苦しみは本当の自分を見つけるきっかけ

2017年9月13日 in 心理学 0 シェア済み
花色の女性と虎

苦しみは本当の自分を見つけるきっかけになります。今まで気づかなかった面や受け入れられなかった部分に気づかせてくれるのです。苦しい事、悪いことが起きないようどんなに願っても、それは不可能なことです

私たちは皆、それぞれ状況は違いますが、何かしら苦しんだ経験があります。悲しく苦しい状況を、ずっと避け続けて生きることなど出来ません。人生はバラ色だ、などと感じるのは難しいですが、そう感じて生きている人たちもいますし、同じ状況に置かれても、人によってはそれほど苦しみを感じない人もいます。これがカギなのです。

苦しみから逃れて生きようともがくより、苦しみを違った方法で受け入れることを学ぶべきなのです。苦しみを成長や、そこから立ち上がる力に変えるためには、安全な空間で、これまでと違うスキルを向上させなければなりません。

女性を通り抜ける鳩

安全な場所というセラピー

心理療法は誰にとっても安全な場所でなければなりません。誰かに良し悪しを判断されることなく、絶対の真実などというものも存在せず、発言全ての秘密が守られる場所です。この秘密は、患者自身や他人の命が脅かされたり、裁判所命令などがない限り外に漏れることはありません。

セラピーは、例えどんなに辛い人生を送っている時でも心を安定させる、安心できる場所でなくてはなりません。そのため心理学者は―患者/クライアントと共に―治療の基盤となる、信頼関係を築く努力をします。

このユニークなつながりが上手く確立すると、患者が自信を高めていく助けとなります。そしてこの関係性は、恐れや、内に秘めている苦しみと向き合おうとする力を与えてくれます。なぜなら、これらの問題やその原因となっているものと対峙するスキルを得る前に、恐れることなくそれについて話しが出来るだけの、信頼関係が必要となるからです。

「恐怖に身をさらすのは問題ではない 一緒に歩んでいけるだけの基盤があるかどうかが問題なのである」
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歩く人と鳥の羽

苦しんだ事柄に名前を付ける

苦しんだ事柄に名前を付けるとはいっても、診断用のラベルのを付けるのとは違います。そもそも専門的な診断名など、ほとんど付けられないようなものばかりだと思います。苦悩の原因で特殊、もしくはありきたりなものなのは、自分で名前を考えて付けてみてください。

それは名前を付けた本人にしか意味をなさないものかも知れませんが、それで十分なのです。心の闇の部分、神経質な部分、影、憧れているものなどで良いのです。これは、治療環境においてあなたが独自に持つものを定義するために使われるもので、他と共通の名前を持っていたとしても、それぞれあなた独特の意味が込められているのです

名前を付けると、心を苦しめている問題を定義することが出来るので、変えたり、もしくは吸収したりすることが出来るようになります。

一旦名前を付けると、苦しみは違った意味合いを持つようになります。実体や感情から、より何かはっきりとしたものに変わります。心理学者、患者共にそれを説明、理解することが出来る、形のある何かへと変化するのです。そしてそれは、実はすでにあなたの中で変化し、吸収されているのです。

くすんだハートを赤く塗る少女

経験を吸収し、新しい自分に生まれ変わる

苦しみの原因が過去のもので、変えようのないものだとしたら、それをそのまま人生の物語の1つとして吸収、受け入れる事がベストです。これは簡単なことではありませんが、不可能でもありません。

吸収するにはまず、受け入れなければなりません。どんなに罪悪感を感じてもどこにも行きつく場所がないのだという事を認めるのです。また、他人を責めるのも意味がありません。なぜなら過去は過去、もう変えることなど出来ないからです。吸収することに力を注ぎ、苦しみを受け入れることは素晴らしいことです。悪いことが起きてもそれを自然に受け入れ、新しい自分に生まれ変わるのです

立ち直ることは大きなステップで、現れた自分の中にある暗い部分を受け入れることに繋がります。空虚な痛みを感じることも、心の中の悪魔と闘う必要もありません。これまで起きたこと全てが今の自分を作り上げているのだという事を学び、強くなるのです。

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