いらないモノを捨てることで得た5つの教訓

いらないモノを捨てることで得た5つの教訓
Gema Sánchez Cuevas

によってレビューと承認されています。 心理学者 Gema Sánchez Cuevas.

によって書かれた Raquel Lemos Rodríguez

最後の更新: 21 12月, 2022

私はずっと自分が、少ない持ち物で満足しそれを大切にするミニマリストだと思ってきました。少なくともそう努めてきました。でも実際には、服でいっぱいのクローゼットや、本棚に置ききれずに他の家具にまで置いていた大量の本が、全く反対だと物語っていました。異なる用途のためにデザインされたインテリア雑貨もありすぎました。こうして私の不用品一掃作戦が始まり、この時5つの教訓を得て、私の生活はすっかり変化しました。

1.今持っているものを使う

最初に得た教訓の1つは、モノが多いほど選択肢が増えるわけではないということです。実際、気づくのに時間がかかりましたが、クローゼットにある全ての服のうち、いつも着ているのは同じものばかりだったのです。特別な機会のための服だとか、普段に着るには新しすぎると思って着ない服もありました。結局そういう服はクローゼットの奥に追いやられていて、使える服は3,4着しかなかったのです。

絶対読まない本や、場所をとっているだけのモノたち。いらないモノを処分すれば、あなたの生活は180度変わるでしょう

そこで実行したのが不用品一掃です。着ないと思う服を全て処分し、新品の服を初めて着る機会を想像するのをやめて、とても気に入っていたのに着ていなかった服を着るようにしました。好きだったのに持っていたことも忘れていた服もありました。どうしてこんなに奥にしまい込んでしまっていたのでしょう。

虹が映る壁に触れた手

2.何かを買うときは2度考える

1つ目の教訓は、間違いなくこの2つ目の教訓を得るために必須なものでした。自分の持っている服を確認し、忘れていた服に気づいたら、もう欲しかった服を買う必要がなくなりました。

その他の本や持ち物でも同じことでした。広告は私たちにモノを売ろうとし、実際は必要でないモノを必要であると思わせる、ということは明らかです。新しいパソコン、新しいチョコレート、一番足にやさしい中敷き… 結局使わずに、消費せずに終わってしまうモノがなんと多いことか。

食品に関していうと、「賞味期限までに食べる確率は?」これが特に乳製品のコーナーを通るときに考えることです。食べずに悪くなってしまう食品を買うなんて意味がありません。場所をとるだけのモノを買うのも同じことです。モノは貴重なのです!

3.モノが少なければ、時間も節約

持ち物が少ないことの最大の利点は、掃除の時間が大幅に減ることです。私事ですが、洗面所を掃除するのにバカにならない時間をかけていました。洗濯物、ヘアケア製品やボディケア製品、雑誌、大量のタオル… まさにカオスでした。部屋も同じことで、絶対に読むことのない本でいっぱいでした。やはり、掃除するよりもモノをあちらからこちらへ動かすことの方が時間がかかっていました。

「シンプルさは究極の洗練である」

-レオナルド・ダ・ヴィンチ-

ちょうど必要なものだけ、本当に使うものを持つようにすれば、自分の時間を有効に使うことができ、それは常に感謝すべきことです。時間はとても貴重なもので、不必要な活動のために無駄にする時間は少なければ少ないほど良いでしょう。このように持ち物が少なければ、掃除や整理がずっと早く終わります。

3つの桜の花

4.今現在に重点を置くようになる

これは、そういう身の回りの乱雑さは、自分の過去と現在に深く関係していたということです。特別な時間を思い出したり、プレゼントにもらったので処分したくないモノがたくさんありました。でも、好きではなかったり、壊れていたりして使うことはなかったのです。

他には、最初に書いたように、いつか必要になるかもと思ってしまい込んでいたものがありました。そのいつかまでずっと保管しておかなくても、もし本当に必要になったら買えるだろうと気づくまでは。なぜなら、そのいつかは決して来ないかもしれなくて、それなら保管しておく意味は全くないのですから。

そういう訳で、今現在に重点を置くようになりました。持っているものをチェックし、余分なものを処分し、「もしかしたら…」から解放され、「思い出だから…」というのも忘れて。万全の備えという言い訳のコレクション癖は終わりを告げました。

5.自分は、持っているモノでははかれない

これが、本当に役立った最後の教訓です。持っているモノで人を見ることがよくありますが、多分これは、持ち物に大きな価値を見ているからでしょう。でも結局のところ、それらは全てただのモノにすぎません。もし車が燃えてしまったら? 気落ちするでしょうが、買い替えることができます。

空に浮かぶボート

数か月前のアリカンテの村(スペイン東部)のニュースを思い出します。自分の車が洪水で流されるまいとしていて亡くなった男性の話です。車のために溺れて亡くなってしまったのです。本当に物質のために命を投げ出す価値はあるんでしょうか??

「捨てる、集める、整頓する。もう必要のない過去のモノでいっぱいで散らかった場所ほどエネルギーを消費するものはない」

-ダライ・ラマ-

自分の生活に余計なモノを処分することで、新しい視野に目が向きました。上記の教訓から、自分の持ち物を大切にし、価値を見出すことはよいけれど、そういうモノの奴隷になったり、持ち物が自分の生活を決定するようなことにはなってはいけないと学びました。なぜなら、いくつかのモノは高く評価できるとしても、物質が幸せを運んでくるのではないからです。実際には何の役にも立たないモノのために、いくら費やしたのでしょう。どれだけの新しいモノが、場所がないからという理由で私の生活に入って来なかったのでしょう。


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