心の健康の為の5つのセルフケア習慣
自分の体をケアするように心もケアする方法を学んでみませんか?セルフケアの習慣を取り入れることは、自尊心という筋肉を鍛えて無気力を克服することを意味します。また、感情的にバランスを保つことや、どのような社会環境でも適切な心のフィルターを持つことでもあるのです。
あなたも「セルフケア」や心の健康が最近人気になっていることに気付いているかもしれません。 マインドフルネス、ウェルネスといった言葉を聞くこともあるでしょう。この2つには異なるルーツや行為が挙げられますが、より良い心と体のバランスを持つという共通した目標があります。さらに、あなたの幸福感を高めることは、生活をよりコントロール出来るようになることにも繋がるのです。
「健康でないと人生は人生ではない。それはただの疲労と苦しみの状態だ。」
-フランソワ・ラブレー-
こういった活動を既に取り入れているという人もそうでない人も、ちょっとしたヒントを知っておくことは十分価値のあることです。心の健康は習慣と戦略に深く関係しており、全ての人が向上させるべきことなのです。そして、それには強い意志力と少しの創造性と一貫性が必要です。
これは心のセルフケアの第一歩となります。そして、それがあなたの精神の空気を入れ替えてくれる自分のための活動となります。また、私達は皆、この物理的、社会的な環境の一部だということも忘れないでください。あなたの環境もバランスに影響するのです。
セルフケアに必要なのは全体的なアプローチで、起こり得る全ての刺激に調和をもたらす為に優先順位を付ける、集中する、そしてフィルターをかけることを意味します。では、セルフケア習慣の詳しい方法について見ていきましょう。
1.ネガティブな感情を認識する
ネガティブな感情が脳の中で小さく「火花」を起こすのは、私達の感情でよく起こる現象です。そして、この小さな衝撃は大抵あなたの環境のバランスが悪くなることでやってきます。
例えば、何か嫌いなことに気付いたけど何も言えない、または自分は同意していないけどしょうがなく行うなどが挙げられます。もしかすると、解決しなければいけないけど先延ばしにしているような状況もあるかもしれません。
このような小さな火花が現れた後、それはやがて炎へと変わります。あなたの心は「焼けて」しまい、全ての感覚が疲れてしまうのです。そんな時に覚えておいてほしいのが、あなたを不快にしてしまう刺激、その火花を起こす引き金を認識するのに時間や努力を費やすことです。これは出来るだけ早く対処しなければいけないものなのです。
「今日あなたを邪魔している問題を明日に先延ばししてはいけない。」
2.明確な優先順位とより良い決断
良いアスリートは自分の体のことを知っています。自分の限界を理解しており、スキルを向上させる為に毎日トレーニングを続けます。しかし、これはどこかから勝手にやってくるような知識ではありません。明確な優先順位と日々の目標を持ち、良く考えられた計画があるから成せる行為なのです。
心のセルフケアには、計画や日々の優先順位を設けることも大切です。目的を持つことなく家を出てはいけません。 ゴールとモチベーションを持って行動しましょう。
何が良くて何が悪いのかをはっきりとさせる、そして何を優先させるかを明確にすることは、複雑な人生の道を進み始める方法です。すると、自分の幸福を大切にしてあげることが出来るのです。
3.ギブアンドテイクの関係
もう一つのセルフケア習慣はあなたが持つ関係性のバランスに注意を払うことです。バランスが乱れている関係は全てあなたの感情の負担になってしまい、誰かに費やす時間や努力、エネルギー、そして愛情が返ってこなくなります。バランスが悪くなると、相手はあなたからテイクする(受け取る)だけでギブして(与えて)はくれないからです。
もちろん、あなたの関係が完璧に平等なギブアンドテイクの関係になることはありません。例えば、親子の関係はこの素晴らしい例として挙げることが出来ます。しかし、それでも最も大事な関係性(家族、友人、恋人)にはバランスが必要で、フェアでなければいけません。
4.困難に耐えることを学ぶ
苦難や失敗、喪失、そしてミスに抵抗する人は落胆や怒り、そして不幸という感情に陥ってしまいます。しかし、セルフケアは人として成長し、器を大きくすることを学習することでもあります。
これは障害を乗り越え、困難に耐えた時だけ学ぶことが出来ます。人生はいつも複雑で(良い言い方をすると)トリッキーなので、私達はそれを管理する必要があるのです。
ですので、物事が良いことでも悪いことでも受け入れてあげましょう。これを受け入れるためには、まずは自分が傷ついていることも受け入れなければいけません。それを否定して抵抗したり無視する、または怒りを覚えることは健康的とは言えないのです。
5.バランスの良い心は心が中心にいることを意味する
クリフォード・サロンはカリフォルニア大学デービス校にある心と脳のセンターで働く神経科学者です。彼の最も面白い研究の一つは、私達の注意がどのように感情に影響しているかについて説明しており、心が中心にありバランスがとれているといつも幸福で健康的な脳の状態を生み出すと述べています。
また、彼は私達のほとんどが神経回路がどれほど人工的なものか知らないと言います。ですので、過去や存在しない未来を毎日考える代わりに現在に集中すると、全てに対して可能性が感じられるようになり、より楽観的でいれたり、不安が減少するのです。
もし自分の注意を鍛えたいなら医薬品も大きな助けとなります。しかし、心が中心に存在するには、リラックスした体も必要であることを忘れてはいけません。夜しっかり寝る、15、20分の昼寝をする、ウォーキングをする、筋肉の緊張を解くためにストレッチをする、そしてバランスのとれた食事を摂るなどの基本的なこともケアしてあげましょう。
まとめると、セルフケアの習慣はあなたの心の健康を改善する驚異的な力を持っているということです。自分に合う習慣をあなたも始めてみませんか?今日から自分自身に投資してみましょう。