他人から敬意を払われるには?

他人から敬意を払われるには?

最後の更新: 16 5月, 2018

敬意という言葉をきちんと理解していなければ、他人に敬意を払われることはありません。敬意が現れる特定の記憶を思い返してみると、より容易にこの価値について理解できるかと思います。わたしたちは、相手を同等とみなしてありのままを受け入れたときに相手に敬意を抱きます。

つまり、過小評価や軽視につながるどんな姿勢も失礼に当たります。拒否、否定、相手の感じること考えることの無効化の傾向があるどんな行動もです。相手の意見に同意しないことはあります。しかし、これらを軽視したり変えようとしたりすることは、一線を超えることです。

 

あなたが自分に敬意を払っていないなら、他人に敬意を払わせることはできません。自分は他人と同等の価値があるということを認識する必要があります。別の言葉で言えば、他の人より素晴らしいとか劣っていると感じないことです。 そしてもちろん、自分自身を受け入れる必要があります。そのままのあなたで十分価値があるということを感じて下さい。

「憧れよりも相手に敬意を抱くほうがもっと価値がある。」
-ジャン=ジャック・ルソー-

鳥の巣


他人に敬意を払ってもらうためにすべきこと

自分自身の受容・理解は、姿勢や行動に表れます。抽象的な現実はありません。あなたが感じていることを大きな声で言って他の人に知ってもらう必要もありません。自分自身に敬意を持てる人は、3つの特徴を持っています。自尊心、アサーティブネス、自然さです。

  • 簡単に定義するなら、自尊心とは自分に対していい意見を持っているということです。ナルシシズムとはあまり関係ありません。 「自分のことを好きになる」ことです。自分が考えること、言うこと、することに同調することです。もちろん、自分が他の人より優れていると考えることなしにです。ありのままの自分で、他の人と同じくらい特別だと感じるべきです。
  • アサーティブネスは、自分の権利を守り自分の意見を表現できることです。自分の周りの大多数の人とは異なる考えをもつ好ましくない状況に陥っているときには重要な能力です。現在力を持っている人とは違う考えを持つときです。この性質は、自尊心の直接の賜物であり、他人から敬意を得るためには不可欠な状況です。
  • 自然さとは、自分のエッセンス、価値観、信念を持ち続けることです。今の環境においてそれが最良の方法でなかったとしてもです。つまり、考えていることや感じていることをコンテクストに関係なく表現することです。相手に特定の印象を抱かせるために、ふりをしたり、装ったりすることないということです。自然でいましょう。自分が人間として持っている価値に気づいて初めて本物になれます。
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他人から敬意を獲得する

敬意は自分から始まります。自分に敬意を払えなかったら、他の人があなたに敬意を払うことはありません。敬意とは、恐怖や畏敬とは異なることを理解してください。それは、受け入れと感謝です。

他人に敬意を払ってもらうためのカギをいくつか紹介します。

  • 全員から好かれることはないと受け入れる。他人の承認・非承認があなたを条件づけることはありません。あなたのことを好きじゃない人は必ずいます。
  • フレンドリーさと謙遜を差別化する。礼儀は服従ではありません。わたしたちは他の人の気分をよくするために生まれてきたわけではありません。
  • 自己愛を強め実践する。自分の価値や達成を認めるのをやめないでください。どれだけ小さく感じても、自分の偉業をはねつけないでください。
  • 自分のコミュニケーション辞書に「ノー」を追加する。リミットを設定することは、相手の気分を害したり、思いやりにかけるということではありません。お互いの敬意を保つための健全な方法です。
  • 相手が考えることや感じることの責任が自分にはないことを受け入れる。あなたの話すこと、考えること、行動することが相手の気分を悪くしたとしても、それはあなたの問題ではありません。相手に自分の不快感を自分で解決させてください。
  • 必要な時には承認を要求する。他の人のために頑張りすぎたら、相手は感謝することをやめてしまいます。これが起こった場合は、あなたの助けを一旦止めましょう。
  • 自分を擁護することを学ぶ。あなたは「学習性無力感」の被害者かもしれません。これを乗り越えて自分を擁護してください。はじめは簡単ではありません。しかし、習慣にしてしまえば続けることは難しくはありません。

他人に敬意を払わせることは、短期間で達成できるような目標ではありません。特にすでに何度も自分を軽視していればなおさらです。これを達成するには、しっかり決断し、フォーカスを保つよう強い意志を持たなくてはいけません。しかし、やるだけの価値はあります。軽視は悪いものや不必要な苦しみしか寄せ付けません。


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