知っていましたか? 味を感じるのは舌ではなく脳!

大好きなものを食べている時、脳には何が起こっているのだろうと思ったことはありませんか? 今日は、味覚について知りましょう。
知っていましたか? 味を感じるのは舌ではなく脳!
Elena Sanz

によって書かれ、確認されています。 心理学者 Elena Sanz.

最後の更新: 21 12月, 2022

「あの人は舌が肥えている」-こんな表現を聞いたことがあるでしょう。実は、この表現は完全に正しいとは言えません。味を感じるのは舌ではなく、脳だからです。味覚に対する人類の理解は未だに限られていますが、様々な研究の結果から得られたデータから、次のような考え方をすることができまます。

食べることは、生きるために必要な基本的タスクです。ですが、不適切な食べ物を選ぶことで引き起こされる病気もたくさんあります。

味は、何をどのくらい食べるかに大いに関係しています。そのため、食品や味がどのように私たちの体に働くかを考えた上で食品を選ぶことで、防ぐことができる病気もあるでしょう。必要以上に食べすぎること、または全く食べないこと、質の悪い食品を選ぶことなどは避けなければなりません。

味 舌 脳

味は脳で感じる

食べ物はまず口に入ってきます。食べたものの味は、舌にある味蕾、口蓋、咽頭にインパクトを与えます。けれども、すぐにそのメッセージは脳の情報受容センターに運ばれます。そして、そこで受け取ったシグナルが読み取られるのです。

味を理解すること

まず最初に、感覚の情報は頭頂葉の中心後野に到達します。この部分は、感覚入力システムからの予測のほとんどが受け入れられる場所です。それだけでなく、このメッセージは脳の島皮質を活性化させます。これは私たちが食べたものの味を識別することに関わっています。

このことは、様々な味の食べ物を試したあるグループの人々を核磁気共鳴断層装置で分析した結果発見されました。この研究では、味蕾から到達したシグナルを脳の島が読み取り、それぞれの味に対してそれぞれ違った反応を示すことがわかりました。つまり、これは活性化された脳領域なのではなく、食べているものの味が何なのかを知らせる活性パターンなのです。

受け入れと拒否

しかし、その現象はもっと遠くまで到達します。食べた時の感覚によって送られた情報は、扁桃体にも到達します。この部分は側頭葉に位置し、その味が好ましいものかそうでないのかを識別します。つまり、その味を受け入れるかまたは拒否するのです。

同じ味でも、人によっては全く違う反応をするというのは、非常におもしろい事実です。例えば、チョコレートが好きだという人は多いと思いますが、中には大嫌いだという人もいるのです。この進化を遂げるには、扁桃体が重要な役割を果たしていると考えられています。

ですが、味覚や好みは変わります。訓練して好きになる味もありますし、大人になって好きになる味もあるでしょう。例えば、子どもの頃はコーヒーなんて苦くて飲めないと思っていたのに、大人になるとコーヒーの苦味がたまらなく好きになる人は多いでしょう。つまり、味に対する意見が劇的に変化するのです。

記憶

以前にある特定の味に出会ったとしたら、それを記憶する部分が脳にはあります。味覚の記憶を残しておく大脳辺縁系です。このシステムのおかげで、以前に食べたことがある味なのかどうかがわかります。そして、食べたことがあるなら、それがどうだったかを覚えているのです。

これは味を分類し、「自分の味覚」を教育するような方法です。例えば、ワインやオリーブオイルのテイスティング授業を受けるとします。いろいろな味に親しむに連れ、それぞれの違いがわかるようになるのです。

脳で味を感じるということを理解する意味

味覚がどのように機能するかについては、まだまだ学ぶべきことがたくさんあります。ですが、今日ご紹介したことは、味覚がどのように働くかを理解する上で役に立つのではないでしょうか。

私たちの脳は、様々な味の違いを分け、自分がその味に対してどのように反応するかを決定付けるのだということがわかりました。また、様々な味を区別し、脳に記憶させることができるということも学びました。そのため、食べたり飲んだりする時は、前意識を味に集中させることをお勧めします。

ある人にとっては美味しいと感じる食べ物なのに、まずいと感じる人もいる-それがどうしてなのかはまだ解明されていません。この点が解明されれば、今よりも多くの人がヘルシーな食生活を送ることが可能になるかもしれませんね。

 


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