脳は論理的に考えるが心はすでに知っている
脳からの要求と、心が感じたいことの間で揺れ動いた経験はありませんか?
この揺れ動いた状態で自分の内面に目を向けると、心や感情に従って行動するべきなのか、または頭の中にある理論的な考えに従って自分の状況を正当化するべきかわからなくなるでしょう。
このような状況に陥ったら、自分が幸福感や自由さを感じることを行うべきです。本当に必要なことを理解しているかどうかをばかりを考えて何かを自制するのではなく、感情に従って状況を楽しむことも大切です。
何かを実行するかどうか決定する時、自分が苦しまないように自制すると、心はそれに反発します。
それでは私たちは、頭の中にある考え方に従うべきなのか、それとも自分の心に従うべきなのでしょうか?
実は、自分の将来のために頭の中にある理論的な考え方と心の両方に耳を傾けることが大切です。それぞれには独自の考えがあり、私たちの世界を独特の方法で理解しているため、どちらからのメッセージも私たちにとっては重要です。
心からのメッセージ
頭の中の考えと心からのメッセージが衝突した時、多くの人がどちらかを選ぼうとします。また、感情に流されると私たちは弱くなると考える人は、理性のある論理的な考えが感情に勝ると考えます。
これらの考えはどれも「一部」は正解です。
人間は論理的な考えと感情の両方を持っており、どちらかを選んだり分割することはできません。論理的な考えを選択しながら自分の感情を無視すると、間違いを起こすことがあるため、どちらかだけを選ぶのは危険な選択です。
「心から理性を分けない人、そして感じる人がいい。考えると同時に感じる人だ。頭と心、また感情と理性をを分けて考えない人だ」
−エドゥアルド・ガレアーノ
どのように行動したら良いのかわからなくなった時、まずは脳からのメッセージに耳を傾けることから始めてください。思考、議論、そして理論の全てに責任を持つ脳からの意見に耳を傾けると、この時点で足りないことを心が教えてくれます。
ただし、心が自分の思考の奴隷となるような状態は危険です。どちらかに重点を置くのではなく両方にバランスよく耳を傾けることが大切です。論理的な考えが必ずしも正しいわけではないため、自分の感情を無視すると道を外れることがあります。
自分の心からのメッセージをしっかりと聞きましょう。
私たちの心が盲目だという人もいますが、私たちの体の中で最も「賢い」のが心です。
「理性は私たちの心がすでに知っていることを無視する」と聞いたことはありますか?
私たちの心は、アドレナリン、直観、悲惨な状態、愛、そして強さを誰よりもよく知っています。意味がないと感じながら行っている行動にも意味を与えるのが私たちの心です。
「私たちの心が世界を回しているというのは間違いないだろう。」
‐ダマソ・アロンソ
感情は理性のプロセスの中で決定権を持っています。つまり、感情が道を作り、脳が私たちがいるべき最善の場所を決定します。
落ち着き・聞き取り・慎重さ
平穏さ、聞き取り、そして慎重さがあなたを導くコンパスになります。集中するため、そして気分が良くなるために必要なことへの答えはあなたの内面にあります。
自分に起こる出来事を予測することはできませんが、何かを決定する前に、自分が下す決定で自分の心を傷つけることがあってはいけません。
「人間の最大の間違いは、心を離れることがない何かを頭の中から取り出そうとすることだ。」
‐マリオ・ベネデッティ
混乱した状況でも、心からのメッセージに耳を傾け、優先順位を理解することで調和が見つかります。自分の価値を活用して自分の行きたい場所へと自分を連れて行きましょう。
心を無視すると、なぜ自分はその方向に向かっているのかを理解できなくなるため、自分の心に背を向けてしまうと、どこに向かっているのかわからなくなります。