心配と不安症は大親友

心配と不安症は大親友

最後の更新: 30 1月, 2018

心配というのは、不安症の核です。動き出したらもう止まりません。この感情は憤怒と怒りと同じくらい害があります。わたしたちを少しずつすり減らしていくからです。時にはわたしたちを麻痺させることもあります。さらに、心配はわたしたちの健康にも大きな影響を及ぼします。わたしたちの体は緊張し、落ち着きがなくなり不安定になります。

みんなときには心配します。それは自然でとっても普通のことです。問題は、不安症がわたしたちに影響を及ぼし始めたときです。異常な心配をしすべての責任を自分に押し付けるのは、多くの人が直面する問題のひとつです。

「恐怖は感覚を研ぎ澄まします。不安は感覚を麻痺させます。」
-カート・ゴールドスタイン-

不必要な心配

不安は様々な状況に向き合うことと関係しています。中には何の心配もしない人もいれば、逆にすべてを心配する人もいます。心配することはいいことでしょうか?

心配は、自分を苦しめている状況を振り返りそれを最終的に解決できるのであればポジティブなものです。しかし、心配が終わりなく堂々巡りしているだけなら、緊張、テンション、不安が現れます。

岩にたたずむ男性

心配が恐怖と関係しているというのは事実です。そのため、人生の中で何かうまくこなせていないことはないかと、立ち止まり自分に問いかけることが大事です。時には自分が好ましく思っていない状況に気づいているのにそれに終止符を打たないがために、その心配が連続してネガティブな思考を生み出し続けます。長期的には、それが健康に影響します。

「覚えておいてください。今日はあなたが昨日心配した明日です。」
-デール・カーネギー-

心配には一つのメインミッションがあります。起こりえる脅威への解決策を見出すことです。しかし、解決策は実行されなければなりません。実行しないなら、わたしたちの思考は問題を解決するよう警告を発し続け、次から次へと心配を生み出します。

この時、心配の思考は別のタイプのプレッシャーをあなたにかけ始めます。そうすることで、これ以上解決策を無視できないようあなたが意識するようになるかもしれないからです。めまい、吐き気、体の痛み、不安、頻脈などの症状は、明らかな原因がないまま始まります。しかし、その背後で何かひどく心配していることがあるのを分かっているはずです。そんな時こそ行動を起こすときです。

心配しすぎるのをやめたい

心配しすぎるのをやめるためには、行動を起こさなくてはいけません。自分の心に浮かぶすべてにとどまることを許し、解決しなくてはいけない問題があるということを無視してしまったら、あなたの健康を害するところまできてしまいます。

枝が生えた少年

これらの理由から、心配しすぎることをやめるための簡単なステップをご紹介します。すでにお話ししたように、今が行動するときです。心配しすぎるのをやめて次のことをしてみましょう。

  • 何に心配しているのか書き出す。自分の心に浮かんだすべてを書き出すことに価値を見出せないかもしれません。しかし、それを実際にやってみると、ヒーリングのように作用してくれることに気づきます。それに加え、書くことはもっと物事をはっきりと見るために、すべての考えを引き出す助けとなってくれます。
  • 自分自身に質問する。心配するとき、わたしたちにひどく影響を与えている状況が本当に自分の力で処理できる範囲なのか、など、自分に質問をしてみなくてはいけません。自分ではどうすることもできないと気づいたら、心配するのをやめるときです。
  • しなくてはいけないことはやる、できれば今日やる。自分を苦しめている問題を解決するためにしなくてはいけないことについて心配しているのに先延ばしにしていたら、不安は増えるばかりです。次のことわざを覚えていておいてください。「今日できることを明日に先延ばしてはいけない。
  • 愛する人に頼る。自分が最も信頼できる人に心配を打ち明けるときです。彼らは違う方法であなたを助けることができるかもしれません。それに、人に話すと心がすっきりします。
  • メリットを考える。向き合うのが怖いと思う状況があります。しかし、心配することほど悪いことはない、と考えてください。どのように解決したらいいかわからない、どうなるかわからない時に、状況に立ち向かうのは怖いでしょう。それでも、これによって起こるメリットを考えてみてください。あなたの肩からかなりの重荷が降りることを考えてください。

「逃げることができない何かから攻撃されている。」
-Sherri Paricio Bornhoft-

心配することはポジティブです。でも、それが自分の人生を常に占めることがないようにしましょう。 不安がドアをノックしてきたら、何かが正しくないという警告です。どうして自分はそれに対して何もしていないのか、と自分自身に問いかけるときです。

マスク

何もせずに心配し続けることはいい解決策ではありません。愛する人に話し、書き出し、問題と向き合う努力をしてみましょう。怖いかもしれません。でも、止めなかったらどれだけひどくなるか考えてみてください。リスクを冒す価値があると思いませんか?結局、失うものは何もないのだから…


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。