自尊心を向上する3つの方法
自尊心の考えは多くの人にとってジレンマです。自尊心に関する数えきれないほどの本や記事が、あなたの問題をすべて解決してくれる方法があるかのように話します。これらの本や記事は、自尊心があれば何でも上手くいくかのように解きます。自尊心がなければ、すべてが失敗します。問題は、自己愛が発達するのは生まれて最初の5年間である、ということです。でも、人生は一回きりです。そのため、多くの人は自分自身に自尊心を高める方法などあるのかと問います。
答えはイエスです。恵まれた環境で育ったなら、人生の早い段階で自己愛を養うことは簡単です。特別な力と幸せを見つけるさらなる可能性を与えてくれます。そうでなかったとしても、まだしっかりしていない根っこは直すことが出来ます。
この時、別の疑問が浮かんでくることもあるかもしれません。なぜ自尊心を改善する心配をする必要があるのか?当然のことに思えるかもしれませんが、そう感じない人もいるかもしれません。自己愛の欠落は、多くの問題の原因です。問題を大きくするリスクを高めます。自尊心がしっかりしていないと、不満を感じることが多く、安らぎを得ることが難しくなります。ゴールを設定し現実的な目標を達成することがかなりの挑戦になります。簡単に言えば、もっと複雑になるのです。これらを回避するために、ここでは3つの効果的な方法をご紹介します。
「自尊心は、他人がどう思うかではなく、自分が自分のことをどう思うかだ。」
-グロリア・ゲイナー-
1.自分の良いところを思い出させてくれるメッセージを書く
私たちの振る舞いには、自分で全く気づいていなかったり、ほとんど気が付かないものが沢山あります。人間は、自分が何故そう思うのか、なぜそう感じるのかはっきり説明することが出来ないのが普通です。よくわからずに感じたり感じなかったりします。これらすべての情報が重要な無意識のなかにあります。
自分のことを愛せないとき、あなたの精神は自分という人間のポジティブな部分の多くを見過ごしています。だから、自尊心を改善するのにはちょっとした念押しが重要なツールです。
テクニックはシンプルです。自分のいいところを書き出してください。自分の好きなところ、今日達成したこと、乗り越えた困難などを書き出してください。自分の徳、能力、スキルに関して具体的に書いてください。いいところを書き出します。そのリストを頻繁にチェックしてください。そうすることで自分の精神が敵ではなく仲間として機能してくれます。
2. 破滅的な考えを特定する
自己愛がダメージを受けているとき、世界をもっと暗い視点から見てしまいがちです。自分の不幸を周りに投影してしまうのです。結果、ポジティブなものよりネガティブなものにフォーカスしてしまいます。
他の人と自分を比べるなどの不健全な習慣は問題となり得ます。もしかしたら、何か重要なことを行おうとして怖くなったり、自分の夢を信じるのが難しくて受け身になって流れに任せていたりするのかもしれません。
自分に注意を向けてみてください。自分自身の観察者になってください。目標は、嫌な気持ちになる思考を特定することです。暗い見方をしているのは、物事が本当に悪いからではなく、そういう風に解釈する習慣になっているだけです。自分を観察することを学び、そのような思考の特定方法を学んでください。そうすれば、少しずつ破壊的な習慣から自分を解放できます。
3.5本指エクササイズ
これは心理学者のホセ・イグナシオ・フェルナンデスが考え出した方法です。自尊心を改善するのに役立つ方法です。気持ちが落ちているときにムードを改善してくれる簡単な行動です。
それでは、その方法を見てみましょう。
- リラックス。深く息を吸い、吐いて、完全にリラックス。
- 最初のメンタルイメージ。自分の手を伸ばして、親指と人差し指をつける。このポジションで、愛されたり守られたりしたと感じた瞬間を思い出す。例えば、誰かがあなたをケアしてくれたとき。
- 2つ目のメンタルイメージ。親指を中指へ。うまくいったり何かを達成したりした時のことを思い浮かべる。
- 3つ目のメンタルイメージ。親指を薬指へ。他人のために優しい行いをしたときのことを思い出す。
- 4つ目のメンタルイメージ。親指を小指へ。こころから愛する人や愛した人を思い浮かべる。
このエクササイズは、自分に嫌になっているときや自信が感じられないときに役立ちます。バランスを見つけたり、長期で自尊心を養うために効果的です。最後に、状況に関係なく、いつでももっとハッピーになれる方法を学ぶことができることを覚えておいてください。