脳を健康に保つ:脳と内臓の関係

2020年1月14日
脳と内臓の関係という興味深いトピックを掘り下げます。脳科学者ラケル・マリンが、健康にとって非常に重要である内臓の内的バランスについて語っています。

外国語の習得、楽器の演奏、コミュニケーション、好奇心、運動…脳を健康に保つためにできることはたくさんあります。しかしここ数年、専門家は、脳と内臓の関係という特殊なトピックに焦点を当てています

内臓の健康と脳の繋がりについてはおそらく聞いたことがあるのではないでしょうか。ラケル・マリンを代表とする脳科学者は、この2つの臓器の連携とアルツハイマーや繊維筋痛症、うつ病などの病気との関係を指摘します。

ある意味で、あなたの食生活は健康の基礎となっており、注意を払う必要があります。環境に効果的に反応し、変化への用意ができている健康で活発な若い脳は、ビタミンBや天然の抗酸化物質など一連の基本的栄養素を必要とします。

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より質の高い生活のために、脳を健康に保つ

年をとってもできるだけ知的であるために脳を鍛える方法はあるのでしょうか? 実はその答えは一つではありません。その方法はいくつもあり、多くが生活習慣に関係するものです。先ほどの専門家ラケル・マリンは、脳と内臓がどのようにつながっており、どのように脳を健康に保つことができるかについて説明します

ラ・ラグーナ大学の心理学と脳科学の専門家であるマリン教授は、この問題に取り組んでおり、特に最新の著書Pon en forma tu cerebro(日本語訳:脳を健康に保つ)を出版したことで知られています。この中で、年齢に関わらず活発で健康な脳を保つためのカギについて語っています。

詩人エミリー・ディキンソンが言ったように、脳は空より広いものです。コンピューターと比較されることが多いこの魅惑の臓器には、あなたの知らないリソース、プロセス、潜在能力がたくさんあります。日々の生活に適応すべき客観的データや答えを提供してくれるのは専門家だけです。

脳を健康に保ちたいのであれば、ラケル・マリン教授のインタビューの中に、あなたの疑問に対する答えが見つかるかもしれません。

 

脳と内臓の関係

Q. 著書Pon en forma tu cerebro(日本語訳:脳を健康に保つ)の中で、脳は偏食だと言っていますが、どうしてですか?

筋肉、心臓、肌の健康のために、何を食べるべきかについては、よく考えられていますが、人は脳は何でも食べるのではないということを忘れがちです。脳は栄養に関し非常にわがままですが、それは代謝が非常に活発なためです。生成不能な栄養やカロリーを多く燃焼します。これらがないと脳はいつかうまく機能しなくなり、あなたもそれを感じ始めます。

 

Q. 脳と内臓の関係を教えてください。

ここ数年のすばらしい研究により、内臓は脳の偉大な仲間であり、最大の敵にもなりえることが確認されています。

アルツハイマー、パーキンソン、自閉症、繊維筋痛症、うつ病、不安、不眠、多発性硬化症、寿命、弱い身体能力など退行性のある疾患は、内臓の細菌のバランスが欠けることにより、早く始まります。

 

Q. 脳にとって水はどれほど重要ですか?

脳に必要不可欠な2つの要素が脂肪と水です。脳は脱水に敏感です頭が痛い時やめまいがする時、単に水分を補給するだけで、数分後には違いを感じることができます。

 

Q. グルコースと砂糖はよく間違えられます。この2つの違いを教えてもらえますか?

基本的に、日々摂取する加工されていないすべての食品に存在する単純分子がグルコースです。砂糖は、様々な分子から成り、食品をより甘く、保存可能に、そして売れやすくするために人により合成されるものもあります。この加工された砂糖は脳に害を及ぼし、炎症の原因になることもあります

 

Q. 知能や創造性を高めるために必要な栄養や活動にはどのようなものがありますか?

脳を健康に保つ一番の方法は、脳の神経伝達と血流を助けることです。魚の脂、ビタミンB、C、E、天然の抗酸化物質(色のついた果物や野菜)、ヨウ化物(魚介類)、豆類、種、穀物、野菜、果物に含まれる繊維(内臓の健康のため)を摂取しましょう

地中海料理は、これらが豊富に含まれるため、世界でもっとも脳に良い食事です。

 

Q. 睡眠の質を高めるのに良い食品にはどのようなものがありますか?

穀物、ナッツ類、種、赤身の肉、魚、果物(バナナ、キウイ、プラム、イチジク、グレープフルーツ、メロン、トマト)、ダークチョコレートなどはトリプトファンが豊富な食品です。このアミノ酸が、睡眠を促すホルモンであるメラトニンの生成を助けます。また、寝る前のパソコンの使用、知能を使う活動は避けましょう。

さらに、落ち着く音楽を聴く、カモミールティーを飲む、部屋の温度を調節する、激しくない活動をするなど、睡眠に備え、リラックスできるルーチンを作りましょう。午後10時にジムに行く、ボトル半分のワインとお肉や揚げ物を夕食にするなどは、眠りの妨げになります。

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Q. さいごに、著書の中で、多忙な生活と脳に良い食事のバランスを取ることに関する章がありますが、どのようにしたら良いでしょう?

「2つの脳」(本当の脳と腸内細菌)のために良い食品を組み合わせ、定期的に運動し、感情のバランスをとり、脳の活動を促す習慣を作ることをお勧めします。

脳は一連の筋肉のようなものです。何をするかによりその一部を鍛えることができます。脳と内臓について知ることが、この2つを最大限に活かすための一番の方法でしょう。