太極拳の7つのメリット
太極拳は、ここ数年で世界中で人気になってきています。これは中国発祥で、世界の様々なところで行われています。
太極拳は肉体的・精神的な行いです。瞑想法でもあります。武術ですが、生き方でもあります。「動きのある瞑想」とも呼ばれます。肉体的にも精神的にもメリットが多いため、たくさんの人が実践しています。
「小川が深くなっているところでは水はよりスムーズに流れる。」
-ウィリアム・シェイクスピア-
この武道は、型を覚え行います。決まったポーズから滑らかに次の動きへ移っていきます。その一連の動きを終えるまでです。「白鶴亮翅 (はっかくりょうし)」や「野馬分髣(のまぶんそう)」など、型には詩的な名前が付けられています。次に、太極拳の様々なメリットの一部を紹介します。
1. 太極拳は生のエネルギーを与えてくれる
太極拳は、道教の思想と深くかかわっています。その為、道教のエネルギー、「気(Qi)」から英語の名前「Tai Chi(タイ・チー)」が来ています。伝統的な中国医学によれば、このエネルギーは自由に体を流れているものです。これが正常に働かないと、傷みや病気が起こります。気がブロックされているからです。
太極拳の動きは、エネルギーの流れを活性化させ、滞りをなくします。まず筋肉、呼吸器官、循環器官に変化を感じるでしょう。こうすることで体から病気を守ります。
2. 太極拳で心が落ち着く
すでにお話ししたように、太極拳はリラックステクニックです。これらのポーズは、硬くなった筋肉を和らげるようにできています。呼吸法を使って、平安と落ち着きを作り出します。
精神のバランスは、太極拳のゴールのひとつです。感情のバランスを整え、人生に対してもっとポジティブな姿勢を取れるようになります。毎日太極拳をする人は、不安症を発症する可能性が低くなるのです。
3. 腕と足が強くなる
すべての太極拳のポーズは立ったまま行います。関節はこのユニークな武道においては基本となります。体の先端がより酸素を補給し、筋肉が引き締まります。脚と腕がもっと強くなります。40歳以降に起こる筋肉量の減少を防止してもくれます。
4. 呼吸・心血管機能の改善
エクササイズを行うことは、呼吸・心血管機能を高める最高の方法です。太極拳も例外ではありません。優しく、段階的なエクササイズも兼ねているため、ダイナミックな動きと静かな動きどちらのメリットも得られます。
研究によれば、太極拳をすると心拍数が下がります。一方で、循環機能があがります。深い呼吸が肺の機能を改善してくれます。
5. 片頭痛、筋肉の痛み、不眠症を改善
筋肉の痛みは、悪い姿勢や溜まった緊張から起こります。太極拳は、日々の姿勢を正して、筋肉をリラックスさせてくれます。だから、筋肉の痛みが和らいだり、片頭痛が減ったりします。
肉体的・精神的バランスへの強調のため、太極拳は不眠症へも有効です。不安を外に出して、しつこい不安症や睡眠障害にならないようにします。
6. 太極拳は関節の痛みを和らげ、転ぶのを防止する
すでにお話ししたように、太極拳では関節が大事です。肘、ひざ、お尻、手をのばしたり、緩めたりする動きがあります。そのため、関節が柔軟で強くなります。
力が付いてくると動きも変わります。太極拳の体の動きの種類は様々です。これを一緒に行うことで、すべてが転倒やけがのリスクを下げることにつながります。体が強くなって、バランスがよくなります。
7. 脳がより効率に機能し、高血圧を下げる
より多くの酸素を脳に送り込むため、太極拳は記憶を改善するようと言われています。さらに、太極拳の動きにはどちらも必要なため、集中力や意識も高まります。研究では、太極拳を行うと高血圧の人は改善がみられることがわかっています。
太極拳には大きなポテンシャルがあります。何歳でも、どこへいても行うことができる運動です。瞑想をしたいけどヨガやリラクゼーションよりはダイナミックなことをしたいという人には特におすすめです。