周りに人がいるのに感じる孤独
あなたに何人知り合いがいるか、ソーシャルメディア上の友達が何人いるかは関係ありません。本当に大切なことは、あなたの周りの人があなたにとってどんな意味があるかということです。あなたの周りの人は、あなたにとってどんな価値がありますか?その数は関係ありません。なぜなら、人々に囲まれているとしても孤独を感じることもあるからです。
あなたは、どんなに厚着をしてもあたたかくないと感じたことはありますか?あなたの周りに人がいるのにも関わらず、人との接触が足りていないと感じたことは?
また、孤独を感じ、誰も自分を助けられないと思ったことはありますか?この空虚な感情は、外部からそれを埋めようとしている限りなくなりません。これは内部の問題で、他のことに目を向ける前に解決しなければならないものです。
孤独とは、自分自身と時間を過ごせるチャンスです。孤独は、あなたに自分自身としっかり対話させてくれます。こういった瞬間に、あなたは自分自身をよりよく知ることができ、自分は何が欲しくて、どこへ向かっているのかを理解することができます。一人の時、あなたは自分自身と一緒にいられるという喜びを持っているのです。
「一緒に孤独になれる人物が好きでないなら孤独にはなれない。」
―ウェイン・ダイアー―
自分と一緒にいることが好きなら、孤独を感じることはありません。自分一人でいることで穏やかな気持ちになれるなら、孤独を感じないでしょう。実際、そうして始めて外を見ることができるのです。あなたの内側がうるさくて混乱していたら、どうやって外の音楽を聴くことができるでしょうか?
あなたの周りにあるものの価値
あなたが誰か一緒にいる人を探しているなら、数を優先するのは間違っています。そのカギは質です。あなたに何も与えてくれないなら、そこに何人の人がいるかは問題ではありません。時間を有効に使えないなら、どれだけの時間を一緒に過ごしたかも関係ありません。
自分一人でも他の人と一緒でも、あなたが幸せを感じられないなら、どうしても孤独を感じてしまうでしょう。同じ話を何回繰り返しても、誰もあなたのことを理解してくれないといつも感じるでしょう。
そしてあなた自身が自分に価値を置いていなければ、あなたはいつも誰も自分と一緒には時間を過ごしたくないと思ってしまうでしょう。結局、あなたがまず自分と時間を過ごして初めて、時間は価値のあるものになるのです。
まずは一人でいることに取り組みましょう。独りぼっちになるのではなく、あなた自身と一緒にいるのです。あなただけが、いつもあなたの傍にいてくれる人なのですから、自分を愛してあげなければなりません。一人の時間を、自分がどのように感じているかを理解する時間にしましょう。自分と対話をし、自分と和解することがあなたの外部的な目標に役立つということを覚えておきましょう。
「ある日、孤独が私をぎゅっと抱きしめくれ、私はそれに対する愛情を感じ始めた。私は子どものように泣き、何千という物語を孤独に語った。昔からの友人のように長い時間話した後、さよならを言ってそれぞれの道へ分かれた。でも今もときどき会っていて、私は孤独に会うのがいつも嬉しい。孤独はいつも変わらない。いつでも正直で、賢く、知的なのだ。」
―ケルビン・トーレス―
一人でいることに意味を与えましょう
あなたが空虚感や自分への不満を感じているなら、こういった感情があなたの最悪の敵になるかもしれません。それはまるで、あなたが背景の音で問題をカバーしようとしている一方で、常に解決法を要求してどなってくる声のようなものです。しかし本当の解決法は、外界から自分を切り離し、自分の内側とつながることなのです。
自分との健全な関係を目指しましょう。それも質の高いものを。自分の声に耳を傾け、自分を甘やかしてあげる方法を知りましょう。自分のケアをし、あなたが自分自身と、落ち着いた静寂の中、一人で過ごした時間の価値を認めるのです。
あなたが自分と上手に一緒にいられれば、孤独を感じることもありませんし、あなた自身が完全ならば何かが欠けているという感覚も感じないでしょう。外の世界はあなたに満足感を加えてくれるようになるでしょう。それはあなたの内部の未解決の問題を覆うためのバンドエイドとは違います。
これまでにないくらい自分のことを愛してあげましょう。自分としっかり和解できていると感じると、一日に最低でも少しの間は一人になりたいと思うようになるでしょう。他の誰もできないような方法で、自分自身の声に耳を傾けましょう。あなたがぜひ欲しいと思うような自分の親友になりましょう。心の中の空虚感を一度満たせば、他の人が与えてくれるものを楽しめるようになります。