交際:消耗してしまうとき
付き合いたての時、希望と喜びでいっぱいで至福状態になるのはよくあることです。すべてがうまくいっていて、一緒に住んだり結婚するなど、長期の人生計画をしたいと考えます。その時気づかないことは、消耗によって2人の関係にひびが入ってしまうかもしれないということです。
数か月か数年で100から0になってしまう理由は説明しがたいものです。どうして相手の癖や欠点が耐え難いものになってしまうまでに至ったのでしょうか。一緒に住んでいるからでしょうか?プライバシー不足でしょうか?情熱がなくなってきている証拠でしょうか?
情熱から消耗に変わるとき
落胆は、情熱が消耗にとってかわられる理由のひとつです。カップルが一緒に住み始めると、ワクワクと幸せでいっぱいになります。しかし、相手の別の部分も見ることになるのを覚えておいてください。
家事や支出の分担などは、小さなけんかの理由です。友好的に解決したいですが、相手に落胆させられるというのはあり得ることです。知らなかったちょっとしたふるまいや姿勢に驚き、完全に失望してしまうことすらあります。
無関心も理由になり得ます。長期にわたる非友好的な共存の結果起こります。無関心、嫌悪、拒否の感情を相手に抱くかもしれません。こうなってくると、相手がするすべてのことが変えるべき間違っていることのように言い争いの元となります。
関係のないことで言い争ったり、間違いを許す余地をまるで残しません。「もうどうでもいい」という日が来るまでです。自分を諦めて停滞状態で不幸に暮らす結果になるのです。
消耗と習慣に注意
日々の習慣、熱意の欠落、驚きや楽しいことの不足、もろい基礎、共通の趣味がない…消耗には様々な理由があります。しかし、本当の消耗の理由は、本人たちにあるんです。
気分が落ちていたり、外に出る気になれなかったりするときは、パートナーに伝えましょう。それによって安らぎを得ることはないかもしれませんが、相手にどうしたらいいか伝えることはできます。同じように、パートナーと常に同じ習慣にはまってしまっていたら、最終的に望まない消耗を生み出します。
例えば、毎週金曜日に映画に行きたいなら、2つの選択肢があります。繰り返しから抜け出して一緒に楽しめる活動にするか、ワクワクのかけらもない義務にしてしまうかです。1つ目のほうがいいですよね?
消耗を促進してしまうふるまい
信頼の欠落、嫉妬、不安、劣等感、正直さの欠落など、交際中にこのような姿勢を取ってしまうことがあります。これらすべてが、破局や消耗へつながります。関係を長く続けたいなら、自分から話して関係を改善しなくてはいけません。
破局につながるよくある間違いは、サポートの欠落です。問題があってそれについて話したいとき、相手の人が理解してくれないかもと思って自分にストップをかけてしまうことがよくあります。さらに最悪なことに、それについて話してみたら、安心できなかったり相手に守られたり理解されていないと感じます。これを避けるには、共感が必要です。
最後に、時間の不足も健全な恋愛関係の敵です。毎日パートナーと話す時間を持ちましょう。暖かなふれあい、ちょっとしたアイコンタクトだけでもエネルギーを満たしてくれるはずです。ストレスや働きすぎは、深刻なリスク要因になり得ます。
コミュニケーションが解決の糸口
健全で安定した関係を築くのは簡単ではありません。努力と意識的な取り組みが必要です。男性は感情について話すべきではないとか、女性は感情について話しすぎるなど、社会的なステレオタイプや偏見とも戦っていかなくてはいけません。
ステレオタイプや社会的な役割のため、女性はもっとコミュニケーションを取る傾向にあります。逆に、男性は保守的で強くもっと静かでいるように期待されています。
大抵、コミュニケーション不足は失敗を導く原因です。洋服をしまわない、ごみをださないなど、パートナーの気に入らないことがあれば、口に出すのがベストです。口論する目的ではなく、自分の考えを表現する一環として行います。
さらに、ネガティブなことを指摘して、変わる必要があることを伝えるだけが成功の秘訣ではありません。最も大切なことは愛情です。だから、ポジティブな部分も伝えましょう。相手がうまくやったり自分の好きなことをしてくれたら、それを伝えてください。
沈黙は聞くことができないが、すべてを埋める。
自分が気に入らないことをパートナーに意識させることで、それを修正することができるかもしれません。もしそうでなかったら、個人的に受け取る必要はありません。完璧な人はいないと理解しましょう。パートナーと同じように、自分だって癖があるんです。
逆に、何も言わないと決めたら、交際を豊かにしてくれるチャンスを無駄にしているだけでなく、自分を不幸せにしてしまっています。最終的に小さなことで爆発します。生きるためのコミュニケーションです。言わなかったこと、相手が知らないことは、存在しないも同然になります。