この選択をしたのは、メイリンだけではありません。全世界で130人もの子どもが、この 「ゲーム」の恐ろしい50のステップを踏んでしまいました。
このゲームの最終ステージは、「ファイナル・ミッション」です。最後のミッションで、自ら命を絶ちます。恐怖にさらに恐怖心を加えるため、ユーザーIPアドレスがばれると、友達や家族を殺害するという警告までありました。
ソーシャルメディアや仮想コミュニティは、悪だと多くの人が言います。それでも、その裏である思いが突出しているのです：信じるか信じないかは自由ですが、この世は青い鯨で溢れています。これらに代表される尊く、傷つきやすい命を、私達は、知ってか知らずか無視しています：孤独、恐怖、不安…
結論の時です。青い鯨の反対は「ピンクの鯨」です。「ピンクの鯨」は、子どもの命を奪った青い鯨に対し出てきた素晴らしいイニシアチブです。
苦しみから逃れようとする青い鯨
この名になっている尊い動物とこのゲームは関係ありません。青い鯨（シロナガスクジラ）は、この世界で一番大きな動物です。優雅に泳ぎ、驚くべきスピードで海を渡ります。
一番大きな声を持つ動物でもあります。パルス音、唸り、鳴き声は、900マイル離れた所へも届きます。自然界に存在する美しい生き物のひとつでしょう。
一方、ソーシャルメディアの世界に存在し、アスファルトを泳ぐ青い鯨は 静かなものです。ひっそりと生きています。心が傷つきやすく、不安定です。
12,13,18歳の子どもが、恥ずかしく、苦しいことを強いられるこのゲームを始めるのには、いくつか理由があります。
子どもがなぜこのゲームをするのか？
青い鯨ゲームでは、子ども達は、見えない世界でユニークになれるチャンスを手にします。住む場所や何に関しても他の誰にも分かりません。
一つ一つの自傷行為や打たれることを達成とします。痛みや
恐怖、決断力の無さ…に打ち勝ち、それを勇敢だとします。「勝利」を投稿することが彼らの心理的強化とモチベーションです。続けるモチベーションにもなっています。
この類のゲームに参加し、自分は何かの一員であると感じます。義務を感じさせるゲームです。安定や安心を保証する家族や友達、グループがない場合、ティーンエージャーは、孤独から自分を守ろうとどんなことでもしたくなります。そして、最悪の場所を見てしまうことがあるのです。
さいごに、青い鯨ゲームは、子ども達に恐ろしい挑戦が詰まった長い旅をさせるものです。この挑戦とは、自尊心をサポートするようにできています。ただ、このゲームの裏に隠れている人が残酷で、加虐的だということを子ども達は知りません。
青がピンクに変わるとき
目を覚ましましょう：青い鯨はあちこちにいます。子ども達の気持ちや状態を決めつけず、恐がらせないよう、またゲームについて尋ねることも避けましょう。
厳しくしたり、決めつけたり、笑ったりすると青い鯨はすぐに泳いで行ってしまいます。注意深く、温かく、優しく接し、サポートすると、ピンクの鯨に変わります。
