自分を信じられる子供を育てるための本3選
今日は、自分を信じられる子供を育てるのに良い本をいくつかご紹介したいと思います。そうすることがなぜ大事なのかって?このことについてうまくまとめたカール・A・メニンジャーの名言があります。「子供は自分にしてもらったことを、社会にそのまま返していく。」
もちろん、私達は親としてみな、好きなことをして幸せで充実感に満ちた子供を持てることを夢見ています。そのためには、もっと公平でバランスの取れた環境が必要であることは明らかです。そして、そうした社会を実現するためには、自分を信じられる人間の存在が必要です。心が安定していて、自分の事は自分で事足りる、そして、自分の能力の全てをより充実した人生に捧げられる人です。
「歳を取ることは強制だが、成長するかどうかは選択だ。」
―ウォルト・ディズニー―
子供を成長させる信念は知識と直観から芽生える
幼少期の中でも、早い時期の子供は特に積極的で直球です。これが、こうした子供と触れ合うのがとても変な体験に思える理由の一つです。ですが、7才以降になると、子供は「人が何と言うか」を心配し始め、友達や先生、家族の意見を気にし始めます。
だからと言って、子供の積極的な資質を失くす必要はありません。 感情とのつながりを保ったまま、感情を処理する方法を子供に教えてあげましょう。子供にきちんと、安定した自分を保って育ってほしいと思うなら、感情を実直にかつ相手と対等な形、アサーティブに表現するための道を示してあげなければいけません。子供にはそうする権利があります。そして、親としてのあなたの使命は、子供に「自分にはその権利がある」としっかり分からせ、あなたがいなくても子供が自分で自分を守れるようにすることです。
そうでなければ、子供は自分の感情を切り離すようになってしまいます。これは、自分のアイデンティティの一部を追いやることにもなります。子供も、アイデンティティが分からない大人のように、自分自身をどこか失ってしまうことがあるということを覚えておかなければいけません。そして、その喪失が心の不安定さを呼び込む隙を作るのです。
自分を信じられる子供を育てるための本
そこで登場するのが、子供を育てるための本です。こうした本は、子供が自分を信じることを決してやめないようにしっかり教育する手助けとなります。読書は子供達に自分の願望にはいつだって居場所があることを教えてくれる他、自分の感情と直接対話する方法を教えてくれます。そうすることは、子供が自分の気持ちを認識し、自分自身や他人を傷つけることなく表現するのに役立ちます。 そして、子供を育てるためのこうした本は、あなたの子供の心がもっと安定し、自分の可能性に自信を持ち、高い自尊心を持っていられることを確実にするのに、ささやかながら貢献します。以下に紹介する本の名前をしっかり書き留めておきましょう。
「みんなすてき!」
まず紹介するのは、レオ・ティマースの「みんなすてき!」です。これは絵本で、私達はみんな、愛されていると感じる必要があることをやさしく説いています。ただみんなと違うからというだけで、みんなとは違った処遇を受けていいというわけではないのです。
この場合、そうしたことがこのお話の主人公であるカラスの身に起こります。他の鳥は誰も主人公のカラスについてこれっぽっちも知りたいとは思いません。そして、カラスもどうしてみんなそうなのかが分かりません。ですが、カラスが自分の人生の舵をきり、他の人に受け入れてもらうために自分じゃない誰かになる必要はないことを学んだ時、全てが変わります。
「ほとんどいつもきみが好き」
では、次にアンナ・リェナスの「ほとんどいつもきみが好き」をご紹介しましょう。この本では、話の主旨は社会のしきたりや欠点、相違などを超えた無条件の愛です。
ここでの主人公は、ロロという名の虫とリタという名の蛍です。しかし、2人はお互いに全く違う存在です。ロロは束縛しがちな完璧主義者で、リタは全くもって即興で何でもやってしまう性格。ですが、愛となると、調和することはいつだって遂行可能な任務なのです。
「ストライプ」
最後に紹介するのは、デイビッド・シャノンの「ストライプ」です。他のみんながやっているからって本当にしなくちゃだめ?その質問への答えをこの楽しい本の中に見つけることができます。
ここでは、カミラ・フランという少女が、他の誰も食べないからという理由で、大好きな豆を食べなくなってしまいます。グループに入りたいという願望から、みんなのように振る舞おうとするのです。ですが、カミラはそうすることが答えではないということをすぐに学びます。
「彼は、自分の夢の一部である、自分の幼少期の一部にしがみつくことを過ちだとは捉えなかった。」
―マルク・レヴィ―
さぁ、これで、自分を信じられる子供を育てるのに良い、本当に楽しくて子供に読み聞かせるのにうってつけの本を3冊、知ることができましたね。幼少期という名の庭に水をやりましょう。そうすることで、子供達は自分はユニークで素晴らしい存在なんだと信じられる、充実感であふれた幸せな人間へと成長することでしょう。