辛い状況を乗り越える5つのステップ
人生には上り坂、平坦な道、下り坂があります。つまり、幸せな瞬間、平凡で変わらぬ日常、辛い状況が代わる代わるやって来るのです。幸福感に満たされる時もあれば、世界が崩れ去ったような気持ちになる事もあるでしょう。誰もが幸せになりたいと願っていますが、実は苦しい時こそ自分を成長させるチャンスなのです。
この苦しい状況にどう立ち向かうかに、自分自身の本当の姿を見ることが出来ます。また、起きること全てを深く観察し、価値を見出せるようになるのです。困難な状況に上手く対応する事が出来るようになると、内面が成長するだけでなく、幸せの価値を新しい角度から見つめ、強さと賢さを得ることが出来ます。
「人生とは、計画通りに進むものではありません。あなたの向き合い方次第で変わっていくものです。」
- バージニア・サティア -
どんなに追い込まれた状況でも、必ず希望はあります。言うのは簡単だと思うかもしれません。ですが起こってしまった辛い出来事を乗り越えるのは決して不可能なことではありません。すでに多くの人がそういう経験をしています。分かっていはいると思いますが、それは決して簡単な事ではありません。苦しく逃れることが不可能だと思われる状況から立ち直る、いつくかのアドバイスをここでご紹介します。
必ず過ぎ去るもの
ご自分の経験からも分かると思いますが、どんな状況にも必ず終わりが来ます。あなたが今感じている耐え切れないような痛みや苦しみも、いつか過ぎ去って行くのです。ですので、その痛みに囚われないでください。ただ感じ、そのまま受け流してしまいましょう。
自分自身や他人など、責める相手を探すようなことはしないでください。誰かを責めたところで何の解決にもなりません。怒りが増すだけです。何もせず、ただ苦しみを感じましょう。その内その苦しみも消えてなくなります。
「困難との遭遇は必然、そこから学ぶかは選択である。」
- ジョン・マクスウェル -
あなたは強い
あなたの心の中には、強さがあります。あなたはただそれを引き出すだけで良いのです。自分がどれだけ強いのかをまだ知らないとしたら、それは今までそれを使った事がないからです。困難に出会ったら、それはその強さを解き放つチャンスなのです。
心が恐怖に締めつけられると、些細な事も大きな事のように感じたりします。ですが、この恐怖を通して見えるものに真実はありません。この状況を乗り越える手段はもうすでにあなたの心の中に持っています。ただそれを見つけ、掴み取り、使うだけなのです。
意思で心を支配し、心は道理で動かしましょう。辛くても事実を受け入れ、心の強さを持ってそれに打ち勝ってください。勇気を持って自分の思考を支配しコントロールしましょう。
「人生の10%は起きた出来事で、残りの90%はあなたの向き合い方で変わる」
- チャールズ・スウィンドル -
あなたの現実を他人に左右されるな
苦痛や失敗は人生につきものです。必ずどこかで辛い経験と対峙する時が来ます。その時に誰かの方法を真似して、自分の現実を解決しようとしないでください。これはあなたの人生で、他の人のものではありません。
苦しみを乗り越える正しい方法などありません。自分でどうするのか決めましょう。苦しみを開放するには何が必要なのかじっくり考えてみてください。心の強さをもって、どう解決していくのか見極めましょう。
他人はあなたの感じている苦しみや痛みを理解する事は出来ません。これはあなたの問題なのです。他の人に、どうすべきかあれこれ指示されることなく、自分自身で立ち向かってください。
どうしようも出来ないことばかりを考えない
困難な状況に対峙する時、自分ではどうにも出来ない物事も出てきます。ですがこれに固執し、どういう事なのか確かめ、誰かを責めようとする人がいます。ですがこれは、同時に怒りや痛みに固執しているのです。
どうにも出来ない事など、さっさと諦めて考えないようにしましょう。不安な気持ちなど捨てて、そこから自分を解放し、心の平和を見つけるのです。コントロール出来ない状況や感情は、そのままただ受け入れて下さい。
全ての物事には意味が存在する、それを見つけなさい
人生で起こる物事全てには意味、理由、得るものが存在します。それを見つけてください。起こったこと全て、それがどんなに苦しい事でも、そこから何かを学び取ることが出来るという事を信じましょう。状況を理解しようとしたり、コントロールしようとしてはいけません。ただそこから何かを学び、それを強みに変えていくのです。
小説家ディーン・R・クーンツ氏は、かつて「祈れば答えが見つかる。だが答えが返ってくると信じ、注意深く耳を傾けなければならないのだ」と言いました。神様は大声で叫んだりしません。小さな声で、行くべき道のりを教えてくれます。これは有効なアイディアなので、自分の信念に上手く組み込んでみてください。