何日も考えさせられる映画5選
映画はたくさんの感情を与えてくれます。喜びや悲しみで泣きたくなったり、笑いたくなったり、インスパイアされたりします。しかし、大抵の場合は退屈な時に映画を見ます。映画の力をうまく使えば、ポテンシャルを引き出して考える力を高め、わたしたちの最大の味方になってくれるはずです。
この記事では、あなたを考えさせて何日も振り返りたくなる5つの映画をご紹介します。次に何かインスパイアしてくれる、あるいはモチベーションをあげてくれる映画を見たくなったら、これらの映画を試してみてください。オープンマインドで見るようにしましょう。そうすることで映画のメッセージをより楽しめるはずです。
1.『エターナル・サンシャイン』
自分の記憶から完全に誰かを消し去ることができたらどうしますか?元恋人を忘れ去ることができたら人生はずっと楽なのに、と思ったことはありませんか?この映画では、主人公は元恋人のことを恋しく思わなくて済むように、彼女の記憶すべてを消す決断をします。
しかし、現実世界でも起こるように、主人公の思うように物事はいきません。たまたま彼女に出くわしたあと(彼女のことは覚えてはいません)、見る人が何日も考えてしまうような新しいラブストーリーを2人は作り上げていくのです。
2.『恋はデジャ・ブ』
フィル・コナーズは、グラウンドホッグデーのイベントを報道しなくてはいけない地元テレビ局の司会者です。しかし、謎の理由で彼は時間に閉じ込められてしまい、そのせいで同じ日を何度も何度も繰り返します。
はじめに、悲しみや恐怖などの様々な種類のネガティブな感情を感じます。しかし、主人公は少しずつこの状況をうまく利用して、価値のあるものにすべきだと気づきます。だから、できるだけグラウンドホッグデーを楽しめるように自分の行動を変えていくのです。
この映画は、ちいさな日々の決断がわたしたちの生活に及ぼす影響に気づかせてくれます。最終的に、わたしたち自身の行動や思考が、わたしたちの生きる人生を左右するということです。
3.『インターステラー』
『インターステラー』もいろいろ考えさせられる映画です。この緊張の3時間には、科学、現代の問題、人類の問題などが組み込まれています。
この映画は、友情、家族、孤独などのトピックに関しても考えさせられます。宇宙や未来の人類を侵略し続ける私たちが、自分の住んでいる惑星にどれだけの責任があるかを思い知らせる映画です。この映画のすべての出来事は目まぐるしく起こるため、一分も目が離せません。
4.『Vフォー・ヴェンデッタ』
本の映画化は大抵原作ほどはうまくいきません。しかし、アラン・ムーアのグラフィックノベルの映画版は、かなりの大ヒットとなりました。この作品にみられるアイディアは、現実世界で大きな社会的ムーブメントを引き起こしています。
映画は「V」の足取りを追います。Vはイギリスの独裁的政府の圧政を終わらせようとする謎のキャラクターです。このディストピア世界では国は独裁者に支配されており、主人公はどんなことをしても市民の自由を取り戻したいと考えています。
『Vフォー・ヴェンデッタ』は、間違いなく最も素晴らしい映画のひとつです。これを見たあと、自由、犠牲、価値観、政府のコントロールなどについて考えずにはいられなくなります。この映画はクラシック作品のひとつです。
5.『ファイトクラブ』
最後にご紹介したいのは、有名な名言が出てくる映画です「好きでもない人を感心させるために、持ってない金で必要じゃないものを買うんだ」。これこそこの映画のテーマです。社会の期待を裏切って、自分が本当にしたいことをするのです。
しかし、これをポジティブに見せるのではなく、『ファイトクラブ』ではダークな視点からこれを行います。手に届かないものはありません。たくさんの暴力、死、狂気があります。
見たあとに何時間も何日も考えさせる良い映画はたくさんあります。でも、まずはここで紹介した作品から始めてみてはどうでしょうか。