態度が悪いとはどのような意味なのか

態度が悪いとはどのような意味なのか

最後の更新: 23 4月, 2019

あなたも「態度が悪い」と言う表現を聞いたことがあると思います。この言葉の意味は明確だと感じる人がいる一方で、実は多くの人を困惑させます。「態度」という言葉には様々な意味が込められていますが、結局は私たち誰もが持っているものです。

ではそもそも態度とは何なのでしょうか?辞書を開けば、物や人に対する気持ちや意見というような定義や、それらによって引き起こされる行動といったような定義を見つけることができます。

より専門的な定義では、態度とはその人物を特徴づける精神および感情の状態だと言われます。さらに、態度とは過去の経験に基づき、私たちの物事に対する反応の仕方を形作ります。このように、「態度」の定義は様々で、1つに絞ることはできません。以下で詳しく見ていきましょう。

態度が悪いとはどのような意味か

上記したように、「態度」という言葉には数多くの意味があります。その中でもソロモン・アッシュの定義が有名です。彼は、態度を過去の経験によって形作られた継続的な気質だと定義しました。ここでは、「気質」というのがキーワードです。

態度について言うときの気質とは、認知的、感情的、感情的なものです。つまり態度とは、行動を起こすことにつながる感情的・理性的要素の組み合わせだと言ってよいでしょう。しかし、無意識の中の要素も影響を及ぼします。それらは意識的なものと同様であったりなかったりします。

基本的に、態度とは人や物、状況に対するその人の傾向を表しています。これは、人間は様々な態度を有しており、態度を全く持たずに生きることはできません。それではなぜ、特定のタイプの人を表すときにだけ、私たちはこの言葉を使うのでしょうか?

窓の外を見る男性

態度の種類

「悪い態度」とは、特定の気質に向けられる言葉です。しかし態度とは多様であり、人はいくつもの態度を持ち合わせています。むしろ、1つのことに対して2つの態度を同時に持つことも可能です。

感情や行動、動機、他者との関係、刺激などに応じて、態度をグループに分けすると役に立ちます。

  • 感情:これにはポジティブもの、ネガティブなもの、中立的なものがあります。感情的に人や物を受け入れたときに人はポジティブな態度をとり、それを拒絶したときにネガティブな態度をとります。また、無関心のときには人は中立的な態度をとります。
  • 行動:これには順向的なものと、逆向的なものがあります。順向的な態度は自律的な行動を誘発させ、逆向的な態度は受動的で順応主義的な行動を誘います。
  • モチベーションこれは行動する意志と関わりのある要素です。これには、自己中心的な態度、個人的な目標や利他的な目標を追い求めること、集団の目標を追い求めることなどがこれにあたります。
  • 他者との関係:人とのやり取りに対する態度です。例えば、操作的、協力的、受動的、攻撃的、単刀直入、寛大といった態度があります。
  • 刺激:これは内的及び外的刺激に対する反応の仕方です。刺激に対して頭と心のどちらが大きく働くかによって、理性的、もしくは感情的どちらかになります。
歩く男

目指すべき態度

私たちは、世界や自分自身に対して、誰しもが態度を持っています。それは自分の過去の経験から形作られています。もちろん、目指すべきはポジティブ、順向的、利他的、協力的、そして理性的な態度です。つまり、人が「態度を直しなさい」と言った時には、これらの要素の完璧な組み合わせを指しています。

しかし、残念ながらこれらすべての態度をいつでも同時に持ち続けることは困難です。また、状況に関わらず、物事すべてに対して完璧な気質を維持できる人はいません。なので、良い態度でいることを義務としてではなく、道しるべとして考えておきましょう。

では、態度を直すことでどのようなメリットがあるでしょうか?ここで意味している態度は、柔軟になりバランスのとれた生活を送ることを助けてくれます。そうすることで争いを避け、障害を乗り越え、他人とより良い関係を築き、より忍耐力を持つことが出来るようになるのです。


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  • Naranjo, C. (1990). La vieja y novísima Gestalt: actitud y práctica de un experiencialismo ateórico. Cuatro Vientos.


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