自己批判的になりすぎる人に見られる11の兆候

自分自身を批判し始めた時に"自動操縦"状態になってしまうと、問題となってきます。きちんと意識を向け、無意識に自分自身を傷つけていることに気づく必要があります。自分が自己批判的になりすぎているか確かめるには、このリストをチェックしてみてください。
自己批判的になりすぎる人に見られる11の兆候
Sergio De Dios González

によってレビューと承認されています。 心理学者 Sergio De Dios González.

によって書かれた Eva Maria Rodríguez

最後の更新: 21 12月, 2022

私たちのほとんどが、ベストな自分になるための正しい道を選びたい、と意識的に切望しています。自分の努力を測るのに最適な手段は、自己分析を用いることです。もちろん、最高のパフォーマンスをするためにベストを尽くし、なり得る限り最高の人物になることは賞賛に値します。だからこそ次の機会に改善できるようにとネガティブな面を頻繁に気にかけてしまうのです。

しかし、自己分析が自分の行動を観察し弱点や悪癖を克服するための素晴らしい方法であるとはいえ、自分自身を過小評価し始めてしまうのは簡単です。容易に自己批判的になりすぎてしまうのです。

長い目で見たとき、自己批判が過ぎると成功やメンタルヘルスに悪影響を与えかねません。自己批判的になり過ぎると自尊心や自身が傷ついてしまいます。実際、これは低い自尊心や完璧主義と直接的に関連しているのです。

自己批判的になると、自尊心にネガティブな影響を及ぼしてしまいます。

自己批判的 ネガティブ

あなたは自己批判的すぎませんか?

自分自身を批判し始めた時に”自動操縦”状態になってしまうと、問題となってきます。きちんと意識を向け、無意識に自分自身を傷つけていることに気づく必要があります。自分が自己批判的になりすぎているか確かめるには、このリストをチェックしてみてください。あなたが日々行なっていることとマッチしている場合、その習慣をストップしてメンタルヘルスをもっとケアし始めなければなりません。

非難

  • 自分自身を含むどんなことも不十分に思える。自分には決して満足のいく仕事はできないと感じてしまいます。自分がこうあるべき、と考えているようには物事が進みません。身の回りのもの全てが、自分も含めて及第点に届かないと感じます。
  • 全てのネガティブな状況は、他の誰でもなく自分だけのせいだと感じてしまう。何か悪いことが起きると個人的に責任を感じてしまいます。即座に責任を取り、その出来事に関連があるかもしれない、自分にはコントロールできないようなその他の外部要因を無視してしまうのです。
  • 特定可能で改善が見込める問題であったとしても自分自身にがっかりしてしまう。何か間違ったことを自分がするたびに、失敗だと感じてしまいます。ミスを犯すと、それが確認可能で変化が期待できる特定の行動であったとしても、自分は完璧な失敗作なのだと感じてしまいます。問題を引き起こした行動そのものには着目せずに、一般化して考えてしまうのです。
  • しつこく自分のミスを分析し続けるにつれ、罪悪感の中に溺れていってしまう。あなたは悪い方向に進んでしまったことや自分にどうその責任があるのかを分析するのにたくさんの時間や労力を費やしますか?それでも最後に楽天的な気持ちで過去を振り返られるような結論を導くまでに至ったことがないですか?おそらくあなたは次回どう挽回するかを考える代わりに、自分の罪悪感や自分の悪いところ、しなかったことについてくよくよ考えすぎているのでしょう。

リスクを避ける

  • リスクは選択肢に含まれない。失敗するだろうと感じているので、リスクを冒そうとしません。過去にそうであったように、リスクを冒せば物事が悪い方向に向かってしまうと考えるのです。一番安全でベストな選択肢は何もしないことだ、と思い込んでいます。
  • 自分の意見を表明することを避ける。馬鹿げたことや途方もないこと、あるいは場違いなことを言ってしまったらどうしようという恐れから、一言も言葉を発しなくなるのです。そうなると、自分には何も面白いことが言えない、と考えてしまいます。おそらく自分の考え方は受け入れられない、あるいは退屈だ、と信じ込んでしまっているのでしょう。
自己批判的な人 特徴

消極性

  • 自分の達成したことに決して満足しない。常に自分のしたことの中からミスを見つけようとしてしまいます。何かを完璧にできないなら、何もしない方がマシだと感じてしまいます。結果が良いものであったとしても避けることのできない不完全さに固執してしまうのです。
  • 全ての状況に最悪なシナリオを考えついてしまう。あなたはいつも最悪の場合を想定してしまいますか?おそらく将来について考えるとき、あなたの思考はいつも”でももし…”で始まっているのでしょう。起こりうる失敗というレンズを通して、将来の行動にフィルターをかけてしまっているのです。恥をかいたり失敗することに対する恐怖心の方が勝利や成功以上に大きな影響力を持っているのでしょう。
  • 自己像に関する問題がある。おそらく自分では対処できないようなコンプレックスを抱えているのでしょう。自分の悪い部分が、他人が自分に対して抱く価値観や敬意に影響を与えてしまう、と信じ込んでいます。あなたの自己像は仕事上の成長や社交面での全身を阻んだり阻む恐れがあります。
  • どんな批判にも神経質になってしまう。建設的あるいは合理的な批評が疎ましく感じます。過剰に反応してしまい、人々の意見を個人的なものだと捉えてしまいます。

自己批判による自己破壊はやめにしよう

激しく頻繁な自己批判は自己破壊の一つの形です。つまり、自分自身を批判することによって私たちは健全とは正反対なことをしているのです。ではなぜそれをしてしまうのでしょう?なぜならこれは心理を表した巨大な図であり、拒絶や恐怖、憂鬱と言った重荷を運ぶことに慣れてしまっているからなのです。

自己批判的になりすぎる

このようにして消極性は逃れるのが困難な罠となるのです。私たちは自分自身をそこに縛り付けてしまいます。なぜならそれに馴染みがあるからです。その所有権があるからです。私たちは無意識にネガティブなものを探してしまいます。そうしないと落ち着かないのです。

このように自己批判的になったり自己破壊してしまうのをやめたいのなら、 自分自身をもっとよく知る必要があるでしょう。自分自身との対話も変えていく必要があります。


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。