女性を苦しめる3つの父権的信念

2017年9月11日 in 心理学 0 シェア済み
赤い女性の顔

父権制とは、「女性が受ける損害に対する不平等を引き起こす社会的制度、イデオロギー」として定義されます。この社会秩序とそれを支えている信念は、女性の性の癒しに影響を及ぼしているのではないでしょうか? 現代も続く父権制の影響に、肉体的に傷つけられているのではないでしょうか?

クリスチャン・ノースラップ博士は著書「女性の体、女性の知恵」の中で、目に見えなくても今なお続いている父権制を批判分析し、変えていかない限り、女性が完全に自立することなどあり得ないと言っています。

西洋文明はユダヤ・キリスト教の影響を受け、その思想にはあらゆる不条理があり、特に女性の体と性的関心(イブの体つきに表現されている)が人類の崩壊の原因となるという考え方があります。

また、ノースラップ氏は病気を患ったときですら女性は蔑まされているといいます。つまり、女性が病気にかかった時、女性の身体を冒涜する父権的な医療システムの中で治療を受けさせられているというのです。ノースラップ氏は著書の中で、女性が適切なケアを受けることを妨げる3つの父権的信念を挙げています。

第一の信念:病気は敵である

この考えは、特にネガティブな考えばかりが頭に浮かぶ時など、自分の体そのものを敵と見なすことに繋がります。このネガティブな考えは痛みを引き起こす原因となり、ポジティブな考えの源を打ち消してしまうのです。著者によると、我々の文化の中には、そのネガティブな考えと共に体を死なせてしまおうとする考えが内在しているそうです。

ですが、私たちの体には元々素晴らしい治癒力が存在します。エンドルフィンを分泌して気分を高揚させ、より活発で、エネルギーに満たされた状態にしてくれます。

顔を塗られた女性

第二の信念:医学は全能である

これは、これまで人々が洗脳され、信じ続けてきた「医者は神様」という考えがベースになっています。医者は私たちより体について知っており、彼らだけが治療することが出来るのだという考え方です。

そのため、女性には自分の体についての知識を集める才能があるという事実を忘れがちになるのです。医者の助けは必要かもしれませんが、女性の発言を全く聞かないような医者であれば、それも無益なものとなるでしょう。

第三の信念:女性の身体は奇形である

女性の体に対する父権的な誹謗は、それを目にした時に感じる恐れや、嫌悪感を感じるプロセスが基礎となっています。クリスチャン・ノースラップ氏は、全ての状況下で、なぜ、どのように体が反応するのかを完璧に説明づける科学研究は存在しない、と著書の中で語っています。

救急医のアリソン・マックグレイガー氏によると、米国におけるリコール対象となった薬の80%は、女性に対する副作用があったものでした。その理由とは、医療実験に使われる動物は全てオス、オスの細胞を使っているため、男性を対象とした医学研究の結果を元に薬などが出来上っているからです。

父権的信念が引き起こす感情の断絶

父権文化は、私たちの無意識のなかに既に存在しています。私たちの身に何が起きているのかを認識し感情的になるのをやめてしまうことで、体と心に深刻な影響を与えていることに気づいていないのです。父権社会ではまた、受け入れられているという感覚を打ち消す否定や過小評価によって、女性の感情が徐々に蝕まれています

色を塗った二人の女性の顔

多くの女性は感情を表現するのに勇気を必要としています。なぜなら真剣に受け取られなかったり、弱い人間に見られてしまうというリスクがあるからです。感情を抑え込むことは苦しいことで、その時間が長ければ長いほどその苦しみは増していくのです。

父権的信念とどうやって闘えばいいの?

人生の肯定的な変化、より良い健康への第一歩は、現状をしっかり認識して、それを完全に、感情的に、精神的に、そして身体的に感じることです。

苦しい感情を受け入れ解き放てば、自分の感覚としっかりと繋がることが出来るようになります。そうすることで、自分が本当に何を必要としているのかを発見するのです。

もっと言えば、この苦しみや不安感から自由になることで、体を癒すのに必要なエネルギーを回復させることが出来るのです。またこの父権的信念を他の物事や考えに置き換えることも大切です。例えば女性の身体は強く健康になるための優れた能力を持っている事などです。つまり、自分で自分を癒す力があるのです。

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