安定した愛着:健康的な繋がりの強さ
子どもが安定した愛着をもつよう自分の役を果たすことは、子どものメンタルヘルスを守ることになります。幼少期の不健康な繋がりから生じるあらゆる問題から子どもを救ってくれるのです。安定した愛着を築く用意はできていますか?
愛着に関して、私達は子どもに焦点を当てがちです。今日は、世話をする人や親に関して、みていきましょう。子どもの頃、自身が経験したことについてです。
両親が、自分が育てられたように子どもを育てるのは普通です。あるいは、真逆のことをする場合もあります。どちらにしても、自分に内在化した経験や決断が、子育ての基本になっています。
「安定した愛着は、安心・安全を基本とし発達する、つながる力だ」
-アサ・ドン・ブラウン-
もったことのない安定した愛着を豊かにすることを学ぶ
自分が子どもの頃、不安定な愛着や心配な愛着を持った人は、大人になり、安定した愛着を築くことが非常に難しくなります。ですので、世話をする人自身がその部分に働きかけることが重要です。自分で、または、セラピストの力を借りて行いましょう。うまく行えば、安定した愛着に必須な要素が作られます。
その要素とはどのようなものでしょう?それは、一定の安定、側にいたいという思い、感情の調整です。これらが親に欠けている、内在化していない場合、それを子どもに与えることは非常に困難です。そうしたいと思っていなくても、実際は不安定な愛着を強化してしまうのです。
セラピーはどう働くか
特に、あらゆる人間関係において、安定した愛着を築いてこなかった人にとって、これは非常に厳しいプロセスになるかもしれません。セラピストが、安定した愛着を築くために、ゼロから助けてくれます。安定した愛着は、親子の関係のみにあるわけでなく、恋愛関係、友人関係などの人間関係にも当てはまります。
セラピストは、感情の認識や理解、適切な外在化など様々な分野であなたを助けてくれるでしょう。抑圧や感情麻痺はよく見られます。また、問題はトラウマから生じている可能性もあります。それでも、問題について話し、それを人生の一部にすると、安定した愛着への長い道のりが開けます。
安定した愛着と共に、人とつながることを学び、不安定や心配な愛着を手放すことができたら、次のステップへ進み、新しい方法で子どもとつながりましょう。
子どもに安定した愛着を与えることが目標ですが、まず、自分のケアをすることが大切です。自分とうまくやっていくために、子どものことを考え、モチベーションを見出すと良いかもしれません。
子どもが成長した時、精神的依存や抑圧に苦しんでほしくはないでしょう。誰とも安定した関係を築くことが難しく、捨てられるのではないかと恐怖を抱いてほしくないでしょう。これは、私達が思っているより、頻繁に起こっています。
より良くなるために努力することは、子どもにとって重要なだけでなく、自分にとっても重要です。そうすれば、バランスを楽しめるようになり、より幸せになるでしょう。そして、人間関係が見違えるほど良くなりますよ!健康的に人とつながる方法を学び、自分が得られなかった安定した愛着を子どもに与えましょう。