失敗に対処するための心理戦略8選

2019年6月21日
いつでも望んだものを手に入れられるわけではありません。こういった状況にどう対処すべきか知っておくことで、もっと上手く失敗を乗り越えることができますし、それにより自分をもっと強くすることにつながるでしょう。

失敗や、自分の行動が望んでいた結果を生まなかった時の感情にうまく対処するのは日常的な課題です。それが経済的なものであれ学業であれ個人的なものであれ、新しい計画に取り組む時、いつでも同じ問いが浮かんできます:失敗したらどうしよう?これより恐ろしい問いなど存在しませんし、成功することよりも重要な問題かもしれません。何かに失敗した時のバックアップになるような良い戦略を探そうとしてみたことはありますか?なぜならこれが成功のカギとなるケースが多いからです。

失敗や問題、悔しさ、そしてストレスにまで打ち勝てる能力を持っているかどうかが、成功するかもしくは這い出るのが困難な落とし穴に落ちてしまうかの違いになり得るのです。このためには、目標に向かって努力するだけでなく失敗への対処法も知っておく必要があります。

成功とは何を意味するのか?

成功とは、状況次第、そして個人次第で決まるものです。主にお金や仕事にまつわる話であることが多いですよね。良い仕事や良い給料といった感じでしょう。しかし、成功は生活の中の他のあらゆる面で現れる可能性があります。社会的魅力や、人間関係の良好さ、自分を褒め称えてくれるような恋人を見つけられるかどうかなど…

いつでも望んだものを手に入れられるわけではありません。こういった状況にどう対処すべきか知っておくことで、もっと上手く失敗を乗り越えることができますし、それにより自分をもっと強くすることにつながるでしょう。

失敗に対処するための心理戦略8選

コーピングとは?

コーピングとは一連の思考法であり、行動を問題解決に向けて方向づけをする認知プロセスです。私たちは常に進む方法を変えていて、それは自分の持つ精神力や環境(あるいは私たち自身)から生まれる要求によって決まってきます。

コーピングメカニズムとは何でしょうか?おそらく皆さんは具体的でよく練られたプロセスを思い浮かべるでしょう。しかし、ある出来事(良いものであれ悪いものであれ)に対する私たちの反応は、どんなものであれコーピングメカニズムを活性化させます。例えば、破局の後に涙を流すことはコーピングメカニズムの一種ですし、失敗に対処する一つの手段です。友人たちとパーティーに行ったり、外の世界から離れるためにジムに行ったり、お気に入りの映画を立て続けに見たりなど。これらは全て異なるものですが、どれも悪い感情に対処するために等しく有効な手段です。

一般的なコーピング戦略

2種類のコーピング戦略について見ていきましょう。

  • 問題解決戦略 − これらは問題への取り組みに焦点を当てています。問題が悪い感情を引き起こしているので、それを変えることによって状況も変えようというものです。
  • 感情調整戦略 − 問題に対する感情を調整します。これはある種の自制メカニズムです。問題に合わせて解決策も変えるのです。

“もし計画が上手くいかないのなら、目標ではなく計画を変更しなさい”

-匿名-

全ての戦略が絶対に争いを解決してくれるわけではありません。どんな状況にもなんらかの形で反応することはできますが、その結果抱いた感情は失敗への対処に役立たないかもしれません。反対に、状況を悪化させてしまう恐れすらあるのです。例えば、自分を傷つけた相手に対して大声をあげるという反応をすれば、そのままこの状況は続いてしまいます。すでにある争いをさらに深くして、苦痛を永続させてしまうのです。

失敗に対処するための心理戦略8選

失敗への対処法

ラザルスとフォルクマンは失敗とその悪影響への対処法調査のリーダーたちです。彼らは、私たちが生活の中で直面する問題やストレスへ対処するのに役立つような思考や行動を調査し、分類しました。

問題解決および感情調整を含む戦略は合計で8つ存在します。順に、各戦略は一連の行動もしくは思考プロセスから成り立ちます。これらは、問題を解決するために人間が持っている異なる手段を内包した形態です。ラザルスとフォルクマンは有名なコーピング手段調査を通してこのデータを集めました。

失敗に対処するための戦略

  • 対決型 − 現実へと戻り、それを修正しようと試みる人物。彼らは失敗に立ち戻り、再度挑戦しようとします。この戦略は大きなリスクを伴うことも時折あります。なぜなら新たな機会を得るためあるいは次回の成功を確約するためにより精神力が必要になるからです。
  • 離隔型 − 対決型の反対です。この場合、起こったことから自らを切り離そうとします。特に責任という点に関しては自身の役割を最小限に抑えようとします。
  • 自己コントロール型 − 感情の調整に焦点を当てる人物。何もしないというわけではなく、精神面での行動を意味します。
  • サポート希求型 − この戦略は周囲の人のサポートを得ようとすることが基本となっています。感情を外在化することによって問題により集中できることもあります。話を聞いてくれ、助言をくれるような人々と話すことは、物事を別の観点から見るのに役立ちます。
  • 責任受容型 − 出来事の展開の中でそれぞれの人物が果たした役割を認識するというものです。自分たちになんらかの責任(統制の所在)があるであろうという事実を受け入れることは、自分自身に関する問題解決に集中するということです。
  • 逃避あるいは回避型 − 実行できるかもしれない解決策を思い浮かべながらも、それを実行には移しません。このグループに分類される他の戦略の中には活動的なものもありますが、食事、飲酒、喫煙など、回避型にも分類されます。
  • 計画型 − 問題解決のために考えうる戦略について考え、これを問題に立ち向かうための手段として発展させていきます。失敗に関連する損失を最小限に抑えるために、マインドマップを描くことも計画型戦略に含まれることがあります。
  • 肯定的再解釈型 − 失敗から生まれるポジティブな側面を見出します。言い換えると、”物事の明るい面を見る”ということです。

失敗はチャンスである

人生は常に教訓に満ちています。望んだ通りに物事が進むことは非常に稀で、だからこそ悔しさを感じたり失敗したと感じてしまうのです。これは正常なことであり、異常なことではありません。成長する機会や努力した成果を手に入れる機会は、失敗に対処するための感情的な能力を使い始めた時に現れます。これによって私たちは人生の教訓を得て、より賢くなることができるでしょう。