自分のこころの支配者は自分自身

自分のこころの支配者は自分自身
Sergio De Dios González

によってレビューと承認されています。 心理学者 Sergio De Dios González.

によって書かれた Valeria Sabater

最後の更新: 22 12月, 2022

あなたのこころには所有者がいるべきではありません。貸しに出された土地ではありません。あなたのこころはあなたのものです。支配者は一人、つまり自分自身です。こころのお陰で自治権を得ます。自尊心のために十分な自己愛と酸素を生み出します。これによって、制限なく求めることができます。自分の道の支配者、尊厳ある人生の建築家になれます。

この個人的な自治に至ることは、簡単ではありません。重要な人間関係に親密的な感情を込めると特に難しくなります。恋愛関係の昔ながらの伝統的な構造を見てみたら、自治やプライバシーは相容れないものとされていることがわかると思います。

「恩知らずは寛大な心を閉ざすことはできない。無関心はこころを引き裂くことはできない。」
-レフ・トルストイ-

自分の運命に影響を与える

運命や道を辿るとき、影響から完全に逃れられる人はいません。わたしたちは、何らかの社会的・文化的・イデオロギー的な規範に影響を受けています。これらの影響に挑戦し理解することは、必ずしもいいことではありません。

自分の基礎と一体になるためにはかなり努力が必要です。自分自身に対する本当のコミットメントです。自分が何を求め何を求めていないかを決める自治と能力は、心理的な健康における基本的な原理です。感情とアイデンティティーが一緒になる比喩的な次元として理解されているあなたのこころは、常に成長し続ける宇宙です

自分のこころの成長を許しましょう。マスターは自分です。しかし同時に、あなたのこころは誠実に側にいてくれる人たちと繋がるために謙虚で敏感でいなければなりません。魔法はバランスの中にあります。

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毎日の小さな決断で失う自治

パートナーがするように言ったからといって、自分の仕事のプロジェクトを諦めるのはやめましょう。親が交際を認めてくれなかったからといって、好きな人と別れるのはやめましょう。友達がいつも違うプランを提案するからといって、自分の趣味を諦めてはいけません。誰も自分のゴールを支援してくれないからといって、すぐ目標を諦めるのもダメです。

これらは、あなたの尊厳、自尊心、アイデンティティーを脅かす一般的な例です。よく考えてみてください。このタイプの妨害は周りの人からだけ起こるのではありません。多くの場合、自分自身が原因です。

他人のせいにしない

あなたをコントロールしようという目的で手綱を取って柵を仕掛けた人だけを責めてはいけません。そのような投獄と違反に屈したのは自分自身であると理解し、その責任の一端を負うべきです。

しかし、自分の人生のハンドルを他の人に渡してしまった人は、それをある日突然行ったわけではないということも覚えておきましょう。自主的なネグレクトは日々の積み重ねです。お風呂に入ること、身なりを整えること、髪をとかすこと、爪切りすることをやめてしまった人を思い浮かべてください。これは、わたしたちが後回しにしたり簡単に他人に受け渡してしまう心理的な衛生の一部であり、感情的健康の基本です。それは間違っています。

じょうろ

自分自身の尊厳は、他人の手に触れられるべきではありません。自己中心的な種をあなたのこころに植えたり、価値観に合わないゴールを設定しようとすることは、誰にもできません(そうするべきでもありません)。さらに、わたしたちのアイデンティティーをボイコットするその手が、恋愛のパートナーの手だろうが、親の手だろうが、親友の手だろうが関係ありません。

プライベートで誰も踏み込むことができないテリトリーは存在します。自分の存在に関わる部分をケアすることは、自分にとって重要なことです。これは、いかなる時もネグレクトされるべきでない日々の衛生ケアです。

息を吸って、10秒数えて、こころの自治を回復する

ペンシルバニア大学のCarol D. Ryff博士は、ポジティブ心理の権威です。 1989年から1998年の間に、「心理的健康」の興味深いモデルを確立しました。今日までこのモデルは、自己成長において最も実りのある貢献のひとつです。上記でお話ししたような健康の原理を説いています。

「こころで見たときのみ、物事が正しく見える。大事なことは裸眼では見えないものだ。」
– アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ-

自分自身の感情的・心理的自治を育てるためにその主要ポイントを考えるべきです。

目を閉じる女性

実践すべき心理的健康のモデル

Ryff博士の最も面白いアプローチのひとつは、神経科学にあります。自分の価値観に反することが起こるとき、誰かが意見を押し付けてきたり、自分のしたくないことをするよう強制してきたとき、 大脳辺縁系が即座に反応します

感情に関するその脳の構造は、アラームの声のようです。「気を付けて、何かがおかしいよ」とささやきかけるこころのサイレンです。すぐさま、ストレスとコルチゾールがあわられて、血中に流れ込みます。このようなケースにおいて理想的なことは、その感覚に気づき10秒数えることです。そうしたら、自分の本当のニーズに沿って行動します。

簡単ではないことはわかっています。しかし、少しずつならこれらの心理的原理を人生に実践していくことで実現することができます。

  • 毎日自己受容 を実践する。
  • ポジティブで実りの多い関係を他人と築くことを最優先する。友情やロマンチックな関係などの特定の関係が自分の原理と会わないときは、変化を起こすことを考える。
  • 自分の人生におけるはっきりとした客観的な目的を持つ。その為には戦う。
  • 自分の自己成長に投資する。常に行うこと。
  • 自分の現実に適切なコントロールを持つ。指示し、導き、決定し、開始し、終了し、区切りをつけるのは自分自身。自分自身が自分の決断の責任者。

最後に、このような方法は一夜にして達成されるものではありません。意志、勇気、忍耐が必要です。しかし、ブロックされているように感じたり、自分の自治を失っているように感じたりしたら、改善しなくてはいけません。深く息を吸って、10数えて、行動を起こしてください。こころのなかでルールを作るのは自分自身です。


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。