になるとどうすれば良いのか分からなくなってしまうのではないでしょうか。そして一度悩み始めると、どうしても悪い方向に考えてしまいがちです。「相手に疑いの気持ちを持ってしまうということは、そもそもこの人は自分には合っていないのでは?」「今は上手く行っていたとしても、いつか別れることになるのでは?」と考えてしまうことも。

猜疑心というのは、実は大きな問題の兆候だったりするものです。もしかしたら今の相手はぴったりな人ではないのかもしれません。ただ、恋愛というものに対して非現実的な期待を持っていたことが原因で、相手に疑いの心を抱いてしまうこともよくあります。

その場合、不安な気持ちは大きな問題のサインなのではなく、自分自身の問題であるということになりますね。この記事では、そのような恋愛における疑いの感情にどのように対処していくのか、2つの観点から解説していきます。

どうして相手を疑ってしまうのか?

恋愛における「相手を信じられない」という気持ちには様々な原因が考えられます。単純に健全な関係を築けているかという問題だけでなく、もしかしたら改善すべきことがあるのかもしれません。一般的に、パートナーを疑う気持ちは、以下のようなシチュエーションで発生することが多いです。

  • 外的、もしくは内的な変化が起こったとき
  • 二人のどちらかが別の異性に興味を持ったとき

この二つのシチュエーションについて、もう少し詳しく見ていきましょう。

ハートを指でさわる女性

二人の関係性に変化が起こったとき

恋愛映画は、実際の恋愛について多くの誤解を生みがちです。物語は二人の出会いで始まり、相手への気持ちは最高潮に達します。お互いがお互いを自分にぴったりで最高の相手と感じ、一日中夢見るような笑顔で見つめ合いながら過ごす、というのもありがちです。しかし、映画は実際の恋愛ではその後に何が待っているのかを見せないことも多いです。

新しい人と付き合い始めたばかりの時は、相手が好き過ぎて相手の良いところしか見えないことがあります悪いところが出てきても見て見ぬ振りをしてしまうのです。こうして、付き合い始めの数ヶ月間は非常に満たされていることでしょう。

それでは、その幸福感に一体何の問題があるのかというと、浮ついた気持ちにはいつか終わりが訪れるということです。最近の研究で「Limerence(リメレンス)」と称されるこの恋愛初期の気持ちは、3ヶ月から1年ほど持続することが分かっています。

その時期を過ぎると、感情に変化が訪れ本当の意味で愛が芽生え始めます。これはあくまで自然な心理現象なのですが、当初の盲目的な気持ちが薄れていくことに焦りを感じてしまう人もいます。こうして、相手との関係性に疑いの心を持つのです。自分の気持ちに疑問を感じることもあるでしょうし、相手を疑ってしまうことも、その両者を経験することもあります。

もしこのような気持ちが自分の中に生まれても、それは自然な感情ですから、心配する必要はありません。ここで大切なことは、相手とのコミュニケーションと良い信頼関係を育もうとする姿勢です。また、長期に渡る相手への情熱を維持する努力も必要でしょう。一部の学者の間では、長続きする恋愛には大きな3つの柱があると言われています

同じことは、人生の転換期についても言えます。良い関係性を保つためには二人がチームとして協力し合う必要があるのです。恋愛にはアップダウンが付き物ですが、そのバランスを崩さないように、そしてできるだけオープンにものが言い合えるようにできれば、二人の関係はもっと強いものになっていくでしょう。

もし別の人を好きになってしまったら?

またしても、ハリウッド映画に影響を受けてしまっている人が多い問題ですが、恋人以外の異性に興味を持ってしまったり、新しく魅力的な人物と出会ったりすると、心が揺さぶられてしまいます。しかし、それで二人の関係は終わってしまうのでしょうか?必ずしもそうとは言えません。

抱き合う男女

実際のところは、相手がいても他の人が気になってしまうこともあるはずです。しかし、そんな一時的な軽い気持ちに流されないという、相手に対する責任もあります。

ですから、もしも誰か別の人が好きになってしまったことで、今の付き合いに疑念を抱いてしまったら、一度立ち止まって深呼吸してみましょう。今の関係が直ちに終わってしまうということはありません。ただし、別れるかそのまま今の相手と付き合い続けるのか、その先の決断をできるのは自分だけです。一時の感情の移ろいに流され過ぎず、できるだけ合理的に考えられると良いですね。

もちろん、ただの浮気ではなく不倫の場合は、この限りではありません。自分の相手に対する恋愛感情だけの問題ではなく、相手の信頼を大きく裏切ることにつながります。二人で良く話し合い、もう一度関係を築き直すのか、いっそ別れてしまった方が良いのか、じっくりと考えてみることが大切です

悩む女性

引用された全ての情報源は、品質、信頼性、時代性、および妥当性を確保するために、私たちのチームによって綿密に審査されました。この記事の参考文献は、学術的または科学的に正確で信頼性があると考えられています。


  • Illouz, E. (2009). El consumo de la utopía romántica: El amor y las contradicciones culturales del capitalismo (Vol. 3053). Katz editores.
  • Murray, S. L., Holmes, J. G., Griffin, D. W., Bellavia, G., & Rose, P. (2001). The mismeasure of love: How self-doubt contaminates relationship beliefs. Personality and Social Psychology Bulletin27(4), 423-436.

このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。