交際関係にあっても自立性を保つための5つのカギ
カップルとしての生活には、ほとんどの時間を相手と過ごすことが必要だ、と考える人も中にはいます。しかし、実際には、交際関係にはもっと様々な形があるのです。時には、深く、愛情の強い結びつきを手に入れるカギは互いに自立性を保つことでもあります。
他人に依存した生活は、非常に有害なものにもなり得ます。このような振る舞いは、次第にその人を飽和状態に感じさせ、溺れて息ができないような感覚にさせてしまいます。だからと言って、恋人と頻繁に会うことが悪いと言っているわけではありません。しかし、交際中であっても自立性を保つことにより、一人の時間も楽しむことができるのです。これは誰にとっても大切な時間です。私たちには、物事について深く考えるための余裕や、心身ともに平穏を感じることが必要なのです。
また一方で、恋人との関係に支障をきたさないように自らのエゴをコントロールすることも重要です。例えば、自分の野心や願望を相手のものよりも優先してしまうのはやめましょう。しかし、これはほとんどの時間を恋人とともに過ごしている場合にはさらに困難になります。なぜなら、相手の好む活動に自分も参加せねばならない、と強制されているような感覚になってしまう場合があるためです。
交際中であっても自立性を保つことの重要さ
交際中の自立性の欠如はしばしば、過度な依存状態と相互に関わりあっています。一定のレベルの自立性を育み、維持する方法がわかっていない場合、恋人が関わっていない活動は何一つ参加できないような状態にまで陥ってしまう恐れがあります。その結果、危険なコンフォートゾーンに深く沈み込んでしまう羽目になるのです。
ここで、個人的に成長し、相手との関係を大切にするためには、自分自身に捧げる時間を設けることも重要です。気の合う仲間たちに連絡を取り、楽しく過ごすことをためらわないでください。とはいえ、適切な度合いの自立性が保たれていることによってのみ、このようなことが可能になります。
まとめると、交際中でも自立性を保つことで、生活を楽しむことができるようになり、同時に恋人との時間を一分一秒余すことなく大切にできる、ということです。一方でまた、これは嫉妬心や独占欲を抑えるためにも役立つでしょう。
交際中であっても自立性を維持するための5つのカギ
1. 相手を受け入れてあげられるよう、自分自身のことも受け入れる
自分自身を愛し、評価できるようになるために、少し内省の時間を設けてやることが好ましいでしょう。信じ難いかもしれませんが、これは恋人を受け入れ、大切にするためにはとても重要なことなのです。さらに、これにより友人や家族とも健全な関係性を築いていくことができます。
そして、自分を他の人々とは違う存在足らしめている全ての要素について知ろうするべきでしょう。例えば、好みや、意見、情熱、趣味などです。自らのパーソナリティを定義づけるような全ての特性を評価することで、必ずしも全ての自分を取り巻くもの一つ一つに順応する必要などないのだ、ということを理解できるようになります。
2. パートナーと話し合う
個人的なスペースや自立の必要性についてパートナーと話し合うことも重要な側面の一つです。
そうすることで、少し互いに離れて時間を過ごすことは、実際には関係性に肯定的な影響をもたらしますし、決して悪いことではないのだ、という事実を相手に理解してもらうことができるのです。個人としての成長が、二人の関係を幸せなものにする上でも効果的であるということを教えてあげましょう。
3. 正直になる
前述の通り、相手と離れて時間を過ごすのは決して悪いことではありません。しかし、パートナーとは常に誠実なコミュニケーションを維持する必要があります。正直さが最善の策であることを忘れないでください。そうすれば、誤解や疑惑、あるいは嫉妬にまつわる問題さえも避けやすくなるはずです。
だからと言って、あらゆること全てを相手に説明すべきであるという意味ではありません。二人がどれほど親しい仲であろうとも、プライバシーは常に重要で、尊重されなければならないのです。しかし、大切なことを相手から隠したり、信頼を損ねかねないようなことを秘密にしておくのはやめたほうが良いでしょう。
4. 個人のスペースを保つ
二人の関係性のためにも、自分自身のためにも、個人的なスペースを大切にすることが大切です。散歩をしたり好きな映画を見たり、興味深い本を読んだりスポーツをしたり、自分が楽しめる活動を行うことは自尊心の向上につながるので、非常に重要であると言えるでしょう。これをしないと、ある種の気分の悪さを感じてしまうほどそういった活動を恋しく思い始めてしまいます。
さらに、こういった小さな喜びによって、自分自身を平穏に保つことができます。落ち着きと安らぎを感じることができ、自分は一人きりで何かをしているときにも幸せを感じることができるのだ、と気づくことができるでしょう。
5. 境界線を設ける
境界線を設けることで、個人的なスペースを守ることができます。そのためには、パートナーに対して自分が耐えることのできない限度や態度、行動などについて話しておくことが必要不可欠です。その代わりに、相手の好みや価値観、信念や感情も尊重してあげましょう。誰かと交際する際には、チームワークが全てです。敬意を持てば、相手からもそれが返って来るはずです。
お分かりのように、交際関係において自立性を維持することは非常に重要です。一人きりの時間を過ごすことにより、自らの感情や思考を把握することができ、人間として成長したり豊かな人間関係を育んでいけるようになるのです。
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