自分を気にかけてくれる人
誰もが自分を気にかけてくれる人を必要とします。気分を良くするためにお互いに依存するのとは違います。前に進めなくなった時、どん底に落とされた気分になった時、物事が上手くいかない時、あなたを理解し、支えてくれる人です。
自分を取り巻く状況が全てではないと教えてくれる人です。誰にも間違いはあります。崩れていく人生の欠片の上を飛ぶための翼をあたえてくれる守り神のような存在です。
高く飛び、自分の成功という熱で火傷しそうになった時に聞こえる良心の声のようです。あなたを支え、バランスを保ち、陰にもなります。
転んだ時に助けてくれるのが友達だ。起き上がれなかったら、隣に座り、耳を傾け、何があってもひとりじゃないと教えてくれる人だ。
困難な時、支えてくれる人が必要
楽しく時を過ごせる友達をつくることは難しくありません。ご飯や買い物、映画やカフェに出かける友達です。真の友達はどうでしょう。自分があまり良い気分でない時に、側にいてくれるのが真の友達です。
一人取り残された気分になり、涙があふれることがあります。聞くこと、言うこと、為すこと、何をしても気分はあがりません。こんな時、親密さが価値を発揮します。自分でも気づかないうちに、真の友達がバラバラになった破片を集めてくれます。
何にもならないと分かっていながら、グチを言い続けることがあります。しかし、ただ吐き出すことも大切です。バカバカしいことを笑い飛ばすとき、そして状況が悪化することへの不安を正直に話せる時です。
真の友達という言葉でしか表しようのない仲間がいます。どんなことも乗り越え、すべてを変えることができます。そんな友達をつくることはとても難しく、大切な人です。真の友達は貴重で、たくさんはいないものですが、苦しい時もうれしい時もいつもそばにいてくれます。
物事が上手くいっている時こそ、何でも言ってくれる
友達の大切さに気づきにくいのは、全てが上手く行っているときです。成功をねたむ人が現れたり、自分の成功に酔ってしまう時かもしれません。自分の敵はおらず、成功ばかりが頭にあり、やがて自分を見失います。
そんな時、人生の特別な人、真の友達が助けてくれます。現実の厳しさを示し、プライドの羽を切落とし、地に足をつけるよう促します。真の友達は、面と向かって真実を告げます。例え、それが、あなたを傷つけることであったとしても、あなたが嫌がると分かっていても、あなたにとって必要なことを教えてくれます。
あなたの態度が悪くなることは分かっているでしょう。でも、あなたのことを思っていることを、あなた自身が忘れることはないことも知っています。もちろん、あなたを傷つけたいためではありません。その反対です。あなたが転び、怪我をしないように、モチベーションをつけ、飛躍できるようにしてくれるのです。
誰もが自分を気にかけてくれる人を必要としています。物事が上手くいく時、また、悪い方向に向かう時、自分を敵に回してしまうことがあります。自滅する前に、コントロールを失わないよう、私達は誰かを必要とするのです。
完璧な人はいません。孤独な時は、実際より弱点が目立ちやすくなるものです。そんなとき、特別な人と共有する人生は、いつでも、大切な時間となるでしょう。