感情的に余裕がない人:親密さ回避の専門家

· 2018年8月22日

感情的無知は、人間関係において大きな障害となります。感情に接続する能力がないために、強く健全で長続きする人間関係が築けません。自分ともつながりを持つことができないのも深刻です。しかし最大の困難は、そういった感情的に余裕がない人に対峙していくことです。こころの周りに壁を築いて、自分がもろいと感じることを避けようとする人たちです。

感情的に成熟しておらず、愛ですら大きな脅威になりえます。交際を全くしないということではないものの、相手を捨てたり、感情が募ってくると自分をシャットダウンしてしまう傾向にあります。背中にいつも甲羅を背負っていて、必要な時の避難所として活用しているかのようです。特に、感情的な親密性を感じるときです。

 

感情的に余裕のない人は、他人との親密な関係を避けるため距離を作り出したり、壁を打ち立てたりするのが得意です。たいていの場合は、無意識のうちに行っています。その為、この状態から抜け出すことは簡単ではありません。

感情的に余裕がない人とは?

感情的に余裕がない人は、普通の人と同じように見えます。自分の好み、情熱、仕事、歴史、悪いところも良いところもあります。しかし、こういった人は自分の感情を特定しコントロールする能力を持ちません。自分がどう感じているか確認したり、自分の不満を聞くことをやめてしまったからでしょう。

夕日

感情的に冷たい人たちで、ちょっとした苦しみに直面しただけで逃げ出そうとします。自己欺瞞のプロで不快感からの逃亡者です。ポジティブすぎる感情に直面した際も同じようなことが起こります。ネガティブなことよりは喜んで受け入れるかもしれませんが、大きな恐怖も生み出します。特に、その感情に他人が関わる場合です。

自分の人間関係に大きな距離を置くことで、自分の周りで起こっていることにあまり興味を示さず冷たい人のように思われます。自分が弱いと感じるのを避けようとするがために、親密な関係を構築することが困難です。感情的な冷たさは、防衛メカニズムです。過去の痛みから自分を守る方法を学んでしまっているのです。

また、人の周りにいることが苛立たしく複雑に感じられます。特に、感情的な親密性が不可能なため恋愛関係に問題を起こします。さらに、痛み、悲しみ、失望に直面した時、動揺したり、いっぱいいっぱいになったり、逃げ出したくなります。

すでにお話ししたように、感情的な余裕のなさは無意識である傾向にあります。ただ、こういった人は心理的エネルギーを自分の感情と対峙することを避けるために利用します。しかし、感情的な無知に対して行動を起こすには、何が起こっているのか意識する必要があります。問題は、彼らの防衛メカニズムが自動化されており、自分の弱さを意識しないためにかなり激しく戦っている可能性があるということです。

このサイクルに終止符を打つためにできること

この強烈な感情的閉鎖に光を当てることは可能でしょうか?答えはイエスです。もちろん簡単ではありません。すべては、その人の困難の認識や目指す変化の度合いに寄ります。

第一歩は気づきです。自分を意識して、感情的世界が与えてくれるすべてを感じてみてください。前に進んでください。こうすることで、自分や他人の痛みや恐怖が正直に現れるようになります。もちろんかなりの努力は必要です。

「子ども時代の落とし穴のひとつは、感じているものを理解できないことです。精神がそれを理解できるようになるころには、こころの傷はすでにかなり深いものになってしまっています。」

-カルロス・ルイス・サフォン-

穴あき

感情的レベルでの初めての交流ができたら、感情を特定することができるようになります。次のステップは、異なる状況においてどう反応するかを選ぶ能力です。感情の自動操作をやめてください。これは感情的余裕のなさの最大の味方と言っても過言ではありません。

感情的に余裕のない人の周りにいる人が助けを差し伸べ、理解を示してあげることが重要です。また、何が彼らをとどまらせているのか、理由を理解することも大切です(心理学博士のガブリエラ・コーチ談)。

さらにこのような状況では、対処するべき未解決の問題を抱えているかもしれないため、その人を責めることは意味がありません。

交際を終わらせることで問題が解決する場合もあります。わたしたちは相手に変わるよう強制することはできないからです。その人でない別の人になるように強制することもできません。片方が交際関係に不満なら、終わらせなくてはいけません。ますます維持が困難になるような恋愛関係に陥ることを避けるためでもあります。

「話しなさい。私があなたを知れるように。」

-ソクラテス-