自信のある自立した子どもを育てる7つのカギ

2018年9月11日 in 心理学 0 シェア済み
自信があって自立した子どもを育てる7つのカギ

自信のある自立した子どもを育てることは簡単なことではありません。私たちが介入すべき時と、好きにさせるべき時をわかっている必要があります。チャレンジや困難に直面した後、子どもの中に残り続けるライフスキルを得るために、敢えて干渉しないことも必要です。さらに、この子育て術では、多くの忍耐、たっぷりの愛情、そして子どものニーズを感じることのできる知恵が必要になります。

つい数週間前に、「自立し、自信のある子どもを育てること」というタイトルの教育に関する書籍が出版されました。この本の中で、二人の児童精神医のウェンディ・モスとドナルド・モーゼズが、多くの親が最近実践している子育てモデルについて考察しています。

「私が自分一人でやるのを手伝って」
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今、私たちにとって優先順位が最も高いことの一つは、子どもが出会うすべての問題を解決してあげようとすることだ、というところまで来ています。時にはこういった問題を先読みして、子どもがより楽で、落ち着いていて、有意義な人生を送れるように対策をとることさえあります。こうすることで、子どもをほとんど魔法のような平穏で囲んであげるのです。そのうえ、すべてが順調に行っていることが分かっていることで、私たちも喜びを感じるのです。

これらすべては確かに理解できるものであり、多くの場合、親としてそうするよう期待されていることさえあります。しかし、これを極端なレベルに持っていく親もいます。どんなときでも子どもの前の道をなめらかにしてあげることで、私たちはとても重要なスキルを子どもから奪ってしまっているのです。それは、子どもが自分で行動できるようになる必要があるという要素です。この能力は、以前は実行機能として知られていたものです。

児童精神科医のウェンディ・モスとドナルド・モーゼズは、実行機能のことを、自分の周りの世界に責任を持ち、自分のことを自分で整理・管理し、自分の間違いから学び、自己効力感を発達させる一連のスキルであると定義しています。ここで、自信があって自立している子どもを育てるために使える戦略をいくつか見てみましょう。

自立した子どもの育て方

1.自立した子どもを育てること―いつ介入し、いつ遠くから導いてあげるかを知ること

子育てはダンスのようなものです。ある時には子どもをハグし、抱っこしてあげなければならず、そのすぐ後には自由にしてあげなければなりません。そしてダンスのパートナーが解放され、完全に自由に自分のステップや動きをしている最中でさえも、遠くから見守り導いてあげるというもう一つの部分も忘れてはいけません。

行動を起こすべき時と子どもから距離をとるべき時を知ることは、決して簡単なことではありません。まず、共存の基本的なルールを適応させることが必要になります。ここで言っているのは、家族の一員みんなが家の中で自分の責任を持っているという枠組みのことです。子どもがこの責任を受け入れ、ちゃんと実行した場合、家の中で特定の権利を得られるというものです。こうすれば、このような家庭での合意によって、子どもは安全で幸せな環境で育つことができるのです。こうして子どもは何をすべきかが常にわかるようになるのです。

2.信頼

自立した子どもを育てるためには、私たちは子どもに信頼を与えてあげなければなりません。親や教育者としての私たちへの信頼と、子どもに対する信頼です。こうすることで、子どもは愛と注目が常にあり、いつも大切に育ててもらえる環境で成長することができます。子どもが問題やニーズについて話したいと思った時に、恐れることもそれを阻害するものもありません。子どもは自分でほとんど全てのことができるのだという自信をより持てるようになります。

3.健全な選択をできるようになること

健全な選択とはなんでしょうか。健全な、あるいは充実した選択とは、子どもが学ぶことのできるものです。それにより子どもが自分の行動から来る責任を受け入れられるようになるのです。子どもは自分の行動には結果が伴うのだとわかるようになります。悪い行いをすれば、自分自身とまわりに悪い影響があるということに気が付きます。また、私たちは子どもに、アドバイスを求めることはいいことだということも示してあげるべきです。一方で、子どもはそのアドバイスを受け入れてもいいし、自分の直感に従ってもいいという自由があるということがわかっているべきでもあります。

