自己破壊:自分自身が最悪の敵であるとき

2018年11月11日

自己破壊は、自分の目標を邪魔する限界や複雑な状況を作り出し、物事を自分で難しくしてしまうことです。

過去を振り返ってみて、自分のゴールを達成できなかったり、なぜ達成できなかったのか分からないことがあるはずです。これは、自己破壊が原因かもしれません。

自己破壊は、自分自身の中の敵を呼び起こします。短期的に見ると人を失敗から守ってくれるかもしれませんが、成功を阻む行為です。 自己破壊を行う人は、無意識に難しい状況を乗り越えることはできないと思い込み、障害を作り出します。

それでは、よくある自己破壊のタイプ4つを見てみましょう。

自己破壊の様々な種類

1. 必要なものを否定する

最もよく見られる一つ目のタイプは、自分が必要なものや欲しいものを否定することです。「大丈夫」「欲しくない」「興味ない」と言って、本当に望むものを隠してしまうことがあります。

そうすることで、落胆から自分を守り、自分のスキルを磨くために努力しなければいけないことを受け入れるのを拒みます。しかし、より素晴らしいことを行い、そのことで認められる成功や機会から自分をブロックしていることでもあります。

自己破壊は、目標を達成したいということを否定したり、無意識に自分に必要なものを与えなかったりすることで起こります。本当に望んでいないときと、望んでいるけど手に入らないかもしれないと恐れることの違いを知ることが重要です。

その違いがわかったら、自己破壊行動から自分を守ることができます。

「自分を信じることは成功を保証してはくれません。しかし、自分を信じないことは失敗を保証します。」

-アルバート・バンデューラ-

苦悩
2. 先延ばし:ぎりぎりまで何もしない

プライベートライフでも仕事でも失敗する最も効果的な方法は、先延ばしです。しなくてはいけないことを永遠に先延ばしにしているだけなのに、すべてうまく管理しているという誤った認識を与える害のある習慣です。

先延ばしは、自分が無能であると感じることから守ってくれる防衛メカニズムです。しかし、自分が本当は何ができるかということも見えなくなります。本質的に、目標に向かって努力していないときに、自分は努力しているかのように錯覚します。

3. 一貫性がない―何かを始めるものの難しくなったらやめる

一貫性のなさは、自己破壊がかぶる最もよくある仮面のひとつです。何かを始めたときに失敗が目に見えていて、途中で投げ出します。しかし、日々の実践で一貫性を持つよう自分をトレーニング出来ます。

自己破壊の手法は明白です。課題を終えなかったら、自分がうまくできたかどうかを評価する必要はありません。もしかしたら上手くできるかもしれませんが、どうやって成功を受け入れたらいいかも分かりません。自分にはその価値がないと思っている時、自己破壊は成功からもその人を「守って」しまいます。

4. 決断を下さない言い訳をする

決断を下すことで、その重要性には寄りますが、起こったことに対するある程度の責任が生まれます。自己破壊は、スタンスを取ることを拒否することで責任を認めることから「守って」くれます。

決断を避けることも、自己破壊がかぶるマスクです。自分の人生のコントロールを取ること、自分の声を使うこと、自分の決断をはっきりと述べることを回避します。自分の人生の中で観客的な立場をとるように強いることでもあります。これによって、自分は十分ではないという考えが強化されます。

迷路
自己破壊の原因とは?

回避性パーソナリティ障害

逆境に直面した時、人間には3つの選択肢があります。対峙、回避、先延ばしです。別の言葉で言えば、解決策を見つけるか(対峙)、自分には影響ないと思い込んでそっぽを向くか(回避)、時間の区切りもなく何が起こるか待ち続けるか(先延ばし)です。

解決策を見つけようという時は、行動する前に考えることは重要ですが、すべての行動を無制限に先延ばしすることで自尊心を下げてしまう習慣になります。

思春期に回避を習慣にしてしまうと、新しい能力を育てる状況をうまく利用する機会を逃します。難しい状況を避けたり、成長のための機会をやり過ごしていたら、回避性パーソナリティ障害を発症してしまうかもしれません。

回避性パーソナリティ障害は、自己破壊と直接関連しています。患者は自分は何かできる人ではないと思い込みます。適切なスキルは持っていないかもしれませんが、その状況でその人が成長できないということではありません。

回避性パーソナリティ障害の人は、挑戦を乗り越えることができないと感じます。しかし、それこそが一番の制限です。間違いは、スキル不足と無能を一緒にしてしまうことです。

自分の能力を疑わせるようなものを避けることをやめなくてはいけません。人として成長することを自分に許すべきです。覚えておいてください。挑戦しなければ成長はありません。

低い自尊心

自分の資質を低く見ている時、自分のことを愛せていません。自分のことを愛せないと、自分の能力を信じなくなります。だから、自己破壊と低い自尊心は関係しているのです。

自尊心が低い人は、成長してコンフォートゾーンから出る機会を自分に与えません。こころから自分には機会を得る価値がないと思っているからです。その課題に見合う力がない、目標を達成する価値がないと思い込みます。

「自分に課すべき課題は、安心感を得ることではなく、不安に耐えることだ。」

-エーリヒ・フロム-

過保護な家族環境

過保護な家庭環境で育つことで、自分自身や自分の能力に関して2つのメッセージが染み込みます。1つ目は、家族が愛して守ってくれるから一人ではないということです。2つ目は、自分一人では何もできないし、強くもないから、自分は家族に守ってもらったり手伝ってもらったりする必要があるということです。

保護者が過保護な時、2つのメッセージが絡み合います。2つ目のメッセージによって、自己破壊が起こります。過保護な家族は、満足して安心できるために、お互いに依存するようになるのです。

大人になって独立すると、防衛メカニズムとして自己破壊を始めます。親からの保護が減るほど、より自己破壊にはしります。

自己破壊の影響

自己破壊は、悪循環を生み出します。もし何かを達成するチャンスを自分に与えなかったら、自分に挑戦できません。だから成長できないのです。

その悪循環は続きます。新しいスキルを身につけたり、すでに持っているスキルを磨く機会を失うことになります。何もできない、したくない、上手にできないと思い続けます。

多くの人は、自分自身の中に小さな自己破壊要素を持っています。でもそれと上手く生きていく方法を考えなくてはいけません。自己破壊は、あなたは目標を達成することができないと常に耳元でささやいてきます。自分の疑い、快適で心地よい領域の中に留まるように仕向けます。

吸い込まれないようにしつつ、その疑いに耳を傾ける方法を学ぶことが重要です。もちろんかなりの忍耐が必要ではあります。

カギ

このような理由から、自己破壊は不確定さの感覚を生み出します。自己永続的であるために、これを見極めて悪循環をできるだけ早く断ち切ることが重要です。

自己破壊を乗り越えるには、自尊心を高め、自分の強さを認め培い、弱さを認識して改善しなくてはいけません。 そして重要なのは、自分にチャンスを与えることです。