不安が引き起こす疑問

不安が引き起こす疑問

最後の更新: 09 12月, 2017

不安は、周囲に脅威や危険があるという意識がもたらす状態です。 さらに、生き残るためには、不安から離れる、もしくは直面しなければなりません。

現在不安は、それを引き起こす生理的症状と、その症状が私たちの自由を妨げてしまうことから、感じるべきでない負の感情だと考えられています。 しかし実は、うまく管理されていれば、不安は健康で適応力のある感情であり、それなしでは私たちは生き残ることはできません。

今日、世界中の多くの人々が不安に苦しんでいます。不安はさまざまな形で現れます。しかし、それらのすべてに共通して1つの事実があります。不安を経験した人は、現実を恐ろしいもの、脅威、または壊滅的なものが起こるものだと解釈するのです。

不安を持つ人は、何か悪いことが起こると確信しています。そしてそれに対して備えようとします。そこから逃げ出して自分自身を安全に保つ、あるいは戦い、防御するのです。

通常、不安によって作られる否定的な考えは、質問の形式をとります。これらの質問は、自分の承認、達成、確信などを確認しようと現れるものです。

こういうわけで、不安という感情は私たちの目標を達成するのを助ける機能を持っています。 不安には、逃げるか攻撃するかです。そしてそれはあなたが決定するものです。 しかし、心配が私たちを襲うとき、落ち込んだ感情はもはや役に立たないことがわかります。 代わりに、心配は私たちの目標の達成を妨げ、私たちは挫折してしまうのです。

これを避ける方法は、私たちの行動の仕方を変えながら解釈を変えることです。 そのためには、私たち自身の意識を理解する必要があります。 それを問い、議論し、真実と現実に基づいて意識を変えていくことが必要なのです。

不安の質問

不安は、私たちに警告するような質問を投げかけ、生理的な反応を引き起こすことを述べました。これらの質問は、現実をフィルタリングするための否定的な疑問である傾向があります。なのでもちろん、実際には危険性が低いものを、必要以上に脅威として見る可能性があります。

緑の目の女性と蝶

普遍化された不安:もし〇〇が起きたら…?

不安は、 可能性がほとんどないものに捕らわれる傾向があります。しかし、不安が普遍化されてしまうと、危険への恐怖が日常生活の中の様々な状況に及ぶのです。これは私たちの日常生活を大いに邪魔してしまいます。

例えば、もし〇〇が起きたら?という質問が何に対しても(子供、パートナー、生活環境、仕事など)現れます。 こうなると、長い警戒状態を強いられ、肉体的にも精神的にも安静することができなくなります。

これは、心配する必要があるように感じ、起こりえないようなトラブルを防ぐためです。そして結局、私たちを侵略する「心配」自体が本当に心配すべきものであることを知ります。

パニック障害:私が心臓発作を起こしたら?もし私が狂ったら?

人々は、自分がパニック障害を持っているのではと不安を感じています。それは、自分の影を恐れている子供のようなものです。走れば走るほど、影が後を追ってくるのです。

不安が起こす生理的現象の中でも極端な症状は、さらに不安の原因となります。これらは特定の病気に似ているように見えるかもしれません。また、自分が狂ったり死ぬだろうと思うかもしれません。公衆の場で失神することや、自分自身が馬鹿に見られること、大声を立てることを恐れる人がいます。そのため外出を避け、公衆に対する恐怖症を持つことになります。

うつ病:末期症状と診断されたらどうなるか?

もうお分かりのように、うつ病の場合、病気になる可能性への恐怖が不安を煽ります。 そして死について考える事すらあるのです。 この恐怖を緩和しようとするために、何度も何度も検査を受けたり、もしくは医者に行くことを避けるようになります。 こうすれば、たとえ私たちが実際に病気であっても、それを知ることはなく、その恐怖に耐える必要がないからです。

社会不安:私がうんざりさせてしまったら?私が恥ずかしがり屋であることがばれてしまったら?

内なる悪魔のような存在である社会不安は、もし私たちが何かを言わなければ周りは何と思うか、もし私たちがうんざりさせてしまったら?など、絶えず尋ねることにあります。

不安を感じる女性

この疑問が長く続くと私たちを恐怖に陥れます。恥や汗、吃音のせいで顔を赤らめ、また、これらの症状に他の人々が気づいてしまうことを恐れます。そのため、自分がさらに「弱い」ような気分にさせてしまいます。結局、唯一の選択肢は、このような「危険な状況」から逃げ出すことです。

不安は小さな内なる悪魔です

このように、不安は私たちを警戒させ、汗をかかせ、震えさせ、顔に血を登らせたり、吐き気を引き起こす小さな内なる悪魔のような存在なのです。 この悪魔は、私たちに否定的な質問をします。また、現実のすべてが危険であり、逃げなければならないことだと私たちに伝えたりします。

あまり注意を払わなければ、私たちは疲れてしまうでしょう。 ゆっくりと、私たちを孤独にするでしょう。 解決する鍵は不安を目の中にまっすぐ捉えて、それを受け入れ、不安が私たちに引き起こす影響を認識していることを自らに理解させることです。

怖がらないでください。今私たちは不安よりも優位な立場にあります。 私たちは自分自身をもう怖がらせるつもりはないのです。

その小さな悪魔と戦ってください。 その悪魔は大嘘つきで、否定的な疑問を繰り返します。それを信じないでください。 それらの疑問は、あなたの気分を悪くさせたり、不快に、または恐れを感じさせるものです。それらは、現実を非現実的に解釈しているだけであることを常に忘れないでください。 不安の症状は、実際は私たちを助けるために深く根付いた感情の産物なのです。


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。