自分自身の最高の姿を求めて
スティーブ・ジョブズ、イサック・ニュートン、トーマス・エジソン、アルベルト・アインシュタインなどの著名人は、自分自身の最高の姿を定義すること、それを実現するために努力すること、内なる自分に忠実であることの重要性を私たちに教えてくれました。
アルベルト・アインシュタインは子供時代は良い生徒ではなく、うっかり者で、人の話をよく聞いていなかったそうです。彼自身、「自分は成長が遅く、宇宙や時間についてかなり大きくなるまで考えたことがなかった」と言っていました。
自分自身の最高の姿を定義するためのポイント
自分自身の最高の姿を定義するとは、自己克服の道、自分の快適な領域から抜け出す努力を意味します。周りの人に期待されている自分とは離れ、本当の自分を探し出すために、実際に自分はいったい誰なのかを考える時間を持つことです。
意識を集中し、焦点を絞ってみよう
まず何よりも、自分のなりたい最高の姿について目標を持つことが大切です。そのなりたい自分というのは、何をして、何をしないのか?どんな人たちと付き合うのか?何が自分を幸せにし、何がその逆か?
一度、自分自身に焦点を当てて、間違った考えを断ち切るために深く考えるべきです。そのような考えを追いやれば、人としての本当の自分に近づくための大きな一歩を踏み出すでしょう。自分に正直になり、自分で自分をだましてしまわないことが大切です。
あなたの幸せは、あなた次第
自分の言葉を注意して聞いてみると、最高の姿を見つけるのを邪魔する多くのネガティブなメッセージを自分で発していることに気づくでしょう。例えば、「できない」「能力がない」「怖い」「今のままでいい」「自分ではどうしようもない」など…
「僕たちは、一人ひとりがオレンジの半分で、もう半分を見つけなきゃ人生に意味はないと思い込まされてきた。僕たちは生まれたときから一個であって、誰もその人生で、残りの半分を探す責任など負ってないということを教えてくれなかった。」
-ジョン・レノン-
それに加えて私たちは、他人や出来事などに自分たちの不幸の原因を探しがちです。この考え方だと、完璧な言い訳ができるし、本当はまだまだ幸せになるための行動の余地があるのに、もうこれ以上はできないように思えるのです。
リスクを受け入れることを学ぼう
自分自身の最高の姿になるとは、リスクを受け入れ、努力し、失敗することもあれば成功することもあると知ることだと言えます。この過程で、支えてくれる人もあればそうでない人もあり、同じ自分には戻らないということを学ぶと理解することです。
リスクを受け入れるとは、自分の快適な領域、自分を取り巻く、少しくらい悪くても慣れているからいいやと受け入れてしまうような状況から抜け出すということです。自分の快適な領域にとどまっていると、幸せを感じられない人生を送り、それを変えるために何の手立ても講じないことになります。
根気強く、かつ柔軟に
自分自身の最高の姿を定義し、それに向かって努力することは、簡単なことでも楽なことでもありません。壁につきあたったときには、大きな意志の力が必要になるでしょう。目標の姿を頭に描き、それに集中する力を基に、自分を貫き通すのです。
「何かを不可能だと言う者は、それに向かって努力している者たちの邪魔をするべきではない」
-アルベルト・アインシュタイン-
同じ方向性のまま、あるいは同じところに重点を置いたまま努力を続けてもマイナスにしか働かない結果も、柔軟に対処するという能力があれば変えることができるでしょう。プロジェクトというものは大抵、失敗から学ぶ、という部分があるものです。困難にあった場合に、手遅れになる前に失敗に気づき、心得ることが、次へ進む手立てとなるのです。
自分の最高の姿に賭けてみよう
自分の最高の姿がしっかり見えたなら、それを手に入れるために行動開始です。そのために使うプランや手段をよく考え、この過程を成長が実感できるような小さな段階に分けましょう。
あなたが必要としたときにいつもそばにいてくれた、あなたを信じてくれる人たちの助けも必要です。やる気がなくなったり、疑問が出てきて相談したいときなどに、欠かせない支えとなるでしょう。
一度自分の最高の姿を手に入れるために動き始めたら、定期的に立ち止まって自分が達成したことを確認して、目標やその目標に達するための作業を変更しなければならないかどうか、判断しましょう。それに、一つの段階に到達したら、自分にご褒美をあげることも忘れずに。それ以降も同じです。
とにかく積極的に行動しましょう。何かが起こるとか、誰かが何かをしてくれるのを待っていてはいけません。自分を幸せにしてくれることのため、自分がなりたい姿になるために戦うエネルギーを持つということが欠かせないのです。
「ある朝目が覚めて、夢見ていたことを実現する時間がないことに気づくだろう。今がその時だ。行動するんだ」
-パウロ・コエーリョ-