ヴィクトル・クッパーズと「電球効果」:なぜ態度は重要なのか?

2018年8月22日 in 心理学 0 シェア済み
電球

多くの人が知識を増やし、スキルを向上させることに集中しています。彼らは自分の人としての価値を高めるためにそれを行います。しかし、人はすでに知識やスキルを持った存在で、あなたの価値は仕事や履歴書で決まることではありません。他人へのあなたの価値は、彼らがあなたの中に見ていることで決まるのです。あなたが放っているものや、あなたが出しているエネルギーが重要で、あなたの態度こそがその違いを生み出しているのです。ヴィクトル・クッパーズ(Victor Küppers)はそれを「電球効果」と呼んでいます。

ヴィクトル・クッパーズは、成功のカギについての理論や、私達がある特定のイメージを他人に放っている理由の比喩として電球効果を使用しています。そして、クッパーズによると、人生を変える最も良い方法はポジティブ心理学なのです。

「電球効果」とは?

ヴィクトル・クッパーズは、人は皆エネルギーを放ち、他の人からもエネルギーをもらっているから電球のような存在だと説明しています。しかし、私達は皆エネルギーを放っている存在ですが、そのエネルギーが必ずしも同じ種類だとは限りません。

電球の明るさや色、そして光の放ち方が違うように、人によって放つエネルギーの種類も異なります。ある人は強い光線を飛ばしているかもしれないし、ある人は前を照らせないほど光が弱かったり、または完全に焼けついてしまった人もいるかもしれません。

男と電球

では、その違いを見つけるには何を見ればいいのでしょうか?彼はその違いは態度に出ると述べています。そして、それを証明するために「V=(K+S)×A」というシンプルな公式を作りました。Vは「価値(value)」、Kは「知識(knowledge)」、Sは「スキル(skills)」、そしてAは「態度(attitude)」という意味です。

態度が重要な理由

彼は、知識やスキルが価値という概念において大切でないと言っているわけではありません。彼はそれらを教育の一部として見ています。しかし、知識やスキルを価値に繋げてくれるさらに重要なものが存在するというのです。それは、態度の掛け算です。

彼によると、素晴らしい人と平均的な人の違いは態度にあり、どれだけ勉強したか、そしてどのようなスキルや専門分野での功績を手にしているかは素晴らしさに直結しません。あなたを素晴らしい人にするのは、人としてのあなたの存在です。それこそが違いを生むのです。

しかし、生活が複雑で困難になった場合、計画通りに進まない場合、または自分の思っていたようにいかない場合はどうでしょう?予期していない変化に直面するにはどうすればいいのでしょう?そんな時、あなたには2つの選択肢があります。それは諦めること、または戦うことです。

「何が起こったではなく、その問題にどう反応するかが重要だ。」

-エピクテトス-

反応:何が起こっても熱中して生きるという選択

物事が上手くいかない時、多くの人が落胆や無気力、そして諦めという選択をとってしまいます。希望や楽しさ、そして情熱を失ってしまい、諦めてしまうのです。しかし、私達には違う選択肢もあります。ポジティブ心理学は、何か落ち込むようなことが起こった時にあなたの精神をブーストして、そこから抜け出すよう促してくれるのです。

通常、私達は希望や楽しさのある生活を送っています。もしこの2つが無くなってしまった場合、すぐにそれらを作り出すように動いてください。私達は皆幸せに生きるのに相応しい存在であり、楽しい生活を送るのは普通のことです。そして、それを可能にする要素は態度であり、自分自身に委ねられています。他人ではなく、自分自身があなたの態度に責任を持ちましょう。現に、これは自分自身にしかコントロール出来ないことです。

「人生を通して楽しく生きたり、苦難の時に精神を高く保つことに替えられるものはない。」

-ヴィクトル・クッパーズ-

電球

重要なものが重要な時

誰にも自分の悲劇というものがあります。しかし、悲劇を経験することと問題を抱えることは別物です。そのため、ヴィクトル・クッパーズは悲劇と解決の必要な問題に線引きをしました。

彼の考えはとても明確で、自らの喜びが失われるのを完全に正当化できるような喪失はほとんどない、ということです。また、彼が感謝の重要性を強調するのも同じ理由からです。ネガティブなことが起きたときこそ、それに対して最も注意を払うべきなのです。自分の思い通りに行かなかったものばかりに目を向けるべきではないということです。

「重要なものは、重要なものを重要なものとして保つ。」

-ステファン・コーヴィー-

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