失恋は感情デトックスで乗り越える
失恋に怒りはつきもので、すべての事や人を疑うようになってしまうこともあります。感情デトックスは、そんな失恋後に立ち直る際に必要なステップでもあります。
痛みを無視するのも短期的には効果があるかもしれませんが、傷をしっかり癒さないことには前へ進めません。遅かれ早かれ、その傷は無関係の人に八つ当たりをする原因になってしまうかもしれません。
失恋後のいろいろな反応
失恋とどう向き合うかはあらゆる要因が関係してきます。その要因とは、年齢、時間、自尊心、性格、個人的な関わり方などです。
一方で、健全な関係と思っていたのに突然の別れが訪れた場合はとても傷付きます。反対に、虐待的な関係にあった場合、別れることによってすがすがしい気持ちになるかもしれません。
ネガティブな反応はネガティブな心的状況につながり、ひいては強い不安、妄想、復習などの社会秩序を乱す行為につながる可能性があります。
前の自分に別れを告げる
失恋をすると、苦悩、混乱、悲しみ、 孤独を経験する人もいます。これらの感情は欲求不満や怒りにまで形を変えることがあります。反対に、自由、自信、前向きな姿勢を感じる人もいます。
しかし、失恋をした場合、何らかの形で前の自分にも別れを告げる必要があります。失恋後は自分を立て直し、自分が本当は誰であるかを再発見しなくてはいけないからです。
“あなたがいたから私があった“
失恋から立ち直る最初のステップは自分が誰であるかを知ることです。恋愛関係において、“自分”は相手に依存していることがあります。これは多くの人が陥る過ちです。
誰かと別れることで、物事が変わったという事実を受け入れなければなりません。変わったと受容することが最初の一歩です。また、二度と同じようにはならない、そして自分も同じ人には戻れないことにも気が付きましょう。
失恋をすると、毎日の習慣が大きく変わります。結局のところ、人間は習慣の生き物です。最も基本的な習慣を変えなければならないのは、とてもストレスのかかることです。
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壊れたセルフイメージ、修復したセルフイメージ
失恋はセルフイメージを分析する機会でもあります。
付き合っていたことでセルフイメージが改善、人間として成長、そしてあなたの本質的側面を照らしてくれていたのであれば、恋愛関係にいることがあなたにとっては最高のものであると感じるかもしれません。
しかし、その関係が人としての成長を妨げ、本当の自分を表現できない環境になっていた場合、別れることは自分を再発見するチャンスになります。この場合、感情デトックスはより良い自分になる手助けをしてくれるでしょう。
自分の視野は自分で決める
自分の感情を紙に書き出すことは、別れと向き合うのに素晴らしい方法です。また、感情デトックスの一部でもあります。
感情デトックスとして書くことには3つのステージがあります。まず、何が別れの原因になったのかを考えます。それを書き記し、分析し、セルフイメージとアイデンティティにどのように影響するかをみてみましょう。次のステージでは別れの直接的な結果を書き出します。最後の第3ステージでは別れの長期的な影響について書いてみましょう。
すべては、焦点を悲しみや負のエネルギーではなく、あらゆる側面に当てるためです。何が起きたかを書き出すことは、どのようにしてそれが起きたかを理解するのに役立ちます。
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禁欲と感情デトックス
失恋に対する脳の化学反応は、常習飲酒家が数日間アルコール摂取をしていない感覚と似ているといいます。
ヘレン・フィッシャーの調査では、パートナーとの情熱的な行為中、脳の報酬とサバイバルシステムは活性化される結果が出ています。これは感情デトックスのもう一つの鍵です。
感情デトックスは、感じているものに身体性があることを理解するのに役立ちます。これは、情緒的な自制に例えることができます。これらの症状は完全に物理的なものであり、時間が傷を癒してくれるでしょう。
新しい恋愛はいつから?
新しい恋愛をするかは、新しい恋人を本当に信頼しているか、元パートナーから立ち直ったかといった、あなたの気持ち次第です。 失恋の反動で付き合うことは、辛い別れで負った内面の葛藤を解決する助けになることもあります。新しい恋愛をするかは自分の気持ち次第で決めていいのです。