デミセクシャル:感情が願望を生み出すとき

· 2018年10月4日

デミセクシャルとは、性的指向の一つです。それは強い感情のつながりを感じた人にしか、性的な魅力を感じない人のことです。無性愛認知教育ネットワーク(AVEN)が、この言葉を2006年に作り出しました。デミセクシャルとは、性愛者と無性愛者の中間だと言うことができます。しかし、それはデミセクシャルの人が性的に不完全であるということではありません。性的な経験を楽しむために、ただ強い感情のつながりが必要なだけなのです。

性的魅力を感じるのに必要な感情の絆ができる前は、自分のことを無性愛者だとし、そのように振舞うという人もいます。また、デミセクシャルの人は特定の性別やタイプに魅力を感じるということもありません。どんな人間にも魅力を感じうるのです。これは一目ぼれといったような種類のものではありません。逆に、相手とつながり、その人自身に魅力を感じるようになるまで時間がかかるのです。

デミセクシャルはおそらく常に存在してきました。しかし最近まで、この性的指向に対する明確な定義がなかったのです。そのため、自分をデミセクシャルだとしている人が何人いるかを知るのは困難です。専門家は、これはとてもよくあることで、特に女性には多いとしています。

ソーシャルネットワークが、新しい語彙のパラダイム下で、ずっと存在してきた概念を顕在化しています。人間関係を定義づけるためのラベル探しは新しいことではありません。社会が構築してきた特定の偏見や先入観の中で機能することが、人間には必要なのです。

人間関係に名前を付けることで顕在化する

デミセクシャル:異なる欲求の仕方

愛と欲望は2つの違った概念です。欲しいものすべてを愛するわけでもなければ、愛するものすべてが欲しいわけでもありません。また、あなたが欲求する方法と愛する方法は個人的なものです。ですので、何が正しいということはありません。その人によって、違いがあったりなかったりするのです。

生化学者でありカップル間セラピーの専門家でもあるホリー・リッチモンドは、以下のように述べています。「デミセクシャルでない人は、誰かに出会った時、数秒である程度の身体的な魅力をたいていは形成します。

一方デミセクシャルの場合、第一印象ではどんな身体的魅力も感じません。それは本当にロマンチックな感情や愛、友情に関するものなのです。性的な魅力や欲求は二の次で、全く原動力ではありません。」言い換えれば、出会った瞬間に恋に落ちるようなハリウッドの映画とは全く異なると言うことです。

デミセクシャル:情熱のある愛

デミセクシャルは、情熱を伴う友情と定義づけることもできます。デミセクシャルの人が他の人よりも高いモラル意識を持っているということではありません。ただ最初の魅力が感情というだけなのです。

他の人と同様、相手に魅力を感じる過程は、身体的なものと心理的なものの両方です。デミセクシャルの人もセックスを楽しみますが、すでに感情の関係ができている人のみと行います。ぴったりのパートナーを見つけると、肉体関係は他のカップルと同じような頻度になります。

最後に、デミセクシャルは病気ではないということを理解することも大切です。人間の元来のセクシュアリティには当てはまらないのは事実ですが、デミセクシャルの人にも一緒にいたい人を自由に選ぶ権利があります。完璧な人を見つけたときにその人を愛するようになるのではなく、不完全な人を信じられるようになった時に愛するということなのです。

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