食べたいもので心が分かる

20 11月, 2018

人間の感情と食べ物には深い関りがあります。感情とは言っても、抑圧された感情のことです。認めたくない、または心の奥に隠れている感情です。

ですが抑圧された感情は、食べ方や食べる物など、違う形でやがて表に現れます。

人間にとって、食べ物は生きるためだけのものではありません。これは母親とのかかわりと関連性があります。どのように愛し愛されたのか、世の中とどのようにつながっているかに左右されます。

食べることを拒絶することは生きることを拒絶することです。逆に食べすぎる人は、現実または想像上の脅威と闘うことを拒絶しています。

 

「社会は大きく2つに分かれている:食欲以上の食べ物を持つ人と、食べ物以上の食欲を持つ人だ」

- シャンフォール

 

また、食べたいと思うものが感情を表すこともあります。理論的には、適切に料理された食べ物は全て美味しいはずです。なぜなら栄養分を与えてくれるからです。ですがどういったわけか、私たちには味の好みというものがあります。

ディアナ・ミニッヒ医師は栄養士としての視点から、「食べたいと思うもの」の裏に隠された感情について研究しました。そこから分かったことをご紹介します。

 

辛い食べ物と悲しみ

「辛い(からい)」という言葉は食べ物だけに使われるわけではありません。これは「つらい」とも読めますよね?

辛い

ミニッヒ医師によると、人間は悲しい時に辛い食べ物を欲するそうです。とても辛いものを食べることで涙が出ます。感情、緊張、興奮を表に出したいがために辛いものを食べるのです。

もしかしたら、それが自分のやりたいことだと気づいていないかもしれません。もし気づいていたとしても、自分の感情を素直に表に出す勇気がないのです。私たちは辛い食べ物を食べることで、達成できない欲望を補っているのです。

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焼き菓子と息苦しさ

これはケーキ、パイ、クッキーなどを含んだ食べ物です。こういったものを食べたいと思うことは良くありますよね? ですが肥満の原因にもなるものです。焼き菓子に夢中になる人もいます。なぜでしょうか?

こういったものを食べたがる人は、日常生活に疲れを感じています。失われたエネルギーを補うために炭水化物に走ります。喜びという、人生に欠けているものを求めて甘いものを食べようとするのです。

 

塩辛い食べ物

多くの食べ物に塩は含まれています。適量の塩は食事の味を良くし、また他の食材の風味を邪魔することもありません。

ですが何にでも塩をかける人がいます。甘いものを拒絶し、塩辛いものばかりを好むのです。

塩

研究によると、塩辛いものを求める人は、心に動揺がある人だそうです。苦悩や不安を抱えています。塩分は体内の水分の流れを活発にします。つまり塩を食べることは、心の落ち着きのなさを表しています

 

カリカリの食べ物

よくよく考えてみると、カリカリした食べ物を好む人は、その味ではなく「カリッ」とする感覚が好きなのです。

この場合、抑圧された感情は怒りです。カリカリする食べ物を噛み、その質感と音を楽しんでいます。つまりこれは喉に響くガリガリという音が怒りで喉をうならす音と重なり、怒りの感情を表に出しているのです。この感情が見落とされている時、それに気づく良いきっかけにもなります。

こちらもご覧ください ユーモアと生きるか、怒りと生きるか

 

柔らかい食べ物

柔らかい食べ物は口当たりがよく食欲をそそります。お米、パスタ、パンなどはまるでクッションのように柔らかい食べ物です。

柔らかい食べ物

こういった食べ物を欲する人は、心地よさ、保護、愛情を求めています。柔らかい食べ物が心にもたらすものは、抱きしめられる感覚と似ています。苦しい時間を過ごしている時に柔らかい食べ物を食べたくなるのです。

食べ物と無意識の感情の関係は、まだ不確かなものです。潜在意識を完全に表すものではありませんが、気を付けるのに値する重要な手がかりを与えてくれます。人は誰しも隠された、抑圧された感情があり、食べたいという欲求に負けることもあるのです。