ワンダーラスト・シンドローム:旅への熱い思い

この症候群の人は、旅行の機会は絶対に逃がせなくなるという特徴があります。
ワンダーラスト・シンドローム:旅への熱い思い
Sergio De Dios González

によってレビューと承認されています。 心理学者 Sergio De Dios González.

によって書かれた María Prieto

最後の更新: 12 6月, 2024

ワンダーラスト・シンドロームとは、旅に出たいという熱い思いです。一部の人々が感じる「ニーズ」のような強い思いです。皆が経験するわけではありません:彼らの思いは、世界の隅々を探検し、新たな文化を経験したいというものです。
「ワンダーラスト」という言葉は、ドイツ語ワンダー (ハイキング) と ラスト (熱意)からきています。旅への熱い思いというアイディアはここから生まれたのです。ワンダーラストを直訳すると「旅への熱意」の方が近いでしょうか。様々なところを渡り歩きたいという衝動に駆られる精神状態、放浪癖に似ています。

 

ワンダーラスト・シンドローム:旅への熱い思い

思いのままに探求し、若さや旅の心を開放するという考えは、最近まで想像もできなかったことです。ワンダーラスト・シンドロームは、ただバカンスに行きたいというのとは違います。それは誰もが思うことですが、そうではなく、旅への熱意、新たな土地を発見、新たな文化を体験したいと思う内なるニーズです

旅行者

主に、20~40歳の男女が対象です。外へ出たいというどうにもならない思いがあります。世界の他の部分へ抜け出し、いつも新しい場所を求めます。これはこの世代に多い興味や優先だという研究や調査もあります。インターネットがそこにある一番の旅行会社であり、一番の方法になっています。予約、購入、チケットと情報―最新技術を使い、何でもできます。

この旅行者達は、ほとんどの時間を旅行ガイドを読んだり、フライトやホテル、ホステルなどをインターネットで探すのに使います。魅惑の場所に関するドキュメンタリーを見るのが好きで、旅行にお金を費やします。旅となると、手段を選びません。喜びや旅への思いを感じたいのです。ここで、ワンダーラストが生き方になるのです。

は人を豊かにします。心を開き、違う観点から物事を見られるようになります。異なる文化を学び、伝統に触れ、異なる場所に住むことで、世界に対する視野を広げます。さらに、知らないことへの関心を養う(そして、満たす)のです。

ワンダーラスト・シンドロームと遺伝

旅へのニーズを感じない人もいます。新しい土地に不安を感じるようです。彼らにとって休暇は、リラックスして休む時であり、料理や掃除をせずにすむホテルへ滞在することです。ワンダーラスト・シンドロームは正反対のアイディアです。一か所に長く滞在したいとは思わないため、それが人生の焦点となるのです。

冒険精神やワンダーラスト・シンドロームはただの流行りではないという専門家もいます。遺伝子に組み込まれていると言うのです。ドーパミン(快楽ホルモン)受容器である DRD4-7r に組み込まれており、「旅の遺伝子」とも言われます。

ナショナルジオグラフィックの研究者、デイビッド・ドブスは、この遺伝子が 「人々にリスクを取らる。人は、新たな土地、アイディア、食べ物、人間関係、ドラッグ、性的チャンスを探る。そして、動き、変化、冒険に喜びを感じる」と考えます。この遺伝子を持つ人は、旅へのニーズの他に、大胆で創造的という特徴もあります。異なる文化や生き方を学ぼうとするタイプです。自分の成長のために何でもします。

歩く女性

あなたはワンダーラスト・シンドローム?

ワンダーラスト・シンドロームの人には、人と異なる特徴的な性格があります:

  • どんな旅の機会も逃さないよう、常にパスポートは手元にあり、期限切れとは程遠い。変化を好むため、コンフォートゾーンからでることも恐くない。
  • 新たな土地や文化へ抱く興味は想像を超え、ニーズである。節約したお金は、新たな冒険へつぎ込む。
  • 旅から帰ると、次の旅の計画を立て始めている。専門サイトやドキュメンタリーを見たり、ガイドブックを読む。

世界を巡る旅への熱意は、ただ、旅の遺伝子を持っているということではありません。遊びや想像を通して物事を学ぶ幼少期も関係します。家というリミットの外へ興味を広げる時です。放課後を卒業し、子どもでなくなっても、同じよう(それ以上)に物事に熱中する大人がいるのです。

 


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。