大人だけではない…危険な子供達
子供は普通、家では反抗し、言う事を聞かなかったり、ルールを守らないものです。そして、時に子供は親にとって非常に深刻な問題を引き起こします。親は子供達の行動に圧倒され、激しくなってしまうのです。親子の関係が悪化している時は、子供が危険な存在になっているケースがあるのです。
このケースでは、家が不快な環境となり、親は家の前まで帰って来た時から、緊張を感じるようになります。家の中に言う事を聞かない、けれど自分達の助けが必要な暴君が待っていると知っているからです。子供は自分達の思うままになるよう両親へ挑戦します。そして、親が子供達をコントロールしようとするほど、子供は防御的になってしまうのです。
「制限の無いこどもは、暴君と化す。」
危険な子供に気づく方法
大事なのは、危険な子供と、年相応な行動を取ったり一般的な反抗的態度を取る子供達を混同しないことです。いくつかの行動には、早めに芽を摘まなければいけない危険なものもありますが、結局は、制限を設けることで子供が凶暴になることを防ぎます。ここでは、柔軟でありながら、厳しい部分は厳しい制限を設ける事が大事になります。
親がしっかり線を引かなければいけないのは、子供の反抗についてです。子供達が親に向かって反抗し、攻撃的で敵対的関係に巻き込んでくる時には注意が必要です。決まりを守らなかったり、お仕置きに反対したり、家事をやらないなどの行動は注意すべきサインです。
また、子供が両親以外の誰かに物事を求めるようになるのも危険なサインです。テレビを見る事や、好きなものばかりを食べる事を禁止した際に、怒り散らすような事があれば、早めに芽を摘んでおかなければいけません。その他の無視してはいけないサインとして、好き嫌い、他人に対しての共感の欠如、ストレスなどへの低い耐久性、そして自分達の思うままに他人を操作しようとする傾向があります。
「あなたが、子供に何かをさせる為にワイロを支払う事は、甘やかしているという事です。」
危険な子供を作り出す原因は、不十分な教育です。彼らはちやほやされ、甘やかされているのです。危険な子供に制限は無く、彼らの年齢などに関係なく、親は彼らを脅かすも、最終的には許してしまうのです。いつも親が権力を行使しようとすると、子供は自立や自由の為に立ち向かってきます。このような緊張した状況は、多くの親が失敗してしまう原因です。そして無理だ、と諦めてしまうと、これはただの難しい問題から非常に複雑なものになっていきます。1キロが1トン重荷になってしまうようなものです。
原因の多くは親によるもの
厳しく聞こえるかもしれませんが、危険な子供を生み出している原因になっているのは、多くの場合親です。彼らを甘やかす、過保護になる、制限を設けることを避ける、子供の「友達」になろうとする、充実した時間を築けられないなどの要因が、このような結果にしているのです。
しかし、この問題にも解決策はあります。これまで以上に複雑になってしまいますが、さらなる知識を集める事や、専門家に助けを求める事が解決への近道です。専門家は、親に新たな制限を設ける事や、しつけに対する戦略などのアドバイスをしてくれます。制限は具体的な状況に適切に合わせて、子供の成熟度や特定の行動を考慮した上で設けなければいけません。
こういった方法をとると、親は無視のされない、明確で一貫性のある制限を設けれるようになります。ご褒美を与えずにルールを守るように努力してもらう事が大事になります。そのために、社会的認知を利用しポジティブな行動が起こせるように促しましょう。
褒美があるようなしつけをしていると、子供は新たな操作的行動を覚えてしまいます。このケースでは、子供は報われるような約束などが無いとルールを守らなくなってしまうのです。やる気を高めてくれるようなものが毎回存在するわけではない、と子供たちに学ばせなければいけません。良い行動についてくる恩恵は、その行動を取る事にあります。それは、誰かを助けた時に自分に自信を感じさせてくれるような事で、このような気持ちは言葉では説明しにくいのです。一番良いのはやはり、子供達に経験してもらうことなのです。
このような行動を見せる子供達との、ポジティブで発達したコミュニーケーションに目を向けるのは、疑いなく不可欠です。良いコミュニケーションは、子供が見せる態度の本当の原因を理解する手助けをしてくれます。もしかすると、彼らは寂しくて傷ついているのかもしれません。そして、その報いとして行動を起こしているのかもしれません。もっとコミュニケーションを取り、子供への理解を深めましょう。理解するのと寛大になるのは違う事なのです。
「私は悪くない。私の悪い行動の下には必要性があるのがみえるでしょう。」-匿名-
危険な子供に対処する際に最も大事な事は、自身の制御を失わないことです。親はいつも子供の何かを見落としているのではないかと心配になったり、責任に追われています。子供は愛情、関心、充実した時間が欲しくて泣いてしまいます。彼らが注目を引く為に悪い態度をとった場合、あなたならどうしますか?もっと厳しい言葉でしつけや罰を与えますか?彼らの思うままを許し、さらに強烈な行動を助長しますか?
私達は子育てという厳しい(そして魅力的な)挑戦から逃げてはいけません。愛と忍耐を持ち、子供の強力な力に影響する有害なものを取り除ける立場にいます。子供は欲しがるでしょう。しかし、私達が仕事で疲れていても、彼らの怒りを避けたくても、子供を我慢させる必要があります。子供が10代に成長した際に、どのような内容の言い合いになるかを左右するのは、このような戦いの結果です。