感情を伝えないのが流行り?
自分の望むことを表わさないのが主流なようです。拒否される恐怖に自分をさらしません。相手が先に気持ちを言ってくれて、「私も」と答えるだけで良い瞬間を待ちます。自分の横に誰がいるかなんて気にしていないかのようにふるまいます。 感じていることを言わないのがかっこいいかのようにです。
自分の魂を見せて、自分が本当はどんな人か明かすことは怖いことかもしれません。自分の恐怖をさらけ出して、魂に触れることにおびえます。それは自分が落ちて誰かにつかまえてもらうことを許す行為だからです。聞きたくないことに囲まれて表を歩くことにもおびえ、貝殻の中で自分を守ろうとします。
愛してる、と言わないことがオシャレであるかのようです。今日は何回愛してると口にしましたか?本当に愛している人はどれくらいいますか?今日「愛してる」といった回数よりきっと多いはずです。感じていることを口にしないことで、自分を守れるというようなことはありません。ただ口を覆って自分の感情を押し殺しているだけです。
感じていることを口に出さないのは良い傾向とは言えません。愛している人から自分を遠ざけ、愛しているものを表現することを阻害します。これは決して廃れるべきではないことです。
感情を口にする恐怖
自分を表現する恐怖、深い感情を開放する恐怖は、防衛メカニズムです。失望、捨てられたという感情、無防備な感覚から自分を守る方法として行います。交際を始めたばかりで、愛が一生続くことを願いながら幸せを感じる時は、「愛してる」と口にします。与えてくれる愛に感謝するかのようにです。しかし、相手はもう分かっているだろうと思って、愛してるという言葉を言わなくなることがあります。でも、思っていることを口にしたって減るもんじゃないですよ?
口にしないことは自分の中に溜まっていき、硬い結び目を作って時に痛みを伴います。口にしないことはしつこくつきまとう重荷となります。そして、自分自身を檻に閉じ込めるようになります。そうすることで、愛する人から自分を遠ざけ、自分の感情とのつながりが断たれます。
こんな悪しき流行りは廃らせるべきです。愛情を表現しない習慣を断ち切って、言葉に表さなくて通じると思うような関係を変えましょう。口に出して愛を証明して、自分の内面や魂をさらけ出しましょう。鎧を取り去ってください。防衛しようとせずに自分をオープンにして、内面をさらけ出しましょう。
明日では遅すぎるかも
愛していると伝えるのを待つ必要がありますか?とりあえず飛び込んでどうなるか見てみる前に、なぜ待つのですか?拒否されることは、起こったことに対する疑念を持ち続けるよりは健全です。感情を見せることで自分が悪くなったり、弱くなったり、無知になったりなるなんてことはありません。むしろ逆です。感情を表現することで自由に誠実になります。自分という人間を表現して、他人に自分の核をさらけ出すからです。
明日に先延ばしすることや時間がたつのを待つのはやめましょう。口にしましょう。こころが感じることを表現して、こころに留めていることをさらけ出してください。感じていることを言わない「流行り」は終わらせようと思えば終わらせられます。
感じていることを口にして、自分の言ったことを感じてください。そのつながりは2方向的な意味があります。自分をさらけ出して、自分を解放してください。自分を消耗し自由になりたいともがくその感情を手放しましょう。感じていることを口すると、穏やかな気持ちになるはずです。それは恐怖に打ち勝ったということだからです。自分らしく、感情を許したということです…