困難な時期もやがてあなたの癒しになる
私の人生の中に起こった厳しい時期は、成長と生活に関する最も重要な教訓を教えてくれました。それは私がその傷を閉じ込めた時期でもありました。
ゆっくりと癒される中で、そこにはいくつかの段階があり、多くの自己愛や少しの思慮、知恵、そしてそれを反映する瞬間を私に与えてくれました。1日の終わりに、自分があまり必要とされていないと感じることがあります。そんな時は、そこに居座るか、前に進むかの2つの選択肢しか残されていません。
シェイクスピアは彼の演劇「テンペスト」の中で、「何が起ころうと、それがめまぐるしい日々でも時間は経つ。時は過ぎ去っていく。」と述べました。
この理論は間違いではありませんが、もう一つ無視の出来ない側面があります。それは、どのように困難に対処するかによって将来への影響が決定するということです。
「風に揺らされたことの無い木はない。」― ヒンドゥーのことわざ
もし私達がトラウマのある出来事や落胆、喪失、そしてストレスにしがみついていると、樹液に引っかかった虫のように、時間は重なって過ぎていきます。その為、私達は悲しみと絶望の殻に閉じ困ってしまうのです。
しかし、私達はそんな困難な時期を癒す力や新しい強さとして利用することが出来ます。この時期に、私達は状況を受け入れて、物事を新しい視野で見ることが出来るのです。そして、しっかり実行すると、自分の好む方向へ時間は前へ進んでくれます。
ただ、この方法は簡単ではないことも覚えておいてください。私達のほとんどが急な攻撃に対して備えていません。誰も正しい道へ導いてくれる出来事に対処する方法など教えてくれないのです。
人生における複雑なチャプター
ほとんど全ての人間が物事が簡単に進むのを好み、最短ルートを使ってゴールまで辿り着きたいと思っているでしょう。そして、確実ではないことを出来るだけ避けようとします。心配することより楽しむことが好きで、何事も計画通りに進むことを好みます。
実際、これは悪いことではありません。なぜなら、これは私達の脳がリスクを避けて、エネルギーを節約し、「コンフォートゾーン」と呼ばれるコントロールされた完璧な場所で生きるように仕向けているからです。
しかし、それでも困難な時期は私達が予期していない時にやってきます。それは、お金の問題かもしれませんし、破局や誰かの死、裏切り、そして生命の危機など様々な形で訪れます。
そして、このような複雑な状況には共通点があります。それは、人生が制御出来ないこと、貧弱な感情、自尊心の危機、無防備、そして恐怖などに関係するもので、私達の1日をぼやけさせて、自分らしさを奪い、繋がっていない線のようにしてしまうのです。
このような状況に対処して、反映する時間に変える興味深い方法を心理学は教えてくれます。それは、自分自身の物語を形作って、癒し、反映、変化、そして新しい視野にする方法です。
この繋がりとの間にあるような時期は私達の物語をさらに満たして、正真正銘なものへ変えてくれるのです。
ナラティブセラピー
ナラティブセラピーについて知らない人は、この記事を良い機会だと思って学んでみてください。これは、自分自身を徐々に己の人生のエキスパートにしていく治療法です。
考えを反映、そして整理したり、自分の人生を物語のように記録して自分自身の専門家になりましょう。そうすると、ある出来事がなぜ、そしてどのように起こったのかを理解し、現在抱えている問題を解決する代わりになる物語を「生み出す」機会が得られます。
「どうすることも出来ない日は1年に2日しかありません。それは昨日と明日です。今日という日が愛する、信じる、行動する、そして生きる日なのです。」 -ダライ・ラマ-
このセラピーの良い所は、自分が主人公のように感じることが出来る部分です。また、困難だった時期を人生の重要な時期、そして成長する機会として捉えることが出来るのです。
それは、私達が自身の人生におけるヒーロー、または作者になれる癒しの瞬間なのです。
このナラティブセラピーについてさらに掘り下げてみましょう。
ナラティブセラピーの特徴
- 基本的にこれは、反射的なプロセスです。そして、心理的にあなたが感じたことをそのまま物語として説明することなのです。
- セラピストはそれを簡単に行えるように促してくれる存在で、物語を深く掘り下げるような質問を患者に尋ねます。また、特定のテーマやパターンを強調して、それをより深く複雑な反射へと促します。
- 物語を形作っている間は、患者が思い出したくないことがあることも考慮する必要があります。以前隠されていた気持ちや感情をしっかり考えてあげましょう。
- また、このセラピーでは「あなたは誰ですか?」や「今あなたが求めているものは何ですか?」、「どのようなことをその物語で伝えたいですか?」というような質問に答えてもらう必要があります。
- 私達の物語には、意志の弱さや恐怖が原因で捨てた夢など、忘れられたり、無視されるような内容も含まれています。このような物語はしっかり再考されることも大切です。そうすることで、物語に新しいチャプターを書き出すことが出来るのです。
困難だった時期は私達に物語を導くよう求めます。もししっかりコントロールしなければ、主人公でなくなってしまいます。しかし、しっかり指揮をとればその時期が癒しや学習、そして反映に繋がる人生の段階だったのだと気づくことが出来るでしょう。
明日を自分らしく生きるために、あなたも今日から考え始めてみませんか?