気分をあげる方法
いい気分で朝目覚めるときがあります。こういったときは、一日に直面するエネルギーがあり、もっと笑顔でいたいと感じ、目にするものすべてを取り込みたいと思います。特に理由はないけれど、幸せに感じるんです。実際は、あなたの思考と神経伝達物質が重要な役割を果たしています。それでは、気分が乗らないとき、どんな風にして気分をあげれば良いでしょうか?
エネルギーがまるでなくて、自分を世界から閉ざして何なら消えたいとまで思うような灰色の日々は、たまたま起こるわけではありません。気分の落ち込みや、あるいはただ気分が悪いことには理由があります。それは、たいてい私たちの日常生活を邪魔するようなものです。自分に覆いかかっている灰色の影と適切に対面することでのみ、それが何であるかを理解できます。
普通のものだと受け入れ、最も落ちていた日々から学ぶことはとても重要です。すべての感情が重要です。常に落ちたムードにあることは常に幸せに感じているより良くないというだけのことです。
「人生に対して悲しむより笑ってしまうほうがいい。」
-ルキウス・アンナエウス・セネカ-
いい気分でいることがなぜ大事なのか
毎日がいい日であるわけではなく、感情は順応的で、気分は決まったルールの中で大きく変動します。そのため、常にいい日でいるのは不可能であるという結論に至るかと思います。しかし、それを常に上向きにさせることを学ぶことは、目標を達成するために不可欠な部分です。これは、次のような点にも役に立ちます。
- 目標を達成するまで耐える。
- 健康でいる。
- 不安、ストレス、うつを避ける。
- 人間関係を育てる。
- 幸せでいて、自身の福祉を養う。
まさにマルクス・アウレリウス・アントニヌスの言葉のようです。「幸せは自身の思考の質に左右される」。この言葉には神経生物学的な部分は含まれていませんが、神経学によって彼の言葉は正しかったと証明されています。思考を抱くたび、生物化学的な反応が脳で起こり、体のその他の部分にメッセージを送る特定の物質を分泌します。体がメッセージを受信して、元の思考にそった身体的反応ができるように準備します。
気分を変える方法のひとつとして、思考を変えるという方法があります。もちろん、無意識の思考がほとんどの思考をコントロールしているため、言うほど簡単ではありません。ネガティブな思考を避けることで、裏目に出てひどくなることもあります。これらの思考に囚われてしまったからといって、自分をボイコットしたり、罪悪感を感じたりしないでください。結局、変えるにはたくさんの練習が必要なんです。
「まだ周りにある美しいもののことを考えて幸せを感じてください。」
-アンネ・フランク-
気分をあげる方法
気分をあげる習慣を手に入れるには、準備が出来ていること、自分が今いる感情の状態から抜け出す適切な時であることを確実にする必要があります。状態と自分自身を分析出来たら、次のステップを取ってください。
- よりアクティブになる。運動をしたり興味があるアクティビティーをすると、幸福度を上げることができます。
- 散歩にでる。歩くことは、脳の気分を改善するエリアを刺激するという研究結果も出ています。
- 友達と連絡を取る。人と深いつながりを築くことは、幸せを運んでくれます。
- 音楽を聴く。音楽には、喜び、モチベーション、良い気分といった感情を呼び起こしてくれる力があります。
- 日常のタスクを整理する。自分のやるべきことのリストを整理して、つまらないこと(あるいは意味のないこと)を心配するのをやめることで、よいよい精神状態になります。
- 時間をうまく整理する。しっかりした計画は、最も重要なことに集中して休む時間を取るためのカギです。
これらに加え、認知行動療法で使用される認識的再構築は、質問をすることで自分の思考を変えるのにとてもいい方法です。自分の世界の見方に疑問を抱くことで、思考の枠組みを修正して、気分をあげることができます。そして毎度お伝えしていることですが、一番いいのは専門家の治療を受けることです。
「わたしの時代の最も偉大な発見は、姿勢を変えることで人間は自分の人生を変えることができるということだ。」
-ウィリアム・ジェームズ-