幸せを見つけるために忘れたい7つの思考
幸せを探すことは私達が人間である証です。しかし大抵の場合、私達は幸せへの道を阻む敵に遭遇します。この敵は私達自身です。意図的であるにしろそうでないにしろ、私達自身が自分に設けてしまう限界に起因するものです。
多くの人は、これが幸せになるのに必要なものだという考えにしがみつきますが、実際には、真の幸福を手に入れる能力を自ら制限してしまっています。「幸福」を誤って定義することがまず最初の間違いです。なぜなら、ジェームズ・E・タルマージが書いていたように、今日人々が直面している最大の問題は、幸福と快楽とをはき違えているところにあるからです。
「幸せになるのに成功や繁栄、偉業などは必ずしも必要ではない。幸せとは多くの場合、希望に満ちた闘争や大義への献身、そして良い結果に向けて費やすエネルギーといった喜びなのだ。本当の幸せとは今も昔も利他主義に根を張り、愛に花を咲かせるのである。」
幸せを見つけるために鎖を打ち破ろう
今日の私達の暮らし方を考えると、幸せであるということはもっと何かをしたり、もっと何かを達成したりすることではありません。幸せになるために本当に必要なことは、自分を解放することであり、それほどまでにたくさんの事を手にかけるのを止めることであり、ある特定の行動パターンを忘れることなのです。自由の時代において、私達は依然として自分らしくいることを妨げる何重にもなった見えない鎖に縛られているのです。
こうした鎖を打ち破り、そうした考えを手放すことで、他の何よりも幸せにずっと近づくことができるようになるのです。次の考えはあなたが捨て去るべき考えです。
1.他人から承認されようとすることを止める
自分は何が欲しいのか、どうしたいのかについて考えるようにし、他人の意見に頼らないようにしましょう。他人にあなたの決断を操作させたり、人生を営ませたりしてはいけません。自分の価値に則って生きましょう。他人の意見に頼ってしまうと、あなたはその人達のために、その人達の利益に則って、物事をしていることになってしまいます。でも、あなた自身の利益はどうなってしまうでしょうか?
2.怒りと憤怒を手放す
怒りと憤怒はあなたを内側から食い荒らします。あなたに罰を与え、あなたを不幸にしているのはあなたです。他人から受けた害の責任を負うのはあなたなのです。あなたを傷つけた人に対して心穏やかにいられるように学びましょう。彼らを許せば、あなたはもっと気持ちがスッキリするでしょう。あなたを怒らせた人達はあなたをコントロールしています。憤怒を手放し、彼らを許すことでコントロールを取り戻しましょう。
3.完璧主義を捨てる
ある面で完璧になろうと抱負を抱くことは、少なくとも精神的な意味合いであれば、立派なことです。完璧主義を愛し、それに重きを置くことはまた称賛に値することです。しかし、完璧主義に生きることはとても難しいことです。完璧な体、完璧なパートナー、完璧な人生、完璧な出来事・物事について考えるのは止めましょう。完璧主義を常に求めることは強迫観念へとつながり、あなたの足を引っ張り、前進することを阻止してしまうのです。
4.お金=幸せと考えることを止める
「お金で幸せは買えない」とはあなたも以前に耳にした事があるでしょう。不幸を正当化するために、多くの人は依然として「そうかもしれないけど、お金があると助かるよね」と言います。しかし、何が彼らを本当に不幸にしているかというと、それは人生の意味を見つけていないことです。お金と幸せはお互いに何の関係もありません。自分が何を手にしているかに関わらず、幸せを決めるのはあなたの手元にあるものやあなたの経験をどのように評価するかなのです。
「富とは何を持っているかではなく、何を残すかである。」―ヤスミナ・カドラ
5.言い訳することを止める
言い訳してはいけません。うまく行っていない時は、それをどうにかしましょう。自分にないものが必要なのであれば、手を尽くしてそれを手に入れましょう。もし必要なものが手の届かないところにあるのであれば、代わりの物を見つけましょう。
もし何かをしたり、学んだりしたいのであれば、早速そうしましょう。もし何かが気に入らないのであれば、それを変えましょう。そして、もし変えられないのであれば、自分が変わりましょう。あなたは結果が欲しいですか?では、そのために動きましょう。
「何かをするのにもう遅いと思ったら、それを諦める口実にしないように気をつけることです。あなたを成功から遠ざけるのは、あなた以外の誰でもないのです。」
6.あまり頑固にならないこと
頑固になってはいけません。自分の間違いを、間違った思考を、非生産的な態度をきっぱりと認めましょう。自分の間違いを認めたり訂正するからといって、あなたは弱い人間になったりしません。自分の頑固さや固い考えを緩めると、もっとオープンにポジティブな変化を受け入れられるようになり、もっと柔軟に問題に対処できるようになるのです。
「粘り強さと頑固さの違いは、強い意志から来るものと強い否定から来るものの違いである。」– ヘンリー・ウォード・ビーチャー
7.感情的な重荷を手放す
過去の体験に対する負の感情で自分を押しつぶしてしまうことは、前へ進むことを更に難しくしてしまうだけです。過去に生きることは止めましょう。幸せになるために、学び、許し、前へ進みましょう。痛みという重圧は、あなたの前に差し出されたあらゆる機会を見えにくくし、人生という道中で出会う人を間違って判断する原因となってしまうのです。