共感と尊敬が良い家族関係を築いてくれる
子育ては簡単なことではありません。正しく子育てしないと家族関係を壊してしまうことがあります。豊かに育てたければ、そこには多くの忍耐、愛、そして優しさが必要になるのです。もちろんその間パートナーとの夫婦生活も良好に保たなければいけません。
子育てには様々なスキルが必要になります。子供の話をしっかり聞いてあげること、どのような環境を設ければいいのか学ぶこと、線引きを上手くすること、そして、安心を感じさせてあげるような関係を築くことなど、家族という関係がどういうものか教えてあげなければいけません。
これら全ては大人にとっても大切なことです。今回は強い家族関係を築く方法を紹介していきたいと思います。
「良い家族は、1日の終わりに忘れられない思い出を作ってあげるべきです。」
-マーク・V・オルセン-
愛を伝えることは家族関係の基礎
家族の一人一人が異なるニーズや質、そして能力を持っています。その為、私達は皆、同じ方法で愛を表現しません。
また、それが大切なコミュニケーションの形だとしても、同じ方法で愛の見返りを求めることもしないのです。
大人だけでなく子供にとっても建設的な批判をするのは難しいことです。そして、私達がしてしまうのは、間違った行動を指摘するだけなのです。
問題は気づかれていない事が子供の自尊心に大きな影響を与えてしまうことで、これは家族関係を悪化させてしまう状況の一つです。
ですので、私達が何を愛しているのかコミュニケ―ションを使って表現することはとても大切です。自分や家族にとってどれだけ子供が大事なのかを伝えることで、彼らを愛で満たして、自尊心を改善してくれます。
強い家族関係を共感と努力で築く
家庭内でケンカが起こった時、共感はとても良い味方になってくれます。ケンカしている相手に寄り添うことでその争いがすぐ終わるわけではありませんが、それは相手を理解するのに役立ってくれます。
また、これを行うことで、相手の考えを共有しなくても相手の意見を理解しているよ、と表現することが簡単になります。そうすることで和解に繋がり、家族のみんなの気分が良くなります。
さらに、この行動は家族関係を強くする基礎を作ってくれます。それは相手の努力を評価することです。
もちろん、変化を起こすのには時間がかかりますが、認識することは良い家族関係のために必要な行動を補強する機能を持っています。
家事は家族にとって良いこと
家では、家族の一人一人に義務があります。この義務を明確に築くことは大切ですが、いつ、どのようにして子供に家事の義務を与えればよいでしょうか?その為には、彼らの年齢を考慮して能力に沿った家事をしてもらいましょう。
簡単な家事をしてもらうことは1歳から始められます。そしてこれは彼らの自尊心を高めてくれます。やがて、彼らは自分のおもちゃを拾い始め、物を運んだり、汚した場所を掃除してくれるようになります。
彼らがしてくれたことでどれだけあなたが助かったのか、そして彼らが家族にとってどれほど大事な存在かを伝えることは彼らの気分を良くします。
また、家事をしてもらう際、家庭での彼らの権利を尊重してあげなければいけません。それが困難な時でも、お互いを尊敬することは末永い家族関係に繋がります。
「家族は唯一私達のニーズに当てはまることだ。」
-ポール・マッカートニー-
他の誰よりも家族の権利を尊重すべきではありません。しっかりバランスを見つけることで必要のないケンカや誤解を防ぐことが出来ます。そして、それは家族関係を悪くするネガティブな感情も防いでくれるのです。
画像提供:Nathaniel Tetteh, Annie Spratt and David Straight