パンデミックにおける共感:今、なぜ重要なのか?

20 5月, 2020
人道的危機において、効果的で真の共感が重要になります。共感とは、情熱を持つ人とポジティブな変化をもたらす積極的な関心をつなぐエネルギーです。パンデミックにおける共感が今なぜ重要なのか学びましょう!

困難な時における共感は、今までにないくらい必要とされています。世界的指導者や医療従事者を含む全員が、共感的であるべきです。今、人のこの特性を呼び覚ますことが非常に重要になっています。ここでは、パンデミックにおける共感の重要性を学びましょう

心理学の世界ではよく知られていることですが、その人の状態のために私達は必ずしもうまく共感を使うことができていません

誰かの痛みを感じるのと、それを理解するのとは同じではありません。感情と行動の間にある線を超えようとする人は多くありません。実際、人のためにエネルギーやリソースを駆使する人はほとんどいません。

共感の目的は、人と情動的につながり、人にとって何がいいかを求め行動することにより、生存や健康を促すことです。これは非常にシンプルですが、難しいことでもあります。

ダニエル・ゴールマンは、どんなに賢い人も、効果的で積極的な共感がなければ、それほど前へは進めないと指摘します。

パンデミック 共感

パンデミックにおける共感

危機において、共感は触媒あるいは集団、ニーズの認識、積極的な協力の間に調和をもたらす役目があります

そこで私達はポジティブ性を促進し、衝突しないようにしなければなりません。世界は、解決法を見出すことに焦点を当てる心や頭を必要としています。

そこで、次にパンデミックにおける共感がなぜ重要なのか、詳しく見ていきます。

周りの人のニーズを理解するための共感

現在の健康危機において、感染予防の重要性より明らかになったことがあります。それは、自分の家族のケアのみに制限する人がいるということです。しかし、今の状態ではこれ以上を行うことが求められています。

近隣のサポートネットワークが必要です。例えばあなたと同じ建物の5階に一人で住む退職者や3階に住む高齢者夫婦が、買い物に行くなど助けを必要としているかもしれません。

情動的共感は非常に有用なもので、これにより人が感じていることを自分も感じることができます。しかし、認知的共感も高める必要があります。認知的共感は、感情を超えた真のニーズを理解することであり、これに応じて解決法を見出し行動することです。

第一線で働くプロにも共感を

医療従事者が、患者に対する真の共感を自然と身につけているのは明らかです。これは否定できないことのはずなのに、医療従事者やその他の人に対するおかしな行動が見られているため、パンデミックにおける共感が非常に大切になっているのです。

例えば、医師の車に脅しのような落書きをした人がいます。医師、看護師、スーパーで働く人に、パンデミックの間は他の場所に住めという内容のメモをドアに貼った隣人がいます。これは、非常に不適切な行為ですよね。

これらの行動は、パンデミックのおいて全力を尽くしてくれている人達に、恐怖、不安、ストレスを与えます。私達がお世話をしてくれている人に感謝できなければ、この状況を乗り越えることはできません。

パンデミック 共感

共感的関心のあるリーダーが必要とされる

ダニエル・ゴールマンは、著書『フォーカス』の中で、リーダーシップには必要不可欠な3つ目のタイプの共感があると指摘しています。彼はそれを共感的関心と呼びます。共感的関心は、人に対する真の関心を示す情動的・認知的・行動的反応を生みます。このタイプの共感により、何より人間の価値を示す思いやりが前面に出されます。

世界的な成長の機会

共感は、パンデミックにおいて非常に重要です。マンチェスター大学のカレン・トリステン博士が行った研究をはじめとする多くの研究が示したことを考慮し、適用する機会が私達には与えられています。

この研究によると、私達が社会的支援を通し行う積極的な共感は、強く、幸せな結びつきを作り、寿命を延ばすと言います

そこで、今こそ、子ども達がこれを学習し、コミュニティや近隣に広める理想的な機会でしょう。思いやりを育むのにピッタリの環境が今ここにあります。友達、兄弟、医師、そして、遠くに住み、ワクチンの開発をする研究者からも思いやりを私達は受けています。このことについてよく考え、この機会をうまく利用しましょう

  • Tristen K. Inagaki, Edward Orehek On the Benefits of Giving Social Support: When, Why, and How Support Providers.Personality and Social Psychology Bulletin, 32(3), 313–327. https://doi.org/10.1177/0963721416686212