悲しみの5段階
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時に私達は、言葉では表現できないような悲しみにかられてしまうことがあります。静かに、心を自分のポケットにしまってしまうような悲しみです。何がその悲しみを引き起こすのかは分からないけれど、一つ言えることは、いつもの熱意だけではそうした悲しみの日々に向き合うことができないということです。
何がこうした状態を引き起こすのでしょか?鬱の話ではありません。それは全く別の話です。ここで話しているのは、心の温度計で自分の気分がゼロに落ちてしまう時のことです。いつもの習慣から脱線して、希望を捨ててしまう時のことです。
「悲しみの鳥に自分の頭上を飛ばせないようにすることはできないが、自分の頭に巣を作らせないようにすることはできる。」
―中国のことわざ
一つハッキリと分かっていることがあります。それは、悲しみは理解すべきメッセージではあるが、永続的な感情ではないということです。しかし、今日では自分を悲しみにゆだねることが一切ありません。脳にとって水路のような役割をするこの感情への余裕がないのです。私達はこの感情を無視するように義務付けられているに等しく、全てが大丈夫だと振る舞い、失望や欲求不満、不快感に免疫があると見せるという意味では、アカデミー賞の主演賞並みの演技です。
悲しみは私達人間に本来内在しているものです。ですから、こうした嘘を解明していきましょう。私達は悲しみを理解すべきなのです。そして、それは「頑張りなさい、人生ってそんなものだ」といった掛け声で治るものではないのです。悲しみにはそれなりの段階があるのです。その段階について下に説明します。