私たちが望む人生を達成することを妨げる信念
幸せな人生を送るための自己啓発に関連した書籍がたくさんあります。 大半の人々は、これらの書籍の中で、達成したい目標があるときに感じる否定的な信念は一体何なのか探したことがあるでしょう。 これらの自己啓発本の多くは、小さいころに学んだ無意識にもっている信念を指摘するものが多いでしょう。
信念とは、絶対的な力を持つ私たちの考え方です。 そして、それは私たちが世界を知覚するフィルターのようなものとして機能します。 眼鏡を通して世界を見るようなものです。 私たちは、この知覚のフィルターを通して、自分が経験することに反応します。 つまり、このフィルターを通して経験から結果を得るのです。 そしてこれは、これが私たちの世界の認識方法なのです 。
「信念は自発的な部分もある。 男は自分の信念のために、よい人になったり悪い人になったりするとは考えられません。」
-パーシー・ビッシェ・シェリー-
どのようにして信念が形成されるのか
私たちには人生の信念と哲学があります。しかし、それが自分たちで勝手に作り上げたものであるにも関わらず、独断的に信じているのが問題です。 人生の目標を達成するためには、合理的な信念を形成し、そしてそれらを維持することを学ばなければなりません。 さらに、もともと持っていた不合理な信念に対処する必要があります。
不合理な思考パターンは、虚偽、機能不全もしくは自動的であるのが特徴です。 それらは義務、必要性、または要求から生まれます(~しなければならない、などと考えること)。 それが達成されなければ、不適切で否定的な感情が生じるのです(うつ病、罪悪感、怒り、不安、恐怖など)。 これらはあなたの目標の達成に干渉することになります。 また、逃避行動や薬物乱用など のきっかけになってしまうことすらあるのです。
逆に、合理的な信念は優先的で相対的なものです。 それらは自分の希望と好き嫌いの判断から生まれます(~が好きだ、といった感情)。 この場合、目標が達成されなかったとしても、否定的な感情が新しい目的や目的の達成を妨げるわけではありません。
人生のトラブルとは、出来事そのものが起こすものではなく、自分の根底にある信念によって引き起こされます。なぜなら、あなたの物事や経験への解釈はその底にある信念が基となっているからです。 合理的で順応力のある信念は、私たちの希望に適応し、柔軟な生き方を可能にします。
信念を消し去ることは、個人の新しい次元を創造する。
どの信念が私たちが望む人生を妨げているのか
不合理な思考は、私たちを望む人生から遠ざけてしまいます。認知心理学、またより具体的にはエリスの理性感情行動療法は、発生する事柄自体は混乱を生じるものではない、という理論に基づいています。つまり、むしろ、問題は人々が持っている解釈によって生まれるというのです。
私たちを望む人生から遠ざける信念の例は、
- 「私にはできない。」多くの人がすでに好きなことをしていて、望む人生を生きています。そのように生きている人とそうでない人の違いは、自分自身を信頼しているかどうかです。幸せな人生を生きている人々、は言い訳をやめてコンフォートゾーンから出て行動に移しました。彼らにできたなら、あなたもできるはずです。
- 「今は適切な時期ではない。」 いつでも何かを始めるのに最適な時期なのです。 なのに私たちは勘違いして、この「危機」が追われば、すべてがより良くなると考えています。実はその時が行動を始める時なのです。 しかし、「今は適切な時期ではない」という考えは言い訳に過ぎないのです。
- 「私は運が悪い。」 原因と結果の普遍的な法則は、もしあなたが良いことが舞い込んでくる準備をしているなら、運というものは勝手にやってくるものだ、と証明しています。
もしあなたが私に何も借りがないと思うなら、借りがないのでしょう。なぜならすべての人々は平等で、 私はすべての信念を尊重するからです。これらはすべて信念です。
-アントニオ・ポーシャ-