ストレスホルモン、コルチゾール

· 2018年6月11日

コルチゾールは脳内の神経伝達物質として作用するホルモンです。私たちの体において緊張状態の中でこのストレスホルモンは作られます。このホルモンの放出は、ストレスの多い状況、および血液中のグルココルチコイドレベルの低下に反応して視床下部で制御されています。

ストレスは身体的な緊張を生み出す感情です。それは、私たちに不満や怒り、緊張を感じさせるあらゆる状況や考えから来ている可能性があります。実際、少しのストレスは危険を回避するのに役立ちます。しかし、ストレスが一時的な感情から、いつも繰り返される感情に変化すると、健康を損なう可能性があります。

思考、信念、感情を通して、私たちはコルチゾールのレベルを調整しています。さらに科学的な証拠によれば、私たちの思考を特定の方法で修正することによって、脳細胞の生化学的活動を修正しています。

ユーモアのセンスがない、常にイライラしている、頻繁に怒るなどは、コルチゾールレベルが高くなっていることを示している可能性があります。その他には、特別な理由もなく常に疲れている、食欲減退や過食などが挙げられます。

コルチゾールの化学式(白背景)

ストレスと不眠症ホルモン

私たちがストレスと感じる状況は、コルチゾールレベルを増加させ、睡眠の質および睡眠時間を損なう可能性があります。しかし、コルチゾールは、今まで否定的に述べてきましたが、日中に私たちを目覚めさせて活発にしておくために一定のレベルで存在していて、夜になると下がります。

コルチゾールレベルも1日を通して変化します。たとえば、朝の方が活発になる人もいれば、昼まで1日がスタートしない人もいます。時間が進むにつれて徐々に下がり、眠りにつく時が来ると最低レベルに達するのが通常です。しかし、夜間にコルチゾール濃度が低下しない場合、ストレス応答が有効なままであるため、眠りにつきにくくなります。

コルチゾールは、私たちが脅威だと認識する問題に直面するたびに上昇することで、私たちの肉体的、精神的健康面で重要な役割を果たします。私たちのコルチゾールレベルが良ければ、私たちは精神的に強く、明確でモチベーションが高まります。しかしもしそれが低いと、私たちは混乱し、無力感に溢れ、疲れてしまいがちです。

頭を抱える男性

ストレスを調節することは重要であり、そして簡単ではありません。健康な体では、ストレス反応が起こった後に体を緩める反応へと移行します。一方で、ストレスに対する反応があまりにも頻繁に起こると、シャットダウンがより困難になるため、不均衡が起こりやすくなります。一方、ストレスが持続し、来るべき弛緩が起こらない場合、我々は病気になります。

あなたに時間がないその時が、リラックスするタイミングです。

Sydney J. Harris

ストレスは病気

ストレスはあなたの体が問題を解決しようとする方法ですが、その状況が何度も繰り返されると、糖尿病、うつ病、インスリン抵抗性、高血圧、および他の自己免疫疾患のような病気を引き起こす可能性があります。ストレスに対する私たちの身体の反応は、保護的で適応性があります。しかし慢性ストレスに対する反応は、生物学的不均衡を生み出し、私たちの免疫システムを弱めてしまいます。

研究では、慢性ストレスまたは非常に強いストレスが身体化に繋がる1つの要因であることを示しています。それは変化に上手く適応できない結果です。心身症には、ストレスによってもたらされる、引き起こされる、または悪化させられるものがたくさんあります。

肩を揉んでいる女性の後ろ姿

急性ストレスが持続すると、潰瘍が消化器系の様々な部分で形成され、心血管の問題が生じる可能性があります。実際、危険因子が高い人では、心臓発作を引き起こす可能性があります。さらに、これらの病気は静かに広がる傾向があり、その人それぞれの特定の特性に応じて身体の様々な場所、および異なる領域で身体化を引き起こす傾向があります。

健康がなければ、人生は人生ではありえない。それは疲労と苦しみの状態に過ぎません。

-FrançoisRabelais-

ソーシャルサポートはコルチゾールレベルを低下させる

社会的支援とオキシトシンは私たちの体内で相互作用し、社会心理的ストレスがもたらす主観的反応を抑えます。したがって、家族や友人からの支援は、上記のようなストレスに関連する病気から身を守る最も強力な方法の1つです。

事実、マーカス・ヘインリッチが率いるドイツのフライブルク大学での生物心理学研究では、人は、オキシトシンがストレスのコントロールとストレス軽減効果の両方において重要な役割を果たすことを初めて示しました。オキシトシンはまた、社会的行動(ストレス調節因子)において重要な役割を担っています。

女子旅

血中コルチゾール濃度をコントロールすることは難しいですが、私たちが直接コントロールしやすい要素があります。良い社会支援ネットワーク(あなたが信じ頼れると感じている人、逆にあなたを信じ頼ることができる人)や、アルコールやタバコなどの特定の物質の消費を減らすことです。これは間接的にコルチゾールレベルを上げることができます。

カロリー摂取量の減少はコルチゾールレベルを上昇させることができるので、健康的なバランスの取れた食事療法もコルチゾールレベルを調節するのに役立ちます。 さらに、オハイオ州立大学の研究では、リラクゼーションと瞑想練習を日々の生活に加えることで、慢性的なストレスのリスクが軽減されると結論付けました。

この研究によれば、瞑想している人とそうでない人の違いは、「瞑想的な心」の時に思考が生じた場合、その思考は目撃者であるということです。 そうでなければ、思考が支配者となってしまいます。

一緒に解決できない問題はありません。そして自分だけで解決できる問題はほとんどありません

-Lyndon Baines Johnson-

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