思春期によく起きる5つの問題

2019年1月20日

思春期とは、複雑になり得るものです。非常に複雑になり得ます。思春期の変化は、周りだけでなく、その子ども本人も困惑させます。思春期の問題に対峙するための準備にとても有効なのが、共感と忍耐です。さらに、様々な精神状態を示すサインにも注意を払う必要があります。

子供が思春期に入る時、その悪評と向き合うことになるであろう様々な挑戦が、多くの両親を死ぬほど怖がらせます。また、人生において、不安や気分の落ち込みといった様々な障害の影響を受けやすい時期でもあります。この記事を読んで、思春期の最も深刻な問題と私たちが彼らに何をできるのかを知ってください。

思春期の子供の5人に1人は、なんらかの心理的な障害に悩んでいます。

1.思春期の問題:うつ病と気分変調症

うつ病は、多くのティーンエイジャーに影響を及ぼします。集団に所属する必要性、にきびによる自尊心の低下、いじめ問題の広がりなどは、うつ病の原因と考えられるもののごく一部です。

気分変調症という、気分の落ち込みとは異なるものも存在する可能性があります。この障害は、軽度ではありますが、同時に慢性的なうつ病の一種です。最大で2年続くことが一般的です。

家族のサポートがとても重要です。精神状態の変化や重要なサインを、「10代のことだから」と見落としたり片付けたりしないでください。10代の子どもはあまりしゃべらず、家庭は彼らが最も自己表現をする環境ではない、ということは事実です。そのため、目をしっかりと見開いて、十分に10代の子供に注意を払う必要があります。

悲しげな10代の子

2.不安障害

不安は、現代に広くまん延しています。そして不安が私たちの人生において足がかりを得る時期が思春期です。ティーンエイジャーが持つ期待や他者が自分に対して持っているだろう期待が、重度のストレスの原因となります。また、他者の「お眼鏡に適う」ようにしようとするプレッシャー、友達との問題も不安の原因となります。

思春期の子どもに何かおかしいことが起きている、という事実を私たちに警告する症状は明確です。不眠症を持っているか?怒りっぽくなっているか?これらは、思春期におけるとても典型的な単なる気分の変化です。しかし、明白な理由のない胃痛や筋肉の緊張は、専門医の診察を受ける必要があります。そうすることで、何も異常がなければともかく、何かあったとしても治療を整えることができます。

「恐怖は感覚を鋭くさせる。不安は感覚をマヒさせる。」

-カート・ゴールドシュタイン-

3.拒食症や過食症、極度の摂食障害

食べ物に関する問題は、疑いようもなく思春期に最も共通するものの一つです。思春期の子供は、往々にして自分の体に対する批判を突き付けられます。同時に、社会が高い値段で売っている不可能な美のイメージに彼らは囲まれているのです。そのため思春期の子はしばしば、自分の食べるものを気にします。日々の食事で、体重を管理しようとするのです。

しかし、必ずしもこれ自体が問題の根であるとは限りません。多くの場合、ティーンエイジャーが誰にも相談せずにこういった行動に移ることが問題なのです。こうした食事の基準が非常に制限的な場合があり、それを罰という形で用いたり、不安を和らげるために利用することがあります。いうまでもなく、体に悲惨な結果をもたらし得るのです。

場合によって、こうした障害は、より大きな潜在的問題の兆候である場合もあります。一例として考えられるのは、小児期の精神的なショック・トラウマによって、ティーンエイジャーが罪悪感や自己嫌悪に陥り、食べ物によって自分の生活をコントロールし始める、という状況です。こうした障害において、自己破壊的な行動が現れることはとても一般的です。

やせ細ったティーンエイジャー

攻撃的にならないようにする

思春期の子を助けて、彼らの示す否定的な行動を解決したいなら、彼らに対して攻撃的にならないようにすることが不可欠です。思春期の子に問題があると気づくと、時に、親はフラストレーションを感じ、自制心を失うことがあるでしょう。しかし、あなたは冷静さを保つ必要があり、何よりも、専門家に助けを求めることが必要なのです。

ティーンエイジャーが痩せたいとき、医師に連れていって良いのです。そうすると医師は、栄養士を紹介してくれるでしょう。彼らは、健康的な食事を維持するために何を食べればよいのか、助言をしてくれます。しかし、十代の子供を良く観察することも重要です。もし食べ物のことで問題があると、そのことをあなたに見つからないようにするでしょう。

4.社交不安

社交不安は、不安障害のグループに分けられ、思春期の子どもが社交の場にいるときや、本人がそういう場に行くことを想像する時に症状が引き起こされます。見知らぬ人と関わること、たくさんの人がいる場所に行かなくてはならないことは、彼らにとって悪夢のような状況なのです。

こうした理由から、多くの若い人にとって、十代の時期を家で過ごすことは一般的なのです。不安、自分の体に対する自意識過剰、いじめ、承認欲求が、社交不安の原因です。

人がいる場所で頻脈や苦痛、呼吸困難が起きる時は、社交不安の兆候と言えます。

5.反社会・反抗挑戦性障害

ティーンエイジャーが盗みを働きますか?人や動物に対して暴力をふるいますか?この分野の専門家でない人にとって、反社会・反抗挑戦性障害を思春期によくある問題と混同するのはよくあることです。しかしながら、このタイプの行動はより深刻な問題の症状である可能性もあります。

大人に従わない、規律に従わない、盗む、常に怒っているというのは、こうした障害の存在を示すいくつかのサインです。誰にも敬意を払わず、考えずに行動する、とても衝動的で他者の誠実さを考慮に入れない若者。この人物は、大変な思いをしているだけなのか、それともより深刻な状態なのでしょうか?一番良いのは、思春期の問題の取り扱い方を知っている専門家に相談をすることです。

助けを探すことは不可欠です。このタイプの状況において、親が力不足を感じたり、理由を探すべき場所を間違えることはよくあります。子供を上手に育てることができなかった、とさえ感じることもあるでしょう。しかし、こうした誤解から、子供に対して受け身で服従的な、何のためにもならない態度を親が取るようになります。

圧倒的な敵対・挑戦行動や他者の基本的な権利を侵害する傾向は、私たちが注意を払わなくてはいけない障害があることを示唆しているかもしれません

思春期―みなよく分かっている

私たちは皆、思春期を経験しています。私たちは、どうしたら誤解されていると感じるか、どのように親が私たちへ助けを申し出る代わりに撤回するように見えるのかをよく覚えています。この理由から、上記で述べたことについて、親が単なる「10代のこと」と見なしてはいけないのです。親が行動することで、障害が大幅に悪化するのを防ぐことができるのです。

10代の引きこもり

不幸なことに、多くの思春期の子どもは、実際に自殺をするほどひどい影響を受けています。ひどい孤独感に苦しんでいる子供もいます。この人生における大変な時期に、大人の助けは必要不可欠です。大人は、10代の子が大いに必要としている安心感を与えることができるのです。私たちは、明らかな兆候に注意を払って、彼らを助けようとしなくてはいけません。軽くあしらうべきではないコメントがいくつかあります。「今日は夕食いらない」、「言ったとおりにして」、「自分の部屋にこもっていると気分がいい」などです。このコメントの裏側を見て、問題の原因を探れば、手に負えない状況に陥ることを防ぐことができるでしょう。望ましくない結果が起きるのを回避できる可能性が高まります。