ケンカをしないためのアサーティブ・テクニック

28 2月, 2020
人と関わる時、アサーティブ・テクニックを使い、自己主張をすることで、相手の権利や相手への興味を守りつつ、ケンカを避けることができます。

コミュニケーションはいつも穏やかにいくとは限りません。勘違いや衝突が人との関係に影響し、フラストレーションの原因になります。そこで、「アサーティブ・テクニック」はシンプルな方法であなたの権利を守り、相手に悪い影響を与えることを避けるのに役立ちます。

アサーティブ・テクニックは訓練すれば自然とできるようになります。初めは何か装っているような気がするかもしれませんが、実践していくとそれはなくなっていくでしょう。

ケンカ アサーティブ・テクニック

 

アサーティブとは?

アサーティブとは、自分の願い、ニーズ、意見を、相手を傷つけたり攻撃せずに表現することを可能にするコミュニケーション法です。次のコミュニケーションの3つの基本を頭に入れておくと、理解しやすいでしょう。

  • 受動的:こういう態度では、自分の意見を表現したり自分の権利を守ることはできません。相手と向き合うことを恐れ、なんにでも同意してしまい反対しません。また、相手を喜ばせなければというニーズから、自分は操られているような、誤解されているような気分になります。
  • 攻撃的:自分が指揮を執るように、相手の観点に興味を示さないコミュニケーションの取り方です。自分の基準を人に押し付け、脅しや非難、怒りを使う傾向があります。
  • アサーティブ:相手の意見を尊重しつつ、自分の意見を示して反対することもできるため、これが一番です。自尊心の高い人は、このコミュニケーションスタイルを使う傾向があります。アサーティブ・コミュニケーションはそこにいる皆に満足をもたらします。

 

ケンカ解消のためのアサーティブ・テクニック

アサーティブであるということは抽象的な概念ではありません。人との関係の中で実践することができます。相手とケンカになりそうな時、次の基本的な流れを使うと良いでしょう。

  • まず、一般的事実ではなく、具体的な事実から始めます。例えば「最近、私と一緒にいてくれない」ではなく「ここ2週間で、2回しか会えてない」と言いましょう。
  • 相手を責めたり決めつけるのではなく、あなたがどう感じているかを表現します。「あなたは自己中」と言うより、「そんなことされると悲しくなる」と言った方が良いでしょう。
  • 具体的な提案をします。例えば「会う日を決めたい」と提案します。
  • 自分のスケジュールが、状況をどう変えることができるかを説明しましょう。例えば「こうしたら、一緒に過ごすことができて、ケンカも少なくなるんじゃない?」などです。

 

ブロークンレコード・テクニック

落ち着いた声で、何度も自分の主張を繰り返すテクニックです

「いつも、あなたのせいで遅れる」

「会議があったから、遅くなった」

「あなたはいつも同じ事を言う」

「また、会議があったから、遅くなった」

フォギング

相手に責められている時、また、相手の都合で相手があなたを操ろうとし、助言しようとする時に使えるテクニックです

相手の言っていることの一部を認めつつ、最終的な決断は自分でします

「最近私たちと一緒に遊びに行ってないよね。友達のことを大事にしてないんじゃない?」

「そうなんだ、新しい仕事のスケジュールが忙しくて時間がないから、一緒に遊ぶ時間がないんだよ。」

アサーティブ・テクニック

 

アサーティブ・アグリーメント・テクニック

言いがかりは認めず、自分の間違いを認めます。つまり、相手があなたに押し付ける責任は拒否し、自分のミスを認める方法です

「いつも散らかしっぱなし。人のことを考えてない」

「今日片付けなかったのは間違いないけど、それは急いで出かけたからで、いつもこうじゃない」

 

無視

これは、相手が怒り狂っている時に使えます。ケンカの理由を一旦無視します。

「あなたはすごく怒っていて、このままだとお互いを傷つけるかもしれない。少し落ち着いてから話そう

 

ここで紹介した方法は、日々の生活で、より主張的になるためのテクニックです。

カギとなるのは、落ち着いた声を保ち、常に平等に、そして尊敬の念を込めることです。自分の主張を守りつつ、ケンカが大きくなるのを防ぎます。訓練するうちに、アサーティブ・テクニックは良いコミュニケーションのための価値あるツールになっていくでしょう。

  • Caballo, V. E. (1983). Asertividad: definiciones y dimensiones. Estudios de psicología4(13), 51-62.
  • Mayer-Spiess, O. C. (1996). La asertividad: expresión de una sana autoestima. Desclée de Brouwer.