SNSにみる私たちの人生

· 2017年11月21日

ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)で友達の写真やコメントを見ると、自分の人生はつまらないな、人に話すようなことがないなと思うかもしれません。それで自分も同じように何かと思い、日々の出来事の写真をバンバンアップしたり… でも、他人の人生って、本当にSNSにあるように素晴らしいものなのでしょうか。見た目に大忙しのSNSライフを送ることに意味があるのでしょうか。

例えば、自分たちはうまくいっていて、相手なしでは生きられないということをしょっちゅう知人たちに伝えるカップル… 彼らは、実際には自信がなくて嫉妬深かったりするものです。完璧を装ったり、人生のはかない夢でしかないことが実現しているようなふりをするために、アピールする必要がある人たちなのです。

 

どうしてみんな、私の人生よりうまくいっているの?

ラブラブで幸せなカップルの投稿の裏には、夫婦の危機が隠されていたり、世界のあちこちでの自撮り写真をアップする人は、単に孤独で根無し草なことを示しているのかもしれません。読者を導かんとするセルフヘルプや自己改善の言葉たちは、どこかで誰かにあてはまるように見えるだけの例外ばかりだったり…

残念なことに、私たちの脳はこんなメッセージを見るたびに、他人の人生の方が楽しいとか素晴らしいとか、真実の愛を見つけたとか、ものすごい体験をしたと理解し、羨ましさにさいなまれるのです。でも、きらびやかさの下に、本当に金は隠れているのでしょうか。

ノートパソコンを使う

何時間もSNSに没頭することは、憂鬱な時には逆効果です。自分と比べてどうかという目で見ている時は、特に害があります。自分が報われていないと感じている時は(事実ではないのに)、ほかの人の人生が本当にうまくいっているとみればますます憂鬱になるでしょう。友達のプロフィールを見て、被害者になったような気までするのです。

SNSに描かれているのがその人の人生だと思ったら間違い

あなたを取り巻く人々の最新ニュースが分かるというそのSNSを毎日のぞかずにはいられないものでしょうか?デンマークのある調査によると、フェイスブックをそんな風に使うと、私たちは不幸せになるとのことです。調査参加者の1グループに、1週間フェイスブックを見ないようにさせた結果、ストレスが減り、自分の仕事や勉強に集中できたと感じたことが分かりました。

SNSを使わない人々は、違った一日の過ごし方をしています。体を休めたり、運動したり、仕事を早く済ませたり、炊事や掃除をしたり… それだけではなく、SNSから離れていれば、そばにいる人と話したり、大事な人に会ったり、家族や友達に頻繁に電話したりすることになるのです。

この調査の結果から考えるべきことがあります。常に他人のいいニュースや素晴らしい出来事を目にしていると、自分と比較して落ち込んでしまう。書き込みや写真がいつも事実とは限らない。なぜならSNSの世界とは、本当の自分たちとは違う最高の姿を他人に見せるためのものなのですから。

フェイスブックにみる幸せは、飾られた幸せ

SNSで幸せいっぱいのコメントや投稿を見て落ち込んだ時は、この文章を魔法の言葉のように使いましょう。「この幸せは本物ではないとなぜ言える?」

答えはシンプルです。その写真は、その場の他のたくさんの写真の中から選ばれた一枚だし、手を加えられていることも多いです。どれでもいいからと載せた写真ではなくて、その人が気に入った一枚なのですから、その人の好みがわかるだけです。

カップルでセルフィーをとる人

それに、ある場面でこんな風に写真をとるということに時間をかける人は、その場を本当に楽しむことはできないですよね。その舞台から降りて、舞台にはその人の生活の一部を残して、観客の立場に立っているのです。もちろん自分の意思で、ですが。

フェイスブックやツイッター、インスタグラムなどで見る出来事は、現実や本物とは何かが違っていて、どちらかと言えば広告のような、自分をこんな風に見せたいという願望を満たすものだと言えます。

あなたのSNSライフが他人と違うなら、おめでとう! とても楽しく過ごしたことの証明に、土曜に出かけたとか、夢に見たバカンスだとかいってたくさん写真を見せる必要はないのです。世界中に見せびらかさなくても、その思い出や瞬間は現実に存在したのですから。