他に自立した子どもを育てる上で考慮に入れた方がいいことは、それぞれの子どもにそれぞれの性格、好み、熱中するものがあるということです。大人としては、子どもの決定や選択肢すべての仲立ちをしてあげることはできません。しかし、子どもを導き、アドバイスをしてあげることはできます。

子どもに責任を自覚させる

4.小さな課題および大きな課題の責任を取ることを教えましょう

子どもに責任感を持たせるには、3つのものが必要です。それは、時間、忍耐、愛情です。子育てで最悪の「敵」の一つは、子どもに大量のスキルを一気に取得するよう求めることです。また、全く予想していない日常の課題が出てきたとき、それに対処することが出来なくなるのも良く見られる結果です。

子どもがこのようなスキルを得るのを助ける一つのやり方は、子どもはとても幼いときから責任をとることができるということを理解することです。例えば、3歳で子どもはすでにおもちゃの片づけ方を学びます。食卓の準備をしたり、片づけをしたり、植物に水をあげたり、ペットのお世話をしたりするなどの小さな家事なら、手伝いができるようにさえなります。

そしてルールや義務、責任の適用は欠かせません。これにより、子どもは自分で思うよりずっと多くのことができるのだということを知りながら成長します。子どもは責任をとることが成長することなのだと学びます。そしてこういった課題を成功させることが、自尊心の補強になるということが分かるのです。

5.不満に対処すること

責任感があり自立した子どもを育てるために欠かせない戦略が、子どもが忍耐を持ち、毎日の生活の中の小さな困難に対処できる能力を身に付けるのを手伝うことです。私たちは子どもに不満を経験させ、その対処の仕方を学ばせなければなりません。こうして子どもは自信を持った青少年や大人になっていくのです。ですので、必要な時に「だめ」という言葉の力を決して疑ってはいけません。正しいタイミングと状況で「だめ」ということは、素晴らしい長期的メリットを生み出します。

時には「だめ」というのも大切

6.セルフコントロールを身に付けさせましょう

子どもに自分のことを内側から見ることを教えましょう。子どもが自分自身の感情を理解するのを手伝ってあげるのです。これにより毎日の問題や課題にずっと上手に取り組むことができるようになります。これができるようになるためには、心の知性に重点を置いた子育てをしてあげることが一番なのです。

7.社会的スキル、子どもに社会的能力を身に付けさせる重要性

子どもに正しい社会的スキルを身に付けさせることは、子どもがより上手に人間関係を築くことに役立ちます。つまり、子どもは自分についてよりポジティブな印象を持ち、しっかりしていて豊かな社会的能力を身に付けられるということです。心からの共感や自己表現ができるといった基本的なことでも、子どもが周りとよりポジティブなつながりを持つことに役立ちます。そしていじめなどの起こりうる状況に対処したり、それを回避したりできるようになり、社会的、感情的な旅路の中でより健全な方法で生き残れるようになるのです。

幸せな人間関係を築けるように

自分を信じることができ、そしてなによりハッピーな、自立した子どもを育てるこの「冒険」の中で、私たちが無視することのできない基本的なことがあります。それは、私たち自身のことです。それはお母さん、お父さん、おじいちゃんおばあちゃん、そして子どもの人生の一部になる人全員です。私たちは、お手本を見せることで教育しなければなりません。私たちこそが、子どもを健康に育てることも、害を与えることもできるのです。私たちこそが、子どもに飛び立つための翼を与えることもできれば、優柔不断と依存、不満という鳥かごに子どもを閉じ込めることもできるのです。言葉には強い影響があり、愛情が子どもを育み、見本を見せることで進むべき道を設定するのだということを覚えておきましょう。

